恋愛の悩みってある?悩みを活力にする心理テクニック♡
恋愛に悩みはつきもの。そうわかっているものの、悩んでいるときって気分も下がるし不安な気持ちになってしまいますよね。悩みすぎて、仕事や勉強が手につかなくなってしまうことも…。そこで今回は、女性たちに恋愛の悩みについて聞いてきました。悩みを活力にする心理テクニックもご紹介します。
Contents
恋愛の悩みはある?
まずは、みなさんにそもそも恋愛の悩みがあるかどうか、そしてある人はどんなことに悩んでいるのかを聞いてきました。
Q.恋愛の悩みを抱えていますか?
結果はほぼ半々でしたが、「ない」派のほうがやや多いという結果になりました。意外と悩みがない人も多いんですね。続いて、恋愛に関する悩みがあると回答した方はどんなことで悩んでいるのか聞いてきました。
恋愛のどんなことで悩んでいる?
Q.恋愛のどんな悩みを抱えていますか?
新たな出会いがない 37%
恋愛の仕方がわからない 16%
好きな人ができない 12%
交際が長続きしない 6%
その他 29%
一番多かったのが、「新たな出会いがない」という回答でした。そのほか、「恋愛の仕方が分からない」「好きな人ができない」など、片思いや彼氏に関する悩み以前に、出会えないことで悩んでいる方が多いことがわかりました!
カップルの恋愛悩みあるある
続いて、恋人と過ごす時間について、男性に聞いてみました。彼女と会う頻度についてどう思っているのでしょうか?
Q.恋人と過ごす時間についてどう思っていますか?
ふたりの時間が少なすぎる 19%
ふたりの時間が多すぎる 4%
特に問題なし 40%
恋人がいたことはない 37%
結果を見てみると、「特に問題なし」が一番多数派の4割と、おおむね現状に満足している人が多い様子!
一方で「ふたりの時間が少なすぎる(19%)」という意見も多く、これは反対の「ふたりの時間が多すぎる(4%)」の5倍近い数値となりました。どちらかというと「もっと会いたい!」という男性が多いようですね。
Q.連絡を取り合う頻度についてどう思いますか?
特に問題なし 82%
LINEがそっけない 10%
LINEがしつこい 8%
8割以上の方が、特に問題なしと回答しました。不満を感じている人は、「そっけない」派と、「しつこい」派が、それぞれ約1割でした。顔が見えない分、LINEのやりとりって本当に難しいですよね。頻度だけでなく、文体などにも「そっけない」と感じさせる要因はありそう。例えば顔文字やスタンプをあまり使わないと、ちょっと怖い印象になってしまうこともあります。
恋人との会話のお悩み 4選
続いて、男性たちから集まった「会話に関するお悩み」を多かった順にご紹介します。
1.会話が続かない
会話のネタを探して話を振ってもうまく続かないと、「この子、俺のこと好きじゃないのかも…」と感じてしまうようです。たとえうまく会話が続かなくても、もっと相手と仲良くなりたいという気持ちがあればそれが態度に表れて、致命的に気まずい関係にはならないとは思いますが、相手の気持ちが読めないとさらに不安になってしまうようです。
2.話していて面白くない
どれだけ相手のことが好きでも、話していてつまらないと一緒にいる時間が苦痛になってしまうもの。話しながら相手の反応を見て、どんな話なら相手が興味を示しているか、少しずつ検証してみるといいですね。
3.相手が喋りすぎ
会話が続かないよりはましかもしれないけれど、ずっと話し続けられても疲れてしまうという意見も。不安になったら「私喋りすぎてた?」とずばり聞いてみるのがいいかも。
4.相手の口数が少なすぎ
「喋りすぎ」とは対照的に「口数が少なすぎ」なパターンも。物静かな人が好きならそれでもいいかもしれませんが、あまりにも喋らないと「俺に興味ないのかな」と不安になってしまうよう。口下手だったり、喋るのが苦手だったりするなら、「聞き上手」と思われるようなスタンスにシフトチェンジしてみると、無理なく自分の発言を増やさず会話が続くかも。
遠距離恋愛カップルの悩みって?
続いて、結婚相手紹介サービス「株式会社オーネット」が全国の25~34歳の独身男女693人(男性:373人、女性:320人)を対象に実施したアンケートをもとに、遠距離恋愛をしている人が抱えやすい悩みについて探っていきます。
Q.遠距離恋愛で心配なことや気になることは何ですか?
1位:直接会う頻度が少なくなることによる疎遠
遠距離恋愛をし始めたときは、お互いが「会いたい」という気持ちを強く持っていて、電話やメッセージでも頻繁に連絡を取り合っていたものの、お互いに忙しさを理由に顔を見る頻度も話す頻度も減っていって…しまいには恋人関係に終止符を打ったり、いつのまにか自然消滅してしまったり…。遠距離恋愛はそんな結末になってしまうことも少なくないようです。
物理的になかなか会えないことが原因で、恋人との関係に亀裂が入ってしまわないか不安に思う声は、男女ともに最も多いことが判明。疎遠にならずに遠距離恋愛を上手く続けていくには、お互いの家への訪問や旅行など、ふたりで頻度を決めて「定期的に会う」ことを定着させる必要がありそうです。
2位:会うための交通費等の経済的な負担
電車や車で往復数千円で行けるならまだしも、新幹線や飛行機で行く距離となれば、一回の交通費で往復数万円かかってしまうこともありますよね。大切な恋人に会うためだと分かっていても、お金の問題は現実的に考えて負担が大きいもの。「交通費」と「恋人に会いたい気持ち」を天秤にかけて会いに行くことを少しためらってしまい、そんな自分が嫌になる…という人もいるようです。
どちらかが会いに行くときには恋人に予算を共有し、平等な出費にすることが大事。もし経済的に苦しいようであれば、同棲や結婚などを検討してみる方法もあります。
3位:相手の浮気
恋人を信じていても、心の中ではどうしても「恋人の周りにいる人たち」のことが気になってしまうもの。そして、連絡の頻度が減ったり、対応が素っ気なくなったり、久しぶりに会って身なりが変わっていたりすると、「もしかして…」なんて浮気を疑う気持ちが芽生えてしまうのも無理はありません。
もし何も前触れがないのに常に浮気をされていないか気にしているとすれば、自分自身が精神的に辛いはず。趣味を楽しんでみたり、仕事のスキルアップを目指したり、恋人に執着しない生活を満喫して、不安な気持ちを紛らわせてみるのも手。
4位:コミュニケーション頻度が低下することによる疎遠
遠距離恋愛では物理的に距離が離れている分、心理的な距離も離れがち。そして実際に、遠距離恋愛が上手くいかない原因として「コミュニケーションや愛情表現の不足」が第一に挙げられることが多いんです。
なかなか会えないときは、お互いが連絡を取ることを意識する必要があります。どちらかが忙しさやタイミングなどを理由に、電話を拒んだりメッセージを返さないことが頻繁にある場合、関係が崩れる危険信号。かと言って、連絡の強要から束縛気味にならないようにも気をつけなければなりません。自分にとって心地よい連絡の頻度をあらかじめ伝えておくと◎。
5位:自分の浮気
恋人に会えない寂しさや不満を他人で穴埋めしてしまうケースや、「バレないからいいか」と他の異性にスキンシップを求めてしまうケースなど、いつか自分の欲が制御できなくなり浮気に走ってしまわないかと心配に思う人もいるよう。もし別の人への恋心が確信に変わったとしたら、二股はