ネガティブな人の特徴と原因。ポジティブ思考になるには?
自分に100%自信がある人はそう多くないと思いますが、謙虚を超えてあまりにもネガティブ思考だと、自分自身が疲れてしまうかも…。さらに、周囲にも気を遣わせてしまう可能性もあります。今回はネガティブな人の特徴や克服法をマインドと行動にわけてご紹介します。自分の思考を変えたいあなた、必見ですよ!
Contents
ネガティブな人の特徴
まずはネガティブな人あるあるをまとめました!
1.失敗が怖い
人から批判されることを非常に嫌がるのがネガティブな人の特徴です。失敗をすれば当然怒られたり批判されることもあるでしょう。でもそれは成長をする上で必要なこと。「恐れるな」という方が無理な話ですが、恐れても前に進んでみることが、ネガティブな心をポジティブな方向にぐっと傾けてくれるものです。
2.口癖が否定の言葉
「でも」「だって」~など、何事も否定や言い訳から入る人もネガティブ思考に共通する特徴です。自分のミスを素直に認められなかったり、責任から逃れたかったり…これも大きくいうと自分に自信がなく、嫌われたくないという心理からくることが多いそう。
3.失敗したときのことばかり考えがち
ネガティブな人は成功体験が少ないことが多いことから、始める前から失敗したときのことを考えがちな傾向にあります。何かに挑戦するとき、緊張したり不安な気持ちになったりするのはあなただけではありません! 失敗を恐れるあまり何も挑戦しないまま終わってしまうのは、なんだかもったいないですよね。
4.人に嫌われるのが怖い
誰しも自分以外の全員から好かれることはできません。理由もなく嫌われたり、どうしても相性が悪い人もいることでしょう。でもそれは当たり前の事だと割り切ってしまうのがネガティブ脱出の鍵! 相手に対する気持ちは自分である程度コントロールできますが、相手からの自分に対する気持ちはコントロール不可能。相手の感じ方は相手にお任せするしかないのです。
5.人の目が常に気になる
より有利な環境で生きるために、人に好かれることはとても大事なこと。でもそれが人生のすべてではありません。他人は、様々な見方で人をジャッジしたり意見したりしますが、あくまでもそれは参考程度にとどめるべき。人の目よりも大切なものは常に自分の中にあるはずですよ!
ネガティブ思考になる原因
続いて、ネガティブ思考になる原因を集めました。原因がわかれば、克服法も見えてくるかも!
1.自分に自信がない
自分に自信がないがゆえ、ネガティブ思考になってしまう人はかなり多いと思います。自分のことは自分が一番受け入れてあげるべき。いきなりは難しいかもしれませんが、自己肯定感を少しずつ上げて自分のことを認めてあげない限り、ネガティブ思考から卒業するのは難しいかも…。
2.否定された過去がある
自分の意見を否定された過去があったり、その数が多いとネガティブ思考になちがち。「自分の意見は合っていないんだ」「どうせ自分は」と考えてしまいます。人の意見はそれぞれ。その時、その人と合わなかっただけと割り切れれば良いのですが…。
3.大きな成功体験がない
今までの人生で大きな成功体験がないことも、ネガティブ思考になる原因のひとつ。時間はかかったとしても、ここまでやってきたことがちょうど今から花開くかもしれません。自分の可能性を狭めてしまってはもったいないですよね!
4.考える時間が多い
ネガティブ思考になる原因に、何か打ち込めるものがなく考え込む時間が多いことも挙げられます。やっぱり考える時間が多いと、不安になってしまったり、余計な心配をしてしまったりします。それが結果、ネガティブ思考に繋がってしまうのです。
5.心配性
心配性なこともネガティブ思考あるあるです。先ほど挙がった考える時間が多いことにも重なりますが、失敗することや良くないことを想像しすぎるとネガティブ思考になりやすいです。
ネガティブ思考を卒業するには【マインド編】
続いて、ネガティブ思考を卒業する方法をご紹介します。まずはマインド編から!
1.人と比べない
人にはそれぞれいいところがありますし、羨んでもその人になることはできません。なので、人とは比べずにあなたのペースであなたのいいところを伸ばしていくことを心がけてみて! 次第に自分のことが好きなり、ネガティブがポジティブ思考に繋がっていくはずですよ。
2.ネガティブな出来事は「学びや成長の機会」ととらえる
ネガティブな出来事は、自分の学びや成長の機会だと考えてみるのもおすすめです。例えば、仕事が「つらい」と感じたら、「もしこれを乗り越えたら、ひとつ成長できるかも」と口にしてみる。上司が嫌いなら、「もしあの上司とうまくやることができれば、いろいろな人とうまくやることができるようになる」など。乗り越えた先の自分を想像してみるといいかも!
3.ネガティブな言葉はポジティブに変換
ネガティブな言葉を言いそうになったら、ポジティブな言葉に変換する癖をつけてみて。例えば、「自分はネガティブな人間だ」と考えずに、「物事を慎重に捉える人間だ」と考えてみる。そうすれば短所が長所に感じられてくることでしょう。
ネガティブ思考を卒業するには【行動編】
次にネガティブ思考を卒業する方法、行動編をご紹介します!
