スピード婚は何か月まで?アリ?ナシ?する人の特徴や結婚の決め手

スピード婚の定義とは?早く結婚したがる男性心理とメリット・デメリット

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交際0日婚や付き合って1か月で結婚など、世の中には「本当に?」と思うくらいスピーディに結婚する人もいますよね。付き合ってからどのくらいで結婚すると、スピード婚と呼ばれるのでしょうか? 今回は、スピード婚はアリかナシか調査。結婚する際に確認すべき価値観や、プロポーズを引き出す行動もまとめました!

スピード婚は何か月までのこと?

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はじめに、お付き合いして何か月で結婚したら「スピード婚」になるのか聞いてみました。

(アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査)

Q.スピード婚は交際何か月までのことを指すと思いますか?

~1か月未満…27%
~3か月未満…29%
~半年未満…24%
~1年未満…14%
1年以上…6%

3か月未満までが56%と半数以上。そして半年未満までが80%という結果になりました。1年待たずに結婚するとスピード婚と言えそう。

スピード婚はアリ?ナシ?

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続いて、スピード婚はアリかナシか、男女に聞いてみました。

(アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査)

アリ…41%
ナシ…59%

ナシ派が約6割とやや多くなりましたが、だいたい半々ともいえるのではないでしょうか。続いて、それぞれの意見を聞いてきました!

【スピード婚はアリ派の意見】

  • 「合うと思うことは実際に合っていることが多いから」(22歳)
  • 「結婚には勢いも必要かなと」(24歳)
  • 「長く付き合えばいいというものでもない気がするから」(29歳)
  • 「好きなら早くすればいい」(25歳)
  • 「結婚したいとお互いが思ったタイミングですることがベストだと思うから」(24歳)

【スピード婚はナシ派の意見】

  • 「結婚してから価値観が合わなくなって離婚になりそう」(29歳)
  • 「急ぐ理由がないのであれば様子見も必要」(28歳)
  • 「同棲してから見極めたいから」(29歳)
  • 「もっとお互いを理解してからのほうが絶対良い。後々後悔するはず」(24歳)
  • 「ゆっくり愛を育みたいから」(29歳)
  • 「借金や浮気性など後から気付くことがありそうだから」(27歳)

「勢いが大事」というアリ派の意見から、「ゆっくり見極めたい」というナシ派の意見まで幅広く集まりました。こればかりはそれぞれの性格もありますし、ふたりが納得しているならいいタイミングでするのが一番ですよね! ただ、どんなに交際期間が短くても最低限すり合わせておくべき価値観はありそうです。

スピード婚する人の特徴

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続いてスピード婚する人の心理的な傾向を、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

1.素直で騙されやすい性格の人

恋愛における嘘は、ときとしてふたりの仲を引き裂くことに繋がります。しかし、こと結婚に関して言えば、早婚に結びつきやすいとされています。
アメリカの心理学者ディボーロの実験によると、嘘を見抜けない相手は交際相手から好意を持たれ、パートナーとして選ばれやすいという結果が出ています。しかしそんな関係性でフェアな結婚生活が送れるのか…というと話は別ですが…。

2.自分をよく認識し、つり合いの取れた人を選べる人

心理学者のマースティンは、99組のカップルの写真を用意し、身体的魅力を採点させました。すると、容姿のレベルが似た者同士のふたりは、お互いの満足度が高く、早い段階で結婚を意識しやすいという結果になったそうです。これをマッチング仮説と名付けました。そのため、自分をしっかりと認識し、それに見合った相手を選べる人は、付き合ってから結婚にいたるスピードが速いといえます。ちなみに、容姿が不釣り合いな場合は、社会的地位、性格、知性などでバランスを取る必要があるようです。

3.第一印象で長所をアピールできる人

初対面の相手に自分の長所をアピールしたり、良い部分だけを伝えるのは、謙虚さに欠けると感じてしまう人も多いでしょう。でも、早く結婚したい場合は、初対面の段階で自分の長所から伝えるようにしましょう。社会心理学者のソロモン・アッシュは、印象形成実験を行い、最初に良いイメージを提示したら、その後も良い印象が残りやすいという結果を発表しました。そのため、第一印象で自分の長所をアピールできる人は、結婚相手として選ばれやすくなるのです。

スピード婚もアリ♡結婚の決め手は?

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続いて、20〜30代の既婚女性100名に、今のパートナーとの結婚の決め手は何だったのかを聞いてみました!

