【離婚どうしよう1】家庭内モラハラ、その裏側には○○があった

娘が2歳になったころ、夫が「別れてくれ」と言い出しました。

育児休暇が終わってからというもの、保育園と会社と家を目まぐるしく行き来する毎日。

真夜中に子供が泣き止まなければ「保育園にあずけているから、愛情が足りないんじゃないか」。洗濯物をたたまずにいると「お前がだらしないと、片づけられない子供になる」。近頃、午前様が増えた夫に「私も飲みに行きたいな」とこぼしたら、「母親のくせに、酒なんか飲むのか」と言われたことも。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

子供を保育園に入れている罪悪感。朝から晩まで……いえ、夜泣きやおねしょを考えたら、朝から朝まで終わりのない家事育児。10分でいいから眠りたい。けんかをする時間があったらお風呂に入りたい。小さないさかいが面倒になって、そのころはもう、夫の言葉を受け流すことに慣れてしまっていたんです。とりあえず謝っておけばいい、いま少しだけがまんすればいい、と。

 

「家のことをほったらかして、仕事を優先する母親って、俺、考えられないんだよ」

「もう、女としても見られないっていうか」

 

そういえば、夕食の食器を洗わずに、会議の資料を深夜につくっていたら、怒鳴られたこともあったっけ……。

体の関係も、娘が生まれてからは数えるほどしかありません。添い寝をして、そのまま眠ってしまうことが多くて、いつのまにか寝室も別々になっていました。

夫の言葉は、なんとなく腑に落ちなかったけれど、そうか、私が悪いのか、妻としても女としても失格なのかもしれないと、ぼんやり、思っていたんです。