え、衝撃。今の10代、「卒業式に第2ボタンをもらう文化はない」人が約7割

出会いと別れの季節、3月。

卒業,卒業式

各地で高校の卒業式が行われ、そろそろ随時小中学校の卒業式も開催され始めることでしょう。
卒業式、といえば、さまざまな甘酸っぱい思い出がある方が多いはず。
そう、たとえば「好きな人の第2ボタンをもらっちゃった……」とか、そういうアレです。

でもその「卒業式の第2ボタン文化」、最近ではあまりなくなっている、って、ご存じですか?

 

現在高校生~大学生の10代の方376人に聞いたところ…

 

Q.「卒業式の第2ボタン文化」ありますか?


第二ボタン

 

ある 34%
聞いたことはあるけど、ない 53%
聞いたこともない 13%

 

「聞いたことはあるけど、ない」が過半数を占めました。

いや、それはいいのです。いいのですが、なんと「聞いたこともない」人が13%も……。卒業式の第2ボタン文化、着々と失われていっているんでしょうか……。

ちなみに20代前半に聞いてみると、「あった」という方が多く、ここ数年で何か変化が起きたことがうかがえます。

予想すると、単に「学ランなら心臓に近い位置に第2ボタンがあるので、一番大切な感じがあるけれど、どんどん制服がブレザーの学校が増えてきているので、なぜ第2ボタンなのか意味がわからない」という人が増えている気もします。
もしくは、LINEをはじめとしたSNSや連絡手段の進化により、そもそも、中学や高校を卒業したところで、あまり「別れ」を感じない人が増え、特に卒業式をそこまで「節目」と感じない……という方が増えているのではないでしょうか(あくまで予想です)。

どうせ何かをもらうなら、憧れの先輩や好きな人に第2ボタンをもらうより、LINEアカウントのIDをもらうほうがいい時代なのかもしれません。

さて、しかしそれではなんだか味気ないので、「第2ボタン文化」的なものがあった世代の女子に、卒業式の甘酸っぱいエピソードを調査してみました。

 

【あるある… 卒業式の甘酸っぱいエピソード】


「両片想い……という状況の人から、卒業式当日は第2ボタンをもらわなかったけど、あとから人づてにもらいました♡」

甘酸っぱい! これは甘酸っぱいです! でも、そのあとはいったい……どうなったんでしょうね?

 

「うちの学校はブレザーだったので、第2ボタンではなく校章をあげる文化がありました。私も先輩の校章をもらいましたし、自分の校章は欲しいと言ってくれた後輩にあげました(女の子ですが)」

ブレザーの中高で多かったのが、胸元にある「校章」をあげる、という文化でした。他にも「第2ボタン」ではないけれど、さまざまなものをあげたりもらったりする文化がそれぞれの学校によってあるようです。

 

「学年ごとにジャージの線の色が違ったので、特にバスケ部・バレー部あたりでジャージを憧れの先輩からもらう文化がありました。私はもらいませんでしたが、人気の先輩の名前が入ったジャージをもらって着ているクラスの子は、一目置かれていました」

あるある。ジャージの色で学年分けがされていて、自分の学年じゃない色のジャージを着ていると、たいてい先輩からもらったもの(たまに同じ学校に通っていた兄・姉からのおさがり)で、それを着ているとなんとなくイバれる文化、ありましたね……!

「クラスの超モテる男の子が、第2ボタンどころか、カフスボタン、ネクタイ、カバンと、ありとあらゆるものをいろんな女子に強奪されていた」

モテすぎてボタンが全部なくなる、はどの学年にもたいてい1人くらいいますが、ありとあらゆるものを全部持っていかれる、という人もいるようです。モテすぎるのもつらそう。

「好きな人に、卒業式に学校の裏で待ってるから、と言われたけれど、恥ずかしくて行けなかった。たぶん待ちぼうけさせてしまいました……そのあとは音沙汰なしです……」

ああ、甘酸っぱい! 好きなのになぜ行かなかったのか。行っていたらどうなっていたのか……でも、そこまで恋愛慣れしていない中高生時代だと、好きな男の子と待ち合わせる……とか、そんなことだけでも緊張しすぎて無理! となってしまいますよね。あぁ、その気持ち自体が懐かしい。

 

あなたは「卒業式の甘酸っぱいエピソード」、ありますか?(後藤香織)

 

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