Beauty Voyage Vol.17:晩秋生まれの画家を偲ぶ
プライベートでもメイクとファッションを楽しむ俳優・板垣李光人さんが、お題に沿ったコスメとメイクを探しに出かけるこの連載。絵画にも造詣が深い板垣さんが、今回は海外の著名な画家の作品からインスパイアされたメイクにトライ!
今回のテーマは…『パブロ・ピカソ』
「早いものでもう10月号。アートと涼しさを愛する板垣には、秋は恋しい季節です。そういえば、画家のピカソの誕生日は10月。ふとそれを思い出し、今回はピカソの“青の時代の自画像”を模した化粧をメイクアップアーティストのUDAさんと一緒に作り上げました」(板垣さん)
「ブルーを基調にしたその絵をイメージし、コスメの持つ青みのヴェールで肌を覆ったこちらのメイク。最初にグリーンの化粧下地で肌の赤みをしっかりと抑えることで、いつもよりクールなムードが出て青いアイカラーも映えたと思います。今は便利なコスメもありますし、ブルべ肌・イエベ肌といったカテゴリに囚われず、肌のカラーバランスも整えてしまえばいいのですね。これからも自分はどんな色も受け止める“リヒベ肌”を極めていこうと思います。唇もベージュ系のリップで本来の赤みを隠しておくと、上にのせたニュアンスグロスの効果が高まっていい感じでした。ちなみに今回参照したピカソの自画像は、今の板垣と同じ20歳頃に描いた作品だとか。その技巧もさることながら、その大人っぽさに驚き! 自分もさらに深みのある人物になれるよう、新たな作品に体当たりで挑んでおります。皆さんにお知らせできる日が待ち遠しいです。」(板垣さん)
メインアイテム
a. 化粧下地
赤みを抑えるカラープライマー。
b. リップ
90%自然由来成分配合のヌードカラーリップ。
C. ティントリップ
唇にのせると深青を感じるヴィンテージモーヴカラーに。
1. ファンデーション
2. コンシーラー
3. アイブロウジェル
4. マスカラ
5. アイパレット
How to make-up
スキンケアの後、aの化粧下地を顔全体に薄く塗って整える。グリーンの下地は、自然に肌の赤みを抑えるのに最適。その上から1のファンデーションでセミマット肌に仕上げ、鼻の横など赤みが特に気になるところは2のコンシーラーで軽く隠す。眉は3のアイブロウジェルで形を整え、4のマスカラを眉頭に軽くつけて青みを加えて。さらに5のアイパレットの群青色をブラシに取って、眉下からまぶたにかけて細く塗り、軽くぼかして。あえてまぶたの上に濃いカラーを入れることで、クールでホリ深い印象に。唇はbのベージュ感のあるリップで元の血色を自然に抑えてから、cのティントリップで青みを帯びたモーブカラーを足し、クールなニュアンスに仕上げたら完成!
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撮影/下山智章(人物)、金野圭介(静物) メイク/UDA(mekashi project) ヘア/Waka Adachi(eight peace) スタイリスト/奥富思誉里 モデル・イラスト/板垣李光人 撮影協力/田中かほ里 構成/衛藤理絵 WEB構成/久保 葵