「愛されたい」という思いは、誰もが一度は抱く、人間として自然な感情といわれます。しかし、この願いが強すぎると、時に苦しみや孤独を感じることも。なぜ私たちは「愛されたい」と強く願うのでしょうか? 今回は20~30代女性200名のアンケート結果から「愛されたい」という気持ちの根源を掘り下げ、自己肯定感を高め、健全な人間関係を築くためのヒントをご紹介します♡
愛されたいと思うことはある?
Q.愛されたいと思うことはありますか?
はい…70%
いいえ…30%
まずはストレートに「愛されたいと思うことはあるか」調査! すると7割の人があると回答しました。思いの強さはそれぞれでも、「愛されたい」と感じる人は多いようです。
愛されたいと強く感じる瞬間
1.寂しいとき
- 「孤独を感じるとき」(35歳・女性)
- 「気持ちが落ち込んでいるとき」(24歳・女性)
2.誰の幸せそうな話を聞いたとき
- 「幸せそうな友達を見たとき」(24歳・女性)
- 「SNSでカップルを見たとき」(26歳・女性)
3.不安定なとき
- 「ストレスが溜まったとき」(33歳・女性)
- 「疲れたとき」(26歳・女性)
- 「しんどいとき」(27歳・女性)
4.自信がなくなったとき
- 「自己肯定感が低くなったとき」(38歳・女性)
- 「ずっとひとりかもと思ったとき」(26歳・女性)
- 「自分自身に価値がないと思うとき」(35歳・女性)
5.誰かを愛しているとき
- 「夫に可愛がられたいとき」(29歳・女性)
- 「パートナーが居るとき」(36歳・女性)
好きな人に愛されたい♡大切にされる人の特徴は?
1.適度に甘えて、適度に頼る
甘え過ぎ、頼りすぎは厳禁。しかしクールすぎるそぶりも問題で、たまに甘えるくらいがいいようです。 例えば、デートでいきなりぎゅっとハグしてみたり、「こうしてほしいな」とかわいらしく甘えたりできる女性は、男ゴコロをつかむのが上手で、大事にされることが多いようです。
2.自分の気持ちに素直
恋の駆け引きをするよりも、自分の気持ちを素直に表現できることがとにかく大事。なにかしてもらったら、「嬉しい! ありがとう!」と喜んだり、「大好きだよ」「いつもありがとう」「楽しいね」とポジティブな気持ちはストレートに伝えてみて。
3.自分がいないとダメなんだと思わせる存在
好きな人の前ではついつい完璧な女性でいたいと思う人も多いと思いますが、実はそれは逆効果なのだとか。むしろ、「俺がいないとダメなんだ」と思わせる危なっかしさが、男性の「離しちゃいけない」欲を刺激して、愛される彼女になるのだそう。
4.明るく笑顔でいる
いつも明るい笑顔でポジティブな女性も人気です。彼氏の気分まであげられちゃうような明るさがあれば、ずっと本命でいられるはず。
5.いたわりの言葉をかける
男性から愛される女性は、いつも相手をいたわる言葉をかけている傾向があります。彼が疲れていそうなとき、仕事を頑張っているときなど、その時々に合わせた言葉をチョイスしてみてくださいね。
他人に依存せず自分を愛す方法
「愛されたい」は自然な感情ですが、求めすぎると人間関係がいびつになってしまうことも…。過剰な「愛されたい」願望は自己肯定感の低さから来ていることもあります。そこで続いて、「自己肯定感を高める(自分を好きになる)方法」を、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.朝起きて真っ先にやることは鏡の前で○○!
人は朝起きたときが、一番潜在意識にアクセスしやすい状態だとされています。ここでネガティブなことを思えば、一日中暗い気持ちで過ごすことに。反面、ポジティブな言葉を口に出していると、朝からずっと元気で過ごせます。心理学ではこれを“公表効果”と呼び、気持ちを切り替え自己肯定感を高めるためのテクニックとして活用することができます。一番効果的なのは、朝起きて顔を洗うとき。洗面台の前でやりたいことを口に出すようにしましょう。そうすれば自分を好きモードで朝からスタートできるはず。
2.自分の長所“だけ”を片っ端からメモに書き出す
自己肯定感を手軽に高めるための方法として挙げられるのは、自尊感情を回復させることです。たとえ今はそこまで自信がなくても、自己認知のゆがみを修正して自分のポジティブな面に気づける方法があります。それは、自分の長所“のみ”をひたすら紙に書き出してみるということ。心理学においては「ジョハリの窓」という理論があり、紙に書き出すことでいつもは自覚していない自分を発見することで、新たな気づきを得られるのです。自分の意外な美点を発見することで、自己肯定感を高めていけるはずです。
3.能動的なボランティアの驚くべき効用
心理学的に見て、人間はただ受動的に何かをやらされるよりも、能動的にアクションを起こした方が充実感や満足感が高いとされます。その最たるものが、簡単なボランティア活動。ボランティアの語源は「自ら進んでやる」という意味。自分が「誰かのために役に立っている」と思うと元気が湧いてきていつも以上にがんばれたという経験はありませんか? これは、他者の支えになることが自己肯定感を満たし、モチベーションを向上させるためと考えられます。まずは一緒に住む人や同僚、周りの人のために何かアクションを起こしてみるといいでしょう。自分が好きになれるはずです。
4.最強の自己肯定テクニックは他人をほめること
人にはそれぞれ「自分とはこういうものだ」という思い込みをもっています。自己肯定感の低い人は、このセルフイメージが低いことが多いといえます。そのため、自分をほめるのが苦手だったり、認めるに値する資質を見つけられないことも少なくありません。そんなときは、他者を意識してほめるように心がけましょう。人の脳には、対象への言葉を主語を認識せずに処理するという機能があります。そのため、自分ではなく相手をほめた場合も、自分をほめたことと同じ効果がもたらされるのです。結果、他人をほめる習慣をつけることで、どんどん自信がつき自己肯定感が高まることにつながるでしょう。自分も他者も認めてあげることこそ、最強の自己肯定テクニックだといえます。
【まとめ】
好きな人に愛されるためには、ただ愛されたいと思うだけではなく、多少なりとも自分からも愛したり、愛されるための努力をしたりする必要があるようです。「愛されたい」と思ったら、思いやりを持って過ごすことも意識していきたいですね♡