1.一緒にいて楽しい

  • 「一緒にいて楽しいから」(回答多数)
  • 「一緒にいて楽」(回答多数)
  • 「一緒にいることの方が自然だと感じた」(30代)

一緒にいて楽しい、楽だ、と思える人って、なかなか巡り合えないですよね。「一緒にいることのほうが自然だと感じた」とまで思える相手ならば、結婚を考えるのも自然なこと♡

2.価値観が同じ

  • 「お金の感覚が合う」(回答多数)
  • 「異性関係に対する価値観が合っていた」(30代)
  • 「同じ業界で働いていたので、お互いの仕事に理解し合えたから」(30代)
  • 「嫌いなものの価値観が一緒」(20代)
  • 「食の趣味やお酒の趣味も一緒だったから」(30代)
  • 「趣味が同じ」(30代)

結婚の決め手として最も多く挙げられたのが、価値観に関すること。お金やものの考え方、趣味や食の好みなど、やはり共通点が多いほどより相手のことを分かり合えますよね。

3.自然体でいられる

  • 「自然体でいられる」(回答多数)
  • 「この人しかいないと思った」(回答多数)
  • 「安定感」(30代)

誰かと一緒に生活することは少なからずストレスを感じるもの。自分が自然体でいられるか否かでストレス具合は大きく変化しますよね。自分のためにも、自然体でいられる相手というのはとても貴重な存在です。

4.タイミング

  • 「タイミング」(回答多数)
  • 「6年以上一緒にいたので流れで」(20代)
  • 「お互い結婚したいと思っていた」(20代)
  • 「大好きな人で7年くらい付き合ってそれが自然だったので」(30代)

「結婚」という人生における大きな出来事でも、「タイミング」「流れで」といった理由で決めた方も。意外にも結婚のタイミングはぽーんとやってくるのかもしれませんね。

5.優しい

  • 「優しいから」(回答多数)
  • 「包容力」(20代)
  • 「誠実な人だから」(20代)
  • 「自分の苦手分野を補ってくれる」(30代)

優しさを感じる瞬間はそれぞれの価値観によるもの。相手からの優しさを嬉しいと感じることができたら、それはふたりの相性のよさにも繋がっているはずです。

6.大切にしてくれる

  • 「自分以上に私のことを大切にしてくれると確信したから」(30代)
  • 「この人以上に自分のことを好きになってくれる人は現れないと思ったから」(20代)

「この人以上にいない」と思える人に出会えること自体、本当に奇跡なこと。相手の言葉や態度から自分を大切にしてくれていると感じることができたら、結婚の決め手となり得るようです♡

7.子どもができた

  • 「子どもができたから」(回答多数)
  • 「付き合って2年が過ぎた頃妊娠が発覚し、結婚を決意」(20代)

子どもができたので結婚を決めたという回答も多く見られました。きっと生活や環境がガラッと変わってしまうかと思いますが、結婚を決めるいいきっかけになるかもしれませんよね。

スピード婚がうまくいく!確認すべき価値観は?

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スピード婚はアリかナシかのアンケートの際に出てきた「結婚してから価値観が合わなくなって離婚になりそう」という問題。では結婚前に確認すべき価値観は、具体的にどんなものなのでしょうか? 20〜30代の既婚女性100名に「結婚前に絶対チェックすべき価値観」を聞いてみました。

1.金銭感覚

  • 「結局お金が大事」「お金で苦労したくない」「ふたりのお金だから」(回答多数)
  • 「離婚の原因になるから」(26歳)

一番はやはり「金銭感覚」。ふたりで暮らすことになるので、お金も必然的にふたりのものに。子供や老後のことなど将来的に多額のお金がかかることを想定すると、早いうちから貯金をしておきたいですよね。しかし相手と「何にお金をかけるのか」「貯金や節約の考え方」「モノの高い・安いの感覚」が違うと、お互いにお金のことで不満を感じ、いつしか衝突することも。お金は一生ついて回る問題です。お金の価値観は似ている方がストレスなく生活できそうですよね。

2.食の好み

  • 「毎日の料理を考えるのが面倒」「気にして食事がストレスになる」(回答多数)
  • 「好きなもの食べたい」(28歳)
  • 「食生活が違いすぎるのも大変」(29歳)
  • 「家でのおかずの品数。もっと欲しいとかストレスでしかない」(38歳)
  • 「食の好み。国産のじゃないとダメ.食品添加物NGなど」(32歳)
  • 「食事の好み。自分ばかり我慢してるとイライラがたまるし、食事の時間は楽しく過ごしたいから」(38歳)

結構人によって変わってくるのが食の好み。毎日食事は欠かせないからこそ、好みが違いすぎると、食べるものを考えるだけでストレスに。好きなものを食べられないことも苦痛になってしまいますよね。なにより美味しいものを好きな人と共有できるのは幸せなこと。食事の時間が楽しいですし、食事を通してコミュニケーションを取れるので、夫婦円満には必須の価値観のようです!

