ダイエットの強い味方「鶏胸肉」の「ぶっちゃけ飽きた問題」が解決した。【今週のガチダイエット日記】

ダイエットモード完全ONになったライターの後藤です。
最近歩くのにちょうど気持ちいい気温ということも手伝って、1日平均1万歩をサクサク歩いています。

めちゃくちゃ歩いてる。
「運動ナシでしっかりめに食事制限する」よりは、「このくらいウォーキングして200〜400kcalくらい消費して、その分ほんのちょっと食事制限ゆるめる」のほうが私にはストレスフリーで続けやすい、とわかったので、今はこんな感じに落ち着きました。なんせダイエットは、続かないと意味がないので!


さて。
「やせたい」モードに切り替わった私、そして世のダイエッターのみなさまが、スーパーでも高い確率で手に取る食材があることでしょう。
そう。

「鶏むね肉」

です。

(c)Shutterstock.com

「安い!」「カロリー控えめ!」「低脂質高タンパク!」「もちろん糖質オフ!」という神食材。
調理がうまくいかないとパサつきが気になることもある…というデメリットもあるにはありますが、そのデメリットを遥かに上回るメリットの多さ。もうダイエット中はずっと鶏むね肉買ってればいいみたいなところある。

しかし。

飽きませんか?

私ですか? 食べすぎてちょっと飽きました。
激柔らかうまいサラダチキンを作る「ジップロックに、鶏むね肉+砂糖+塩とか調味料+水大さじ1を入れて揉み込み下味つけて、ちょっと冷蔵庫に置いておいて、沸騰したお湯の中に入れて火を消し、予熱調理」という手段をもってしても、飽きた。
でも極力低脂質高タンパクの食生活したい。
そんな私が今めちゃくちゃハマっているのがこのふたつです。

◆鶏むねのひき肉

さんざん食べて飽きを感じてきた鶏むね肉、なぜかひき肉にすると余裕で美味しく食べられる。謎。
私、ガパオとかワンタンとか、なんでもかんでも「ひき肉」が大好きなもので…。
それこそガパオやワンタンにするもよし、そのままスープなどにぶちこむもよしですが、最近めちゃくちゃハマってるのが「鶏団子」です。つくねとも呼ぶ。

・鶏むねひき肉
(・はんぺん、豆腐、えのきなどの低脂質かさまし食材を好みで加えがち)
・片栗粉大さじ1くらい
・しょうゆ大さじ1くらい
・料理酒大さじ1くらい

をまぜて鶏団子にしてスープに入れるだけ! 以上! 簡単!
でも片栗粉効果なのか、ふわっふわで美味しいんです!!
私は糖質オフよりは脂質オフ派で、いつもあすけんに「糖質が足りません」と言われるくらいナチュラルに糖質不足、それでもって片栗粉を大さじ1入れたところで糖質は7gくらいにしかならないので(あすけん調べ)、入れちゃってますが、ガチガチに糖質オフ派の人は要検討で。でも糖質7g増えるだけでこのふわふわ感が出るなら全然問題ないと思う。

自家製のも写真撮ったんですがいまいち映えないのでイメージ画像で失礼します。(c)Shutterstock.com

たぶん焼いても美味しいと思いますが、私は尋常じゃないくらいスープ大好き人間なので全部スープ。鉄板に鶏がらスープでもよし、和風だし系でもよし、トマト缶で作るいわゆる脂肪燃焼スープに入れても美味しかった。
大量に作って冷凍しておくと、料理する気力がそんなにない日も、これと適当な野菜(キッチンばさみで切った豆苗とか)を煮れば、そこそこボリュームあって栄養バランス整った一品ができるので最高です。美味しすぎてGWはずっとこれ食べてたと言っても過言ではない。

…まあ、鶏ひき肉、売ってる店によりますが、通常の鶏むね肉よりは多少高いんで、「めちゃ安い」という絶大なメリット失ってる説はあるんですが、「もう鶏肉飽きた!!」の民は一度試す価値ありだと思います。

 

◆鶏の肩肉

人によっては「…え、どこ?」と思うでしょう。胸肉と手羽元の間の部位で、個人的感想としては「鶏むねよりジューシー、鶏ももよりヘルシー」という、本当にいいとこ取りのお肉。さらに安定的に安い。見かけるとき、だいたい100g98円。
売ってる日と売ってない日があるものの、意外とそのへんのスーパーのお肉売り場で売ってます(うちの近隣のスーパーはよくある)。問題はなぜ私の愛する栄養管理アプリ「あすけん」になぜか登録されていないってことですが、とりあえず「鶏もも」で登録しておいて「おそらくこれよりは脂質もカロリーも行ってないだろう…」と思っておけばOK。

いろいろな料理に合いますが、結構しっかり煮込んでもパサつかないのはスープや煮込み料理大好き派に本当に嬉しいポイントです。

たとえば。この間突然、年に1〜2回ある「あー、今日は絶対にクリームシチューが食べたい!」という謎の衝動に襲われまして。「や、でも、シチューってカロリーも脂質も高そうだな…」と思ったんですが、1年近く食事改善に取り組んできた私、諦めません。
私が愛する「カロリーも脂質もオフのカレールウ」があるのなら、シチューにもその手の商品があるのでは? と思い、近所のスーパーにあったシチューのルウを片っ端からひっくり返して栄養成分表示を見たら、ありました「1皿脂質3.1g」のルウ! ちなみに1皿あたり脂質20g台のシチュールウもあったので、同じ「シチュー」と言っても選び方ひとつでまったく違う栄養素になります。そのあたりはダイエットの流派と個人の好みでセレクトしましょう。

ちなみにやせるカレーはこちら↓

鶏の肩肉300g、にんじん1本、じゃがいも1つ、玉ねぎ1つ、ブロッコリー1房、しめじ1パックを入れてコトコト煮込み、今回買った脂質3.1gのルウ「シチューミクス クリーム」を入れ、さらに徹底脂質カットの民なので無脂肪乳を入れて煮込み…完成です!

なんか緑の点が浮いてるのはうっかり煮込みすぎて溶けたブロッコリーです。

うまー。普通にめちゃうまー。おそらく、濃厚ルウ+普通に牛乳のシチューよりはさっぱり仕上げだと思いますが、言われなければわからないくらいうまい。
シチューのみで1食分でだいたいカロリー300kcalいかないくらい、タンパク質23g、脂質10g(鶏ももで計算してるのでもっと低い)、炭水化物30g。ここに普通に食パンやごはんを足しても炭水化物60〜90gとかそのくらい。

↑ごはん150g+シチューで計算。「脂質多そう…」と思ってましたがまったくそんなことなく、むしろ超ヘルシー食。私が作った材料の量だと、1日あたりの野菜350g目標のうち176gをシチューで達成。
本題の「鶏の肩肉」も柔らかくて美味しい。なんの不満もなく、「あ〜まあヘルシーさ重視のダイエット食だな〜」と思うこともなく「ただただ美味しいものをたっぷり食べているだけ」です。でもやせる。最高。

結局「ダイエット=がまんしなきゃ!」ではなく、諦めずにこういう「普通に美味しいヘルシー食」のレパートリーを増やすことで、「もうやだ!」と爆発することなく、ゆるっとストレスフリーに続いていくのが最高です。「美味しくて、でもやせる」追求していきましょう。

 

構成/後藤香織 写真/(c)Shutterstock.com