覚えておきたい!ネットの中傷・炎上「デジタルタトゥー」を消す方法

4 「掲載されている情報」に問題の書き込みの内容を端的に記載

表の2番目には、問題の書き込みがどのような内容を含んでいるのかを端的に記入します。書き込み自体が短いものであれば、それをコピー&ペーストしても大丈夫です。

5 「侵害されたとする権利」に該当するものを記載

表の3番目には、名誉権やプライバシー権といった記載をすればOK。これは次に記入する「権利が侵害されたとする理由(被害の状況など)」の内容と密接に関わるので、2つの内容の整合性を図ってください。たとえば、この「権利が侵害されたとする理由(被害の状況など)」ではプライバシーの話しかしていないのに、ここに名誉権と書いてしまうと、内容に一貫性がないので気をつけましょう。

6 「権利が侵害されたとする理由(被害の状況など)」を記載

表の4番目には、書き込みの内容が自分を指していることとその理由、書き込みが自分の権利を侵害していることの説明を記載します説明は、背景事情も含めて書きましょう。できれば、違法性阻却事由がないことまで説明できるよいです。違法性阻却事由とは、名誉権侵害を理由とした場合、「書き込まれている内容は真実ではない」というようなものです。この点を詳しく書いておけば、たとえ相手が反論しても削除をしてくれる可能性が生まれます。

どんなに大変かと思ったら、6ステップ、1枚の用紙で完了! これなら誰でもいますぐできそうですね。

このほかにも勝手に撮られた動画を投稿された場合、コラージュ写真を削除したい場合などの具体的な対策が掲載されています。

今日は他人事でも、明日は我が身かもしれません。ネット上の誹謗中傷から自分を守る方法、しっかり覚えておいてくださいね。(みつ子)

main『サイト別 ネット中傷・炎上対応マニュアル』清水陽平(弘文堂/¥2,376〈税込み〉)
http://www.koubundou.co.jp/book/b200225.html

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