3.清潔感の程度

  • 「清潔程度をどこまでストレスなく許容できるか」(回答多数)
  • 「掃除の頻度、バスタオル洗う頻度」(32歳)
  • 「清潔感については掃除など家での喧嘩につながりやすい」(31歳)
  • 「自分と相手の汚いということに対しての概念。キッチンのスポンジで机を掃除してしまったりするから」(29歳)
  • 「潔癖症とズボラの人だととにかく合わない。主人が潔癖症で、私がズボラなので毎日ストレスがたまる」(28歳)

潔癖すぎても、汚いのが平気すぎてもNG。清潔感や衛生意識はコロナで顕著になった部分も大きいですが、人によって許せるレベルが結構変わるものですよね。ある程度妥協が必要にもなってくるので、お互いに許容範囲内に収まっていることが大切。結婚前に相手の部屋をチェックしたり、それとなく掃除の頻度を聞いたりすると分かってきそうですね!

4.将来設計

  • 「子供について。結婚してからだと遅い」「子どもや結婚式は人生に大事な決断」(回答多数)
  • 「将来設計、先のことをよく考えているか」(34歳)
  • 「子供に対する愛情をどれだけかけれるか。子供に対しての愛情をがなくて離婚したから」(27歳)
  • 「住むところ。子どもの有無やタイミング。家は最大の買い物、それがイメージと違うと修正できない」(29歳)

ふたりの人生になるからこそ、子どもや結婚式の有無の認識を合わせることは大事なこと。特に子供の有無などは人生を変える大きな決断です。いくら大好きな相手であろうと、我慢がストレスの原因になってしまうので、妥協せず、将来設計に関しての認識を合わせるようにしましょうね。

5.家族との付き合い方

  • 「家族との付き合い方」(回答多数)
  • 「親の老後について」(33歳)
  • 「家族の理想像。どんな家族になりたいかイメージがある方がより高めあえる」(38歳)
  • 「親戚付き合いの考え方。自分側の親戚付き合いが多いので、それを面倒くさがないでくれるのはありがたいので」(38歳)
  • 「両親との距離感。季節行事など夫の実家はどうなのか自分の実家とはあまりに違っていて戸惑ったから」(38歳)

相手の家族との付き合い方も大事なポイントです。もちろん自分の親を大切にしてもらいたい気持ちもありますが、結婚したとはいえ「気心通った親戚」とは言い難いですよね。当人同士は問題なくとも、親戚との距離感に悩むことも多いはず。どう向き合ってほしいか、どう付き合っていきたいかをふたりで共有することで、適度な距離感が見えてくるはずですよ◎

6.生活リズム

  • 「休日の過ごし方。インドアとアウトドアが違えばきつい」(29歳)
  • 「ひとり時間のとり方。つねに他人が居るのはある意味ストレスだから」(36歳)
  • 「休みの日の過ごし方、家事分担。確認しないと喧嘩になるから」(27歳)
  • 「睡眠時間の相違。自分は6時間寝たらよく寝たとおもうが相手は9時間以上寝ないと✕」(21歳)

結婚はライフスタイルが合うかどうかも重要。睡眠時間や休日の過ごし方などが違うと、心身ともに疲れてしまいますよね。これまでの生活リズムを変えることも難しいですし、ストレスが募って喧嘩になってしまうことも。お付き合いをしている段階から「休日はたくさん寝ていたい」「おうちデートより外デートがいい」と要望を伝えるなど、ふたりなりの生活スタイルを築いていきたいですね!

