仲間内でしか使わない言葉や、こっそり呼んでるアダ名……。ありませんか？
振り返れば「あだ名」って、小学校のときくらいからなじみ深いもの。ちょっとヘンなことをした男子や、個性的な先生にこっそりあだ名をつけて呼んでいたもの。
三つ子の魂百まで……ではないけれど、大人になっても、ついつい身の回りのちょっと面白い人にあだ名をつけたり、仲間内でしか使わない言葉を使ってみたり……意外とみんな、やってるものなんですって。
そんな、みんながこっそり使っている「秘め言葉」を『Oggi』6月号よりご紹介します。
◆あるある、こんなアダ名
「仕事中、突然立ち上がって周囲を見渡す上司を“ミーアキャット”と呼んでいる。こういう言葉で呼ぶと、なんだかかわいく思えるから不思議です」（35歳 WEBデザイナー）
「職場のおつきあいの飲み会や、全員出席の会合に絶対来ない同僚がいる。彼を自由人という意味で“スナフキン”と呼んでいます」（28歳 サービス業）
「国会中継で居眠りしている議員に見立てて、会議中などに船をこいで寝ている人のことを“大臣”と呼んでいる。仕事中にウトウトしている人がいると、“ほらほら大臣がいるよ！”と言っています（笑）」（28歳 ウェディングプランナー）
なんだか、どこの職場にもいそうなこんな人たち……。ミーアキャットさんは人畜無害なので置いておくとして、ときに、もうちょっとは空気を読んでほしいな～ということもあるスナフキンさんや大臣さん。
一見呼び名はかっこいいけれど、実はマイナスの意味で使われている……まさにあだ名の真骨頂じゃないでしょうか。
「“OG”。お騒がせガールの略。男性関係が忙しい友達がいて、みんな毎回ハラハラさせられるので……。ちなみに彼女は、恋人以外の男性と一夜を過ごすことを“ぶつかり稽古”と呼んでいます……」（28歳 歯科衛生士）
「OG」だけならまだいいとして、「ぶつかり稽古」はなかなか味わい深いものです。恋人と一夜を過ごすときはなんて呼ぶんでしょうね。……本場所？
◆あるある、こんな現象
「飲み会で、同年代の女子で集まるときは“女子会”、年上の先輩が多いときは“婦人会”と呼んでいます（笑）」（35歳 一般事務）
「独身の友達は、結婚式の二次会を“戦場”と呼んでいます。本気度が伝わる」（32歳 専門職）
「証券会社で営業をしていたので、転職した今でも同期女子会では営業用語が飛び交っています。たとえば「開拓」＝彼氏募集中、「顧客化」＝彼氏あり、「解約」＝お別れ、といった感じで恋愛ネタに応用しています（笑）」（30歳 販売）
ラブにまつわる隠語は「身に覚えある！」という方も非常に多いのではないでしょうか。特に最後の証券会社用語のように、その業界ならではの言葉で恋愛事情をたとえる……って、きっと働く女子なら誰もが一度はやったことがありませんか？
私だったらなんでしょうね、彼氏募集中は取材中、彼氏ができたら原稿完成、別れたら原稿落とした……とかでしょうか。あ、ちなみに今取材中です。
あなたの身の回りにも、こんな「秘め言葉」ありませんか？（後藤香織）
『Oggi』2016年6月号（小学館）
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