こんなところにも影響が!20代の6割がギャップを感じる「コロナ禍の転職」を調査!
最近ではめずらしくない転職活動。自分に合った会社選びをしたつもりが、転職後にギャップを感じるという人が多いようです。原因はコロナ禍におけるオンライン選考?今回は、そんなコロナ禍での転職経験者に行ったアンケート結果をお届けします。
・調査対象:コロナ禍(2020年4月~2021年10月)で、転職を経験している20代男女
・調査方法: Webアンケート(アンケートモニターサービスを活用)
・調査期間:2021年10月22日~2021年10月24日
・有効回答数:330名
まずはこちらから。コロナ禍で転職を経験した20代で、転職後にギャップを感じる人は6割以上という結果に! 3人に2人が思っていたのと違う、と感じていることがわかりました。
では実際にギャップを感じた点はどこか聞いてみると、最も多かったのが「会社の雰囲気」という結果に。次いで「仕事の進め方」、「上司や同僚との人間関係」、「実際の仕事内容」と続きます。休日出勤や昇進の評価基準よりも、職場の人間関係や雰囲気、どのように仕事を進めていくかといった環境面にギャップを感じる人が多いんですね。このようなギャップを生んでしまう原因には、転職までの選考フローがほとんどオンラインであることが挙げられます。
コロナ禍では、Web面接での選考が多くなり、「最終面接のみ会社に訪問」「最終面接も含めて、全ての選考がオンライン」という企業も少なくありません。また、「リアル」で面接を実施する際も、感染症対策の観点から、面接時に会える社員の数が少なかったり、面接をする採用担当者としか話す機会がないなど、会社の雰囲気や職場の人間関係を体感する機会が確保しにくい傾向にあります。こうした背景から、リアルな会社の雰囲気をつかめないままに転職し、ギャップにつながってしまうようです。
コロナ禍での転職への満足度を聞いてみると、6割以上が「満足」と回答しました。ギャップを感じた人の割合と比較すると、思っていたのとは違うものの順応できたという人もいるようです。一方で「不満」と答えた人に、その理由を聞きました。
転職後に不満を感じる理由について、「会社の雰囲気が合わない」が50%で最多に。次いで「仕事の進め方が想定と違った」、「上司や同僚との人間関係が合わない」と続きます。転職後にギャップを感じている点と一致していることから、想定と異なるというギャップが、転職先への不満につながっていることがわかりました。
コロナ禍ではライフスタイルの変化に加えて、就職・転職活動へも影響が大きいことがわかりますね。オンライン化して見えづらい部分もありますが、できるだけミスマッチを減らせるような会社選びが必要なようです。
情報提供元/株式会社学情