2025年のお盆休みの予定、もう決めましたか?
「家族に会いに帰省する」「友達と旅行やお出かけをする」「ひとりでのんびり過ごす」などいろんな選択肢があるなかで、最近は“実家に帰らない派”がじわじわと増えているようなんです。では、その理由とは…?
今回、株式会社エイブルホールディングスが運営する「ひとりぐらし研究所」は、ひとり暮らしをしている20~49歳の男女約800人を対象にアンケートを実施。その結果をもとに、“2025年お盆休みの実家帰省事情”について探っていきます!
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今年のお盆休みに帰省しない人、6割以上!その理由は?
ひとり暮らしをしている人のうち、2025年のお盆休みに「帰省する」と答えた人は約3割。これに対し「帰省しない」という人は約6割と、倍以上という結果に!
お盆に帰省する派・しない派、それぞれの理由は…? 次にランキングでご紹介します。
◆「帰省する派」の理由ランキング
1位:家族に会いたいから(59.5%)
久しぶりに顔を見て話したい、手料理が食べたいなど、家族のぬくもりを恋しく感じる人が多数。普段は連絡が少ない分、お盆は会うタイミングと決めている人も多いようです。
2位:お盆の習慣として(45.2%)
毎年この時期には帰省するのが当たり前、という“お盆ルーティン”派。仏壇に手を合わせたり、親戚が集まったりと、昔ながらの風習を大切にしている人たちの声も目立ちました。
3位:地元の友人に会いたいから(38.7%)
学生時代の友人と久しぶりに会えるチャンスが「お盆」という人も。お互いにタイミングを合わせて地元に帰り、居酒屋や夏祭りで“地元トーク”に花を咲かせる姿が目に浮かびます。
4位:ひとりで家にいても暇だから(33.7%)
「せっかくの連休、ひとりで過ごすのは退屈…」という理由で帰省を選ぶ人も。実家でのんびりしたり、気の知れた誰かがいる安心感の中で過ごす時間は、気分転換にもぴったり。
5位:自宅より実家の居心地がいいから(26.5%)
慣れ親しんだ部屋に、広いお風呂、冷蔵庫にはごちそう…などなど、やっぱり実家の快適さは別格。ひとり暮らしの狭い部屋を抜け出して、思いきり羽を伸ばしたい気持ちもわかります!
◆「帰省しない派」の理由ランキング
1位:自宅でのんびりしたいから(26.5%)
連休こそ、自分だけの時間を満喫したいという声が多数。掃除や趣味、ドラマの一気見…誰にも干渉されずマイペースに過ごせる“自宅時間”の魅力に、すっかりハマっている人も。
2位:仕事や予定があるから(24.3%)
「仕事で休めない」「バイトが入ってる」「推しのイベントがある!」など。社会人ではお盆休みがない仕事もあり、学生でもバイトや部活、実習などでスケジュールがびっしり詰まっている人も多いようです。
3位:家族関係が微妙だから(21.3%)
「会うと気を遣う」「疲れる」「実はちょっと距離を置いている…」など、複雑な家庭事情を抱える人も。無理せず“会わない選択”をするのも、自分を大切にする一つの方法です。
4位:実家より自宅の居心地がいいから(19.3%)
親の目が気になる、Wi-Fiが遅い、夜ふかしできない…。そんな理由で「帰省しても落ち着かない」という声もちらほら。今の生活リズムが自分に合っているという人も多いようです。
5位:実家までの交通費が高いから(13.7%)
夏の帰省は、新幹線や飛行機のチケットが高くなりがち。繁忙期の価格を見ると「今年はやめとこうかな…」と断念する人も。移動の時間や体力も考えると、ハードルは高めです。
【性別×年代別】今年のお盆休み、実家に帰るのはどんな人?
◆女性のほうが少し「帰省派」が多め
全体的に見ると、女性の方が少しだけ帰省する割合が高い結果に。とはいえ、その差は大きくなく、どちらの性別も年齢によって傾向が変わってきます。
◆帰省率がもっとも高いのは10代男性!
性別と年代を組み合わせて見ると、帰省意向がもっとも高かったのは10代男性。4割以上が「実家に帰る」と答えていて、まだ実家とのつながりが強い世代ならではの結果と言えそうです。
◆若年層は「帰省する派」が多数派に
男女ともに、10代〜20代では帰省する割合が高め。学生だったり、実家を出てまだ日が浅かったりと、「まだまだ地元が近い存在」という気持ちが強い世代ですよね。
◆30代以降はぐっと帰省率がダウン
30代に入ると帰省意向はかなり下がり、とくに女性では30代がもっとも帰省率が低い模様。仕事やプライベートなどで忙しい時期と重なることが考えられます。
◆男性40代は「帰省しない派」が圧倒的
男性の場合、40代になると帰省する人は1割未満に。この世代は仕事で管理職に就いたり、ひとり暮らしが長くなって地元との距離が開いたりと、“帰らない理由”が増える年代でもありますね。
【性別×年代別】実家に帰ると、どんな気持ちになる?
実家に帰省したときに感じる気持ちは、「元気になる」「癒される」などポジティブな感情が多数派という結果に! とくに10代~20代では、男女ともに7割以上がポジティブに感じていると回答し、「実家=ほっとできる場所」と考える人が多いようです。
一方で、少し気になるのが30代女性の傾向。この層では「気疲れする」「ストレスを感じる」と答えた人が4割近くにのぼり、帰省をためらう気持ちとの関連性も見えてきます。「親との距離感」「親戚との関係性」など、立場や役割が変わる30代ならではの悩みも影響しているのかも。
【帰省中に心がけていることは?】“親孝行したい”気持ちが行動に
帰省の際に気をつけていることとして、最も多かったのは「お土産を買って帰る」(全体43.0%)という回答。お菓子やお酒、地域限定品など何かしらの手土産を持って帰省する人が多いようです。
次に多かったのは「親の話し相手になる」(全体39.0%)で、とくに男性では「お土産を買って帰る」と同率に。普段はなかなか話せない分、帰省のタイミングで親とゆっくり向き合いたいという気持ちが見えてきます。
また、「家事を手伝う」や「家具・家電の修理をする」「庭掃除をする」など、親が困っていることをサポートする人も約3割と、意外と多い結果に。一方で「特に何もしない」と答えた人は18.0%と少数派。帰省を“のんびり過ごすだけ”ではなく、親へのちょっとした感謝や気遣いの時間にしている人が多いようですね!
ひとり暮らしの男女における2025年お盆の帰省率は、27.5%と少なめ。「久しぶりの連休だからこそ、自分のペースでゆっくり過ごしたい」「仕事や予定があって帰れない」など、それぞれの理由があるようです。
たとえ実家に帰らなくても、家族と電話やLINEで久しぶりに声を聞く・気持ちを伝えるだけで、あたたかい時間になるはず。帰省する人もしない人も、自分にとって心地よい夏の過ごし方ができますように!(Mai)