もっちもちの皮に包まれた、肉汁たっぷりジューシーな餡。そしてパリッとした焼目が食欲をそそる「餃子」。数ある中華料理のメニューの中でも、幅広い世代に愛され続ける1品です。また、年間消費額や栄養面など何かと話題も豊富。そんな「餃子」、実は地域ごとに特徴があるご当地名物でもあるんです。
そこで、株式会社リクルートが発行する旅行情報誌『じゃらん』で、全国の20代~50代の男女1081名を対象に行った、「餃子」をイメージする都道府県調査の結果を紹介します!
■餃子イメージ県ランキング
見事1位を獲得したのは、宇都宮餃子で有名な栃木県。餃子の街としてプロモーションも展開しており、圧倒的な印象の強さを発揮する結果がでました。続く2位は浜松餃子で知られる静岡県、3位は中華の有名チェーン店の名が浮かぶ大阪府がランクインしています。
【5位:茨城県】
「テレビ番組で見た」などメディアで紹介されていた中華のお店をイメージしたコメントが寄せられ、中華といえば餃子の印象がランキングを後押しする結果に。また、餃子に欠かせないニラやキャベツといった野菜が、国内で上位に入るほどの産地であることも餃子に繋がっているのかも。
【4位:宮崎県】
「消費量が多いと聞いた」など、消費量や購入額に関するコメントが多数を占めた宮崎県。「宮崎餃子」はマンゴーやチキン南蛮、宮崎牛に続く新名物として注目を集めています。ラードを使って焼き上げる手法があることも、宮崎餃子ならではの旨味の秘密になっているようです。また、餃子を持ち帰って食べる習慣もあり、地元の宮崎市内では持ち帰り専門店を中心にテイクアウト文化が定着しているようです。
【3位:大阪府】
有名な中華のチェーン店の名前が多く挙げられた大阪府。「中華=餃子」を連想する印象が強いようです。そのほかには、「食の台所だから」「おいしいグルメが多いから」などのコメントが多く寄せられた点が特徴。大阪の粉もん文化に通じる、グルメへの魅力度の高さを感じますね。
【2位:静岡県】
「浜松餃子が有名!」と「浜松餃子」の名を挙げるコメントが多数寄せられた静岡県。「テレビでよく見る」というコメントと同時に、「よく取り寄せて食べている」など、エリアを超えて愛されるコメントも集まりました。そんな浜松餃子は円形に焼き上げられ、真ん中に茹でもやしが添えられているのが特徴。野菜たっぷりの餡は、あっさりした中にもコクがあります。
【1位:栃木県】
「宇都宮餃子が有名」「餃子といえば宇都宮のイメージ」など、とにかく「宇都宮餃子」に関するコメントがズラリと並んだ栃木県。2位を大きく引き離して1位に輝きました。「実際に行ってみたら、餃子店がたくさんあった」など、地域を挙げての餃子イメージが強いようです。実際、30店舗以上の餃子が日替わりで食べられる場所もあるとか。そんな宇都宮餃子は、白菜やキャベツなど野菜をたっぷり使い、ジューシーかつヘルシー。さっぱり食べられるのが特徴です。
必ず見つかる!好みの餃子
パリパリ、もちもち、といった食感などの違いだけでなく、各地の名産を餡に使用することでエリアごとに違う味わいが堪能できるところもご当地餃子の魅力。店舗に行けなくても、お取り寄せや餃子の自動販売機など手軽にお店の味を楽しめます。ぜひ、ランキング情報を参考にご当地餃子を楽しんでみてください。(岡美咲)
情報提供元/リクルート 写真/(c)Shutterstock.com