7.異性との距離感

  • 「浮気のライン。離婚の原因になるから」(26歳)
  • 「束縛。何時に帰ってくる、誰と会うなど」(32歳)
  • 「異性との距離関係。浮気などを無駄に心配しないため」(34歳)

付き合っているときからですが、異性との距離感は同じ方が吉。ただの友達と会っているときに「何時に帰るのか」と鬼LINEが来ても困ってしまいますし、逆にいくら友達でもボディータッチが多かったり、頻繁に遊びに行くのは心配になるもの。お互いのボーダーラインをハッキリさせることで、異性関係で喧嘩になることは減ると思いますよ。相手が嫌がることをしないのが第一ですよね!

8.家事への考え方

  • 「家事のでき具合。“できる”はそれぞれ違うから、どれくらいできるのか直接確認する」(22歳)
  • 「自炊の頻度、家事分担など。生活基盤の意識で何かずれがあると大きな歪みにつながると考えているから」(27歳)
  • 「家事へのやる気、分担への意欲経済感覚。夫の家政婦になる訳では無いので、家事や自分のことをどれだけやってくれるかが大事」(28歳・公務員)

やはり問題になるのが「家事分担するかしないか」。結婚は夫の家政婦になるわけではありません。いくら得意不得意があろうとも、家事はふたりで行うものです。何をどのくらいできるのか確認し合い、家のことをどの程度すれば良しとするのか、家事の価値観をすり合わせると◎。完璧を目指さずとも、ふたりで分担しあうのがストレスフリーに生活するコツですよ!

9.趣味に対する考え方

  • 「趣味に対する考え方」(33歳)
  • 「趣味に対してどれだけお金を使うか」(28歳)

趣味が違くとも、相手の趣味に対する考え方を理解し合うことが大切です。たとえば趣味にお金をかけたい派もいれば、そこまで派もいますよね。お金の問題や休日の過ごし方問題などにも影響をしてくるので、もしも不満を感じる部分があるならば、趣味に対する考え方を話し合うようにしましょうね。

10.コミュニケーションスキル高いか

  • 「コミュニケーションスキル高いか。楽しく過ごせる基礎ポイント」(37歳)
  • 「人とのコミュニケーションの取り方。自分が一番気になる大事な価値観だから」(30歳)

結婚後も仲良くいられる秘訣は「コミュニケーション」の取り方にアリ。毎日顔を合わせるのだからこそ、ふたりの絆を深めるコミュニケーションを取りたいですし、なにか問題が起きてもきちんと話し合って対処していきたいですよね。ふたりでどんな結婚生活を送りたいのかを考えれば、自然と相手に求める条件も出てきそう!

スピード婚したいなら意識♡プロポーズを引き出す行動は?

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最後に、「プロポーズを引き出すためにすること」を女性404人に聞いてみた結果をご紹介します!

<1位>「将来についての話をする」113人

一番多かったのは「将来の話をする」ということ。
何気なくでいいので「将来はここに住みたい」「こんな家族が理想」などをふたりで話すことで、彼も結婚を意識するように。身構えなくても、一緒にいたいという意思を伝えることが大切です♡

<2位>「“子ども欲しいなあ”“子供かわいい”アピールをする」60人

公園にいる子どもや友達の子どもなどなど。赤ちゃんを見て「かわいい」と言う姿に、男性は自身の家庭を意識するはず。ただアピールし過ぎは良くないので、自然に彼の結婚願望を刺激させると◎。

<3位>「“結婚したいなあ”とぼやく」45人

ストレートに「結婚したいなあ」と彼に伝えるのも◎。長年付き合っていても何もない彼や、決断できない彼には最適の方法かもしれませんね。回りくどくないので、いくら鈍感な彼氏でも結婚願望に気づいてくれます!

<4位>「友人夫婦生活や結婚式の話をする」「同棲したいと申し出る」30人

周りが結婚しだすと、自分たちもそろそろかな…という雰囲気になりますよね。「友達の結婚式に行ってきたんだ」「幸せそうだった」と他愛もない話に混ぜると◎。

また同率4位だったのが「同棲」。一緒に暮らすということは、生活を共にするということ。同棲することでより相手のことも知り、結婚しても良いかの判断もできますよね。相手の結婚本気度も知ることができるチャンスです。

情報提供元/愛カツ

【まとめ】

付き合ってすぐに「この人だ!」と運命を感じてしまったら、すぐに結婚の話が出てきても不思議ではありません。スピード婚自体は悪いことではないので、お互いの気持ちに正直になってもいいでしょう。ただし、結婚後すぐに価値観の違いが発覚して離婚…なんてことにはならないように、しっかり見極めてくださいね!