ごきげんよう。父からの提案「今年中に入籍したら200万円ボーナス」をきっかけに始まった、彼氏なし歴4年半のライター・ルーシーの婚活日記。1年では思い叶わず、気づけば2年半が経過しました…。とほほ。詳しくは「結婚がすべてじゃない時代だからこそ「結婚」してみたい。|彼氏なし歴4年の25歳こじらせライター・ルーシーの婚活日記vol.1」を読んでみてくださいね。
さて、今週末は母の日ということで、一足先に帰省してプレゼントを渡してきたのですが、せっかくなので結婚生活29年目に突入した“熟練夫婦”の両親に、結婚のきっかけやクセ強めなプロポーズ秘話を聞いてみました。エモさただよう写真とともにお届けします!
結婚生活29年目!出会いは大学のキャンパスで…
そもそも父&母の出会いは、中央大学の“神奈川県人会”(昭和感)。父(自称・織田裕二)がひと学年上でしたが、当時おとなしめで控え目だった母(自称・松嶋菜々子)がなんとなく気になり、家が近かったので車で送り迎え(バブリー)しているうちに交際がスタートしたよう。
当時テニスサークルも兼部して、イケイケだった日焼け父。実家が厳しめの箱入り娘で世間知らず、おっとりした性格の母。お互いない要素に心惹かれていったそうです…。
父の浮気で破局
花束みたいな恋をした、みたいな感じでしょうか。ひと学年上の父が先に卒業して社会人になると、まだ学生だった母とは次第にすれ違い始めます。追い打ちをかけるように、銀行員の父が大阪へ転勤。ふたりの距離は物理的にも開いていきました…。
そして、お尻とおっぱいに目がくらんだ父は銀行の女の子にお手付き(浮気)。母は電話で別れを告げられてしまいます。母も母で、自称・松嶋菜々子と言うだけあって、父と別れてすぐに東工大・院生(SONY内定済み)というハイスぺ理系男子を捕まえます。父、母ともに別々の相手と交際スタートすることに!
衝撃!プロポーズの言葉は
そんなこんなで、1年が過ぎた頃、母の実家に1本の電話が。発信元は大阪、父からです。母が電話口に出ると、父は開口一番
「俺と結婚してくれないと死んじゃう」
状況がまったく飲み込めない母は「?」を浮かべつつも、なすがまま。「今週末、そちらに向かうから土曜日13時に横浜西口、マドロス少年像の前で」と言い残し、父は電話を切りました。スマホのないあの時代、時間も場所も事前に決めないと絶対に会えないんですね。やり直しが効かない昭和の恋って、なんかエモだなあ。
元カレ VS 今カレ。あいだで揺れる母
無事「マドロス少年像」の前で落ち合った父と母は、会わなかった年月を埋めるようにさまざまな話をしたよう。父の強烈なプロポーズに気圧されながらも、母の気持ちは次第に再燃していきました。しかし、父のあとに交際していた東工大BOYの存在もあり、プロポーズの回答はいったん「保留」に。
「元カレからプロポーズされた」と告げられた東工大BOYは「ちょっと待った!」と言わんばかり。「来年の春(自分が院を)卒業するタイミングで入籍したい。そのために今は婚約しよう」と言ったそう。東工大リケダン VS. 元カレ銀行員、さあ軍配はどちらに上がるのか…。
結婚するうえで大切なのは〇〇らしい
母の下した決断は「元カレ銀行員」。母に当時の気持ちを振り返ってもらうと、
「ほらママ、実家が厳しかったでしょ。イケイケだったパパについて行ってみたくなったんだよね。なんだか新しい世界を見せてくれそうだったから。それに東工大BOYは誠実だけどカタブツで、初デートは“僕の先祖に会ってほしい”って墓参りに連れて行かれたの。それもちょっと引っかかってて…」
BGMは「ホール・ニュー・ワールド」。♪見~せて~あげ~よう~です。もはや母はジャスミン、父はアラジンです。ここからふたりは魔法の絨毯に乗って、結婚という旅を始めたのです。それにしても、リケダンの墓参りデートはクセがスゴイ。
…結局のところ、結婚に必要なのは「勢い」なんだそう。確かに、昭和に比べてますます多様な生き方がフォーカスされるようになった令和という時代。結婚がすべてではないからこそ、そこには「勢い」が必要なのかも。
ミッションリミットまであと239日!To be continued……