1.ポジティブな言葉は積極的に口に出す
まずはポジティブな言葉を日常的に口にするように意識してみて! 「おいしい」とか「かわいい」とか、「そのバッグ素敵ですね」とか。そうすることで、プラスの面に自然と目がいくようになりますよ!
2.レスポンスを速くして考える時間をなくす
ネガティブになってしまうのは、考える時間があることが原因とも考えられます。そこで時間に制約を設けてみましょう。これはスポーツやコーチングの世界でよく用いられる手法ですが、考えるという作業をせずにYESという練習をすることで、脳がポジティブな状態のまま自然と身体が動くことになります。あれこれ考えずにYESと言えるようになれば、ネガティブさを回避できるでしょう!
3.周囲に自分のいいところを聞く
自分のことは自分が一番わかっているはずですが、実は気付けていないいいところもたくさん! 特に業務に集中している仕事中には、自分のことを客観的に考える余裕がないことも。周囲の意見を聞きながら自分のいいところを見つけていくと、自信に繋がり自然とポジティブ思考に繋がっていくでしょう♡
4.自分磨きをする
ポジティブになるために、やはり自分磨きは必要不可欠! まずはダイエットやメイクなど、変化が分かりやすい見た目から変えていくと自信に繋がるはず♡ 自分磨きを頑張っている人はきっと、恋愛も仕事も積極的に楽しめるようになるでしょう。
5.「よかったこと」日記をつける
日記をつけることも効果的です。ポイントとしては、その日のよかったことや嬉しかったことだけを書くということ。読み返したときに、セルフイメージに変化が起こります。また、無理やりにでもよかったことを書くように義務づけると、日常的にいいことを探すようになります。それも、プラス思考の一歩です!
6.すべて完璧にこなそうとしない
完璧であることに固執しないようにしましょう。何かに取り組むときには80点を目指すようにすることも大事ですよ。すべて完璧にこなそうと考えると逆にそれがストレスになってしまいます。調子のいい日もあれば、調子の悪い日もあります! そのため、調子のいい日は普段よりも多めにやっておいて、調子の悪い日に無理をしない余裕をもたせておくといいでしょう。
ネガティブな人をポジティブ思考に変える心理テクニック
ネガティブ思考を卒業する方法をマインド編・行動編とご紹介してきましたが、ポジティブ思考に変える心理テクニックも併せて意識すると気持ちの変化が早くなるかも! 早速見ていきましょう。
1.優先順位をつけることで安心感を得る
ネガティブになってしまうと、人はなるべく損をしないように意思決定をしようとします。そのため、落ちこんでしまうと損を避けようとするあまり、次の選択ができなくなってしまうのです。そこで、比較対象となる選択肢を“ランク付け”するようにしましょう。優先順位を付けることによって、自分の選んだアクションが他のものよりも優れていたら、安心して決断ができるのです。比較することで自己評価を正確にすると、心をポジティブにシフトできるはず!
2.楽しいことや幸せな思い出をイメージする
心理学者バウアーは、「情動と情報は一緒に記憶の中に貯蔵される」と提唱しました。つまり、感情と出来事は一緒に覚えられていると言うことです。そしてバウアーは、幸せなときには幸せな記憶を思い出しやすく、悲しい気分のときには悲しい記憶を思い出しやすいと結論づけました。ネガティブな状態の心理を見てみると、何かで失敗したときのイメージが強すぎて、選択を回避したり先延ばしにする傾向があると言えます。そのため、何かを決めるときは、自分が成功した経験を思い出すようにしましょう。きっとポジティブなイメージに切り替えられるはずですよ!
3.カラ元気をいつでも出せるように練習を
笑顔で明るい人と一緒にいると、自分もつられて笑みをこぼしてしまうといった経験はありませんか? これは“ミラーリング”という心理現象で、相手の表情が自分の表情に伝染することを指します。そのため、カラ元気でもいいので、笑顔でいることはポジティブである上で非常に効果的なのです。カラ元気でもいいので、自分のスイッチを切り替える練習をしておきましょう。「今、落ちてる……」と感じたら、思いきりの笑顔をつくって対処してみて!
4.チャレンジ精神でネガティブを打ち消す
人はネガティブだと、無意識のうちに成功を回避してしまう心理があります。心理学者ホーナーは、そのことを“成功恐怖理論”の中で説明しました。この理論からすると、後ろ向きな人は「もしかしたらダメになるんじゃないかな……」と悪いことばかりを考えてしまう成功回避傾向が強くなると言えます。その結果、失敗ばかりを恐れて何も行動できなくなってしまうのです。そのため、チャレンジする精神でネガティブマインドを打ち消すことが大切になってくるのです。落ち込んだ時こそ、何かに向かって燃えてみましょう!
