年末年始の食べ過ぎさんにもぴったりなヘルシーレシピ!「イワシのほろほろつみれ汁」をサッカー日本代表専属シェフが伝授♪
世界中で飛び回り、慣れない環境でプレーをする選手の体はもちろん、心も支える料理で、あつい信頼を得ているのが、サッカー日本代表の専属シェフを務めている西 芳照(よしてる)さん! 特別に、いつも選手に作っているという栄養満点な絶品レシピを西シェフに聞いちゃいました♪
今回教えていただくのは…ゴールキーパーの権田修一選手(写真後列いちばん左)もお気に入りだという、「イワシのほろほろつみれ汁」。年末年始に食べ疲れ飲み疲れした体にも優しい、つみれ汁の作り方を、「いわきFCパーク」の中にある、西シェフのレストラン『NISHI’s KITCHEN(ニシズ キッチン)』にて実際に作って教えてもらいました!
「イワシのほろほろつみれ汁」の用意するもの
材料(2人分)
イワシのすり身…58g(おおよそ1尾分)
合わせ味噌…18g
片栗粉…10g
卵…1個
ねぎ…15g
しょうが…5g
にんじん…10g
しめじ…20g
大根…40g
水…270cc
①野菜を切って、下ごしらえをしておく。
つみれの具材になる、しょうがとねぎの白い部分をみじん切りにする。にんじんと大根はいちょう切りに。しめじは石づきを切り落として、手で数本ずつに裂く。また、トッピング用にねぎの緑の部分を小口切りにしておく。
「しょうが焼きのレシピ内でも紹介しましたが、しょうがはスプーンで皮を剥いた方が、使える部分まで剥いてしまうのを防げて、ムダが出ずおすすめです! 」(西シェフ)
②つみれの具材を混ぜ合わせる。
ボールに、イワシのすり身、卵、①で切ったねぎとしょうが、味噌5g、片栗粉を入れて、混ぜ合わせる。
「少しだけつみれの中にも味噌を入れることによって、臭み取りにもなるんです」(西シェフ)
③具材を煮る。
鍋に水、にんじん、大根、しめじを入れて煮立たせる。煮立ったら弱火にして残りの味噌を入れ、お玉につみれの具材をとり、崩れないように慎重に鍋に入れる。つみれの具材をすべて入れたら、つみれが固まるまで弱火のまま5分ほど火にかける。お椀にお好みの分量をよそい、切っておいたねぎをトッピングしたら出来上がり!
「煮ているうちにイワシからもしっかり出汁が出るので、特に出汁を別で入れる必要はありません。もし入れるとしたら昆布出汁が相性いいのでおすすめです」(西シェフ)
サッカー日本代表選手も愛する「イワシのほろほろつみれ汁」の完成!
まず汁をひと口飲むと、ホッとするやさしいおいしいさ~♡ 出汁を入れてないのに海の香りがしっかり。イワシの豊かな風味も感じられます。そして衝撃を受けたのが、イワシのつみれの食感!口に入れた瞬間フワ~っと溶けてしまうようなほろほろ加減なんです。これは毎日の食卓はもちろん、お酒を飲んだ次の日の朝にあったら、もう歓喜のおいしさです。こんなつみれ汁をさらっと作れるような、女性になりたい…。心からそう思い、西シェフに教えて頂いたその日に早速材料を買って帰り、翌日にも作りました。ズボラな担当ライターでも再現できたので、西シェフのレシピさえあれば誰でもおいしく作れるんだと確信できたので、ぜひお試しあれ(笑)!
「DHAが豊富に含まれる青魚は、サッカー日本代表選手も好んで食べています。特に、ザ! 日本の味であるつみれ汁は、遠征中によくリクエストが入りますね」(西シェフ)
この年末年始は遠出できなかった分、食べては寝て…を繰り返してしまってた人も多いはず。ヘルシーな「イワシのほろほろつみれ汁」で体調も整えて、新年のスタートを切ってください♪
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1962年福島県生まれ。高校卒業後、和食の道にて修業を積み、2004年からサッカー日本代表専属シェフに。ワールドカップにも4大会連続で同行し、選手のサポートをしている。2011年にはレストラン「ハーフタイム」を開業し、2016年にはフードコート「くっちぃーな」、2018年には、いわきFCパーク内に直営店「NISHI’s KITCHEN いわきFCパーク店」もオープンしている。著書に『サムライブルーの料理人 : サッカー日本代表専属シェフの戦い』、『サムライブルーの料理人 3・11後の福島から』
Twitter:@dream24_nishi
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