「拈る」読めますか?「ねばる」じゃなくて…え、そう読むの!?

「拈る」って正しく読める?


ずっと日本語を使って暮らしていても、まだまだ知らない漢字ってあるものです。たとえば「辷る」「毳毳」「猋」など……どれも、ひらがなで書けば誰もが知っている言葉なのですが、あなたはいくつ読めましたか?

さて、そんな「読めそうで意外と読めない」日本語クイズ。本日も早速いってみましょう。お題はこちら!

「拈る」

ぱっと見て「ねばる」と読んでしまいそうですが、よく見ると違う漢字です。「粘る」は米+占ですが、今回のお題は「扌(てへん)+占」。この漢字、いったいなんと読むのでしょうか? あなたもよく知っている日本語です♪

 

■ここでヒント!

読み方を探るヒントとして、言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「拈る」の意味は次のとおりです。

 

  1. 指先でつまんで回す。(例:スイッチを拈る)
  2. からだの一部をねじって向きを変える。(例:腰を拈る)
  3. ねじって回したり、締めたりして殺す。(例:鶏を拈る)
  4. つねる。(例:ほっぺたを拈る)
  5. いろいろと悩みながら考えをめぐらす。(例:対策に頭を拈る)
  6. わざと変わった趣向や考案をする。(例:拈った問題を出す)
  7. 苦心して俳句や歌などを作る。(例:一句、拈る)
  8. 簡単に負かす。かたづける。(例:試合相手を軽く拈る)
  9. 金銭を紙に包む。(例:出演者にお拈りを渡す)

たくさんの意味がありますね。上からひとつずつ、どんな日本語で表現するか想像していってみましょう。……答えが分かりましたか? それでは、この辺りで正解を見てみましょう。正解は、こちら!

「拈る」の読み方、正解は「ひねる」でした。漢字では「捻る」と書くのが一般的ですが、こんなふうに書くこともあります。豆知識としてぜひ覚えてみてくださいね。

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