5.反論したいことは後回しにする
人は誰しも反論されたり、上から目線でものを言われるのを好みません。自分ではそんなつもりではなくても、相手を馬鹿にしているというメッセージを暗示してしまうのです。もしもあなたが、上から目線に見られがちだと言うなら、言いたいことを後回しにしてみましょう。そんなときに便利なフレーズが、「少し様子をみてみましょう」です。これを心理学では“反論の先送り”といいます。相手の意見を肯定しつつも、後回しにすることで角が立たず、円滑に事が運びやすくなるのです!
一緒にいると疲れる?!ネガティブな人にかける言葉はどう選ぶ?
ネガティブな人と上手に関わるにはちょっとしたコツがあります。どんな言葉をかければいいのか、何を意識すべきなのか、こちらでご紹介します!
1.相手について断定しない
ネガティブな人は、相手から何かについて断定されてしまうと深く考えすぎてしまいがち。
「その色似合ってないよ! こっちのほうが絶対に合う!」
と似合う色を勧めてあげたつもりなのに、相手にとっては似合わないと言われた方に気持ちが行き過ぎてしまいます。ネガティブな人への断定的な言葉はできるだけ避けましょう。
2.ポジティブになれと勧めない
ネガティブな人は好きでネガティブなわけではありません。思考回路の癖がそうさせているだけです。そのため、「ポジティブになれ」と言われれば言われるほど、自分がダメな存在のような気がしてよりネガティブ思考にはまります。
もし相手をポジティブにしたいのなら、相手がちょっとでも前向きな発言をした瞬間に「そういうところ本当にポジティブだよね!」と、言い切ってみて!
3.ネガティブな言葉をかけない
ネガティブな人はネガティブな言葉にとても敏感です。そのため、ネガティブなことを言われると必要以上に深く受け止めてしまいます。気を遣ってちょっと面倒ではありますが、ネガティブな人にはできるだけポジティブな言い回しを使ってあげましょう!
あなたのネガティブ思考度は?対処法も診断!
最後に、あなたのネガティブ思考度がわかる診断テストをご用意しました。対処法も一緒に見ていきましょう!
【質問】あなたは映画監督です。現在撮影している恋愛映画の最終回はどのようなものにしますか?
A:主人公が振られる
B:主人公が振る
C:すれ違ったまま
D:ハッピーエンド
あなたはどれを選びましたか? さっそく結果を見てみましょう。
【診断できること】あなたのネガティブ度と対処法
深層心理において「映画」は、あなたの中の心象風景を映し出すもの。そして、映画のラストをどのような結末にするかは、環境から刺激を受けた際に、あなたがどのような考え方や対応をするかが反映されています。そのため、最終回をどんなストーリーにするかによって、あなたのネガティブ度が分かるのです。
■A…ネガティブ度35% 周囲に期待しない
あなたは現実的なものの考えができるため、あまり周囲に期待をしない傾向があると言えます。
自分のことは自分で解決するため、ネガティブな発想に陥ることはあまりないでしょう。しかし、ポジティブかというとそうでもなく、ただリアリストなだけかもしれません。もう少し自分の未来に期待をしたり、心がワクワクするような趣味を持つと、人生観が楽観的に変わっていくでしょう。
■B…ネガティブ度95% 常に最悪の事態を想定する
主人公が自分から恋人を振るという展開を選んだあなたは、かなりの悲観主義者かもしれません。
自分が傷つくことを恐れるため、チャンスを自ら“無かったこと”にする心理傾向があるようです。人生や人間は、あなたが思っているほど恐ろしいものではありません。常に最悪の事態を想像することも大切ですが、今を楽しもうとする発想も大事なことです。まずは、自分を好きになるようにしましょう。そうすれば、世界は楽しい彩りを帯びてくるはず。
■C…ネガティブ度70% ついマイナス思考になる
あなたはついつい物事をマイナスな方向に考えてしまう癖があるようです。
もしかしたら、厳しい家庭環境で育ってきたという経緯があるのかもしれません。自分自身にストイックなので、社会的に評価されているあなたですが、「まだまだこんなんじゃダメだ」と自分に鞭を打つところが。たまにはハメを外したり、自分を許すようにしてみてはどうでしょう。あなたは十分素晴らしい人なのですから。
■D…ネガティブ度10% ポジティブで能天気
あなたはネガティブとまったく縁のない、超ポジティブな発想の持ち主。
ドラマの主人公がハッピーエンドになるように、自分の人生も幸せに満ちていると思い込んでいる節もあるようです。それはそれで幸せなことかもしれませんが、現実を見極める目を持たないと、どこかで痛い思いをしてしまうかも。周囲から自分がどう思われているのかを洞察する目を持つようにすれば、きっと名実ともに幸せになれるはずです。
【まとめ】
常にポジティブ思考でいることは難しいですが、過度な心配性でも疲れてしまいます。ちょっと考え方を変えるだけで気持ちが軽くなるかも! マインド面・行動面並行して実践してみるのがおすすめです♡