【板垣李光人メイク連載プレイバック】ブルーを基調にしたピカソの“青の時代”のような大人メイク

Beauty Voyage Vol.17:晩秋生まれの画家を偲ぶ

※この記事はCanCam2022年10月号「Beauty Voyage」を再構成したものです。

プライベートでもメイクとファッションを楽しむ俳優・板垣李光人さんが、お題に沿ったコスメとメイクを探しに出かけるこの連載。絵画にも造詣が深い板垣さんが、今回は海外の著名な画家の作品からインスパイアされたメイクにトライ!

今回のテーマは…『パブロ・ピカソ』

「早いものでもう10月号。アートと涼しさを愛する板垣には、秋は恋しい季節です。そういえば、画家のピカソの誕生日は10月。ふとそれを思い出し、今回はピカソの“青の時代の自画像”を模した化粧をメイクアップアーティストのUDAさんと一緒に作り上げました」(板垣さん)

「ブルーを基調にしたその絵をイメージし、コスメの持つ青みのヴェールで肌を覆ったこちらのメイク。最初にグリーンの化粧下地で肌の赤みをしっかりと抑えることで、いつもよりクールなムードが出て青いアイカラーも映えたと思います。今は便利なコスメもありますし、ブルべ肌・イエベ肌といったカテゴリに囚われず、肌のカラーバランスも整えてしまえばいいのですね。これからも自分はどんな色も受け止める“リヒベ肌”を極めていこうと思います。唇もベージュ系のリップで本来の赤みを隠しておくと、上にのせたニュアンスグロスの効果が高まっていい感じでした。ちなみに今回参照したピカソの自画像は、今の板垣と同じ20歳頃に描いた作品だとか。その技巧もさることながら、その大人っぽさに驚き! 自分もさらに深みのある人物になれるよう、新たな作品に体当たりで挑んでおります。皆さんにお知らせできる日が待ち遠しいです。」(板垣さん)

メインアイテム

a. 化粧下地

アディクション スキンプロテクター カラーコントロール 004 SPF40・PA+++ ¥4,180

赤みを抑えるカラープライマー。

b. リップ

パルファン・クリスチャン ・ディオール ディオール アディクト リップスティック 100 ¥5,170

90%自然由来成分配合のヌードカラーリップ。

C. ティントリップ

カネボウインターナショナルDiv. KANEBO ティントリップコート EXL3 ¥3,300(編集部調べ)

唇にのせると深青を感じるヴィンテージモーヴカラーに。

1. ファンデーション

M・A・C ライトフル C3 ナチュラル シルク パウダー ファンデーション SPF15・PA++ NC25 [リフィル]¥5,060・[ケース]¥1,210

2. コンシーラー

アナ スイザ コンシーラー 02 ¥3,300

3. アイブロウジェル

M・A・C ブロウ セット ¥2,860

4. マスカラ

SHISEIDO コントロールカオス マスカラインク 02 ¥4,180

5. アイパレット

メイクアップフォーエバー 12フラッシュカラーケース ¥14,850

How to make-up

スキンケアの後、aの化粧下地を顔全体に薄く塗って整える。グリーンの下地は、自然に肌の赤みを抑えるのに最適。その上から1のファンデーションでセミマット肌に仕上げ、鼻の横など赤みが特に気になるところは2のコンシーラーで軽く隠す。眉は3のアイブロウジェルで形を整え、4のマスカラを眉頭に軽くつけて青みを加えて。さらに5のアイパレットの群青色をブラシに取って、眉下からまぶたにかけて細く塗り、軽くぼかして。あえてまぶたの上に濃いカラーを入れることで、クールでホリ深い印象に。唇はbのベージュ感のあるリップで元の血色を自然に抑えてから、cのティントリップで青みを帯びたモーブカラーを足し、クールなニュアンスに仕上げたら完成!


リヒトの美々是好日-Everyday is a Beautful day-

雨の日も晴れの日も、常に“美しさ”と蜜月に生きる板垣李光人さんの最近のハマりものを紹介!

時間があるときには、ジムで汗を流してみたり

“板垣をさがせ”と言わんばかりに金属の棒にピントが合っている写真で失礼。少しプライベートな時間があったので、折角ならとジムに赴いて身体を動かしてみることに。体力をつけるのはもちろん、より服をキレイに着るなど美容的観点も含めて体を鍛えることは必要ですよね。脚を鍛えればヒール靴でも疲れにくくなるのだろうか…?

流石の美しさに脱帽! 名前入りのコスメケース

僕のインスタライブなどでもよく登場するコスメ、パルファン・クリスチャン・ディオール。中でも特に信頼を置いているクッションファンデーションをいただき、ボックスを開けたらびっくり。なんと名前入りではありませんか…! 流石にかわいすぎて、リフィルを駆使して永久保存版にすることが確定しました。


青みを帯びた帳で情熱を隠し君はまた、大人になる

板垣李光人「Beauty Voyage」はこちらから

CanCam2022年10月号「Beauty Voyage」より
撮影/下山智章(人物)、金野圭介(静物) メイク/UDA(mekashi project) ヘア/Waka Adachi(eight peace) スタイリスト/奥富思誉里 モデル・イラスト/板垣李光人 撮影協力/田中かほ里 構成/衛藤理絵 WEB構成/久保 葵