内助の功とはどういう意味?必要な資質やスキルを解説!

内助の功とは?意味や必要なスキルを解説

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夫など身内を陰で支える働きのことを「内助の功」といいます。ですが共働きが増えた現代では、内助の功は時代遅れなのでしょうか? 今回は、内助の功の意味や使い方、内助の功に必要な資質などを解説します。

内助の功とは?

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内助の功の意味

まずは「内助の功」の正しい意味を確認しておきましょう。

【内助の功】

陰ながら援助する身内の功績。特に、夫の活躍を支える妻のはたらきについていう。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

一般的に「夫を献身的に支える妻」という意味で使われることが多いですが、身内にならだれでも使える言葉のようですね。夫婦のカタチが多様化してきた現代においては、「パートナーを支えた功績」のような意味で捉えると自然かもしれません。

内助の功の類語

内助の功の類語には、「縁の下の力持ち」などがあります。

【縁の下の力持ち】

他人のために陰で苦労、努力をすること、また、そのような人のたとえ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

こちらのほうが一般的に使われやすいかもしれません。会社のためや集団のために人知れず努力している人って尊敬しますよね。

内助の功の使い方

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具体的には「内助の功」という言葉はどんな場面で使われるのでしょうか? 例文を見てみましょう。

「あの人が出世できたのは内助の功のおかげだ」

「私がここまで頑張れるのは、内助の功あってこそだ」

こんな風に、人のことをいう場合でも自分のことをいう場合でも、両方とも使えます。

内助の功って時代遅れ?

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内助の功という言葉は、今となっては時代遅れなのでしょうか? 20~30代の女性100人に聞いてみました。

(アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査)

Q.「内助の功」(夫を陰で支える妻の働きのこと)という言葉はもう古いと思いますか?

古いと思う 68人
古くない(今でも重要だと思う)32人 

古いと感じている男女が7割弱という結果になりました。時代とともに夫婦の在り方も変わってきますよね。結婚する際には、相手がどう考えているのかも聞いてみると良いかもしれません。

内助の功に必要な妻の資質

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上記と同じ女性たちに「内助の功」に必要な資質を聞いてみました。

  • 「お互いを思いやる」(39歳・会社勤務)
  • 「出しゃばらずにサポートすること」(34歳・パート・アルバイト)
  • 「謙虚さ」(26歳・パート・アルバイト)
  • 「見返りを求めない」(37歳・パート・アルバイト)
  • 「愛情」(31歳・専業主婦)
  • 「どんなことがあっても受け止められる強さ」(25歳・専門職)

夫を支えるためには謙虚さや思いやり、相手への愛情は必須ですよね。支えたいと思える夫を選ぶことも重要かもしれません。

こんな行動が内助の功になる!

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では具体的にはどのような行動が内助の功だと思われるのでしょうか。男性に「妻からしてもらうと嬉しいこと」を聞いてみました。

1.料理

  • 「料理を作ってくれる」(回答多数)
  • 「好きな料理を作ってくれる」(回答多数)

家に帰って美味しい料理が待っていると嬉しくなりますよね。さらに栄養バランスを考えた食事を提供できるとパーフェクトかも?

2.話を聞いてくれる

  • 「話を聞いてくれる」(回答多数)

ただ話を聞いてくれるだけで十分という男性も多くいます。

3.気配り

  • 「自分のために行動してくれる・さりげない気配り」(回答多数)
  • 「ひとりの時間を作ってくれる」(回答多数)
  • 「マッサージ」(回答多数)

相手が何を求めているのかを察して行動できることも素晴らしいです。そっとしておくことも時には必要ですね。

4.いつも笑顔でいてくれる

  • 「笑顔でいてくれること」(回答多数)
  • 「ありのままでいてくれたらそれでいい」(20代男性)
  • 「いつも健康で笑顔でいてくれたら」(30代男性)

いつも笑顔でそこにいてくれるだけで十分という夫も! こんな風に思ってもらえたら幸せですね。

5.受け入れてくれる

  • 「受け入れてくれる・認めてくれる」(回答多数)

人生には山あり谷あり。何かトラブルが発生したときなどに、夫をありのままに受け入れることは案外難しいかもしれません。包容力は男性にも女性にも必要なんですね。

内助の功は必須?夫婦円満の秘訣6


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最後に、ワタベウェディング株式会社が20~59歳の既婚男女400名に行った、「夫婦の絆に関するアンケート調査」の結果から、夫婦満の秘訣を見てみましょう!

1.感謝を伝える

感謝の気持ちは心の中で思っているだけでは伝わりません。言葉にして「ありがとう」と普段から言えるかどうかで、お互いへの気持ちも変わってきますよね。なにか少し大きな感謝を伝えたいときには、プチギフトなどを一緒に贈ってもいいかも♡

2.会話の時間を持つ

毎日仕事や家事・育児などに追われていると、夫婦でまったく会話をしなかったなんて日が出てきてしまいますよね。ですが、些細なことでもコミュニケーションをとることは重要です。その日あったこと、嬉しかったことなど、何でもいいので毎日会話できるようにしてみては?

3.一緒に食事をする

食事は生活に欠かせないものです。毎日3回の食事を楽しめるかどうかは、人生の幸福度に大きく影響すると言っても過言ではないかもしれません。毎食でなくとも一日に1回くらいは、夫婦一緒に美味しい物を食べることで、幸せを共有できますよね。

4.記念日を祝う

記念日はふたりにとって重要な日。その日を一緒にお祝いすることで、結婚する前や新婚時代を思い出せたり、その後を振り返ったりするきっかけにもなります。お互いに感謝することもできるかもしれませんね。

5.旅行する

一緒に生活をしていると、マンネリになりがちです。そんな夫婦に新鮮さを取り戻してくれるのが旅行。年に1度だけでも夫婦で行きたい場所に行って、日常を忘れる時間を作るのもおすすめ♡ 相手の新しい一面に気づけるかもしれません。

6.共通の趣味を持つ

休みの日などに一緒にできる共通の趣味を持っている夫婦は、仲がいい傾向にあるようです。共通の趣味を持っていれば、「次は○○したい」「今度○○に行ってみない?」など、会話する機会も増えそうですよね!

【まとめ】

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「内助の功」の意味や、内助の功に必要な資質などをご紹介しました。内助の功は古いと思われることもあるようですが、どちらかだけが支えるのではなく、お互いに支え合いながら幸せな夫婦生活が送れると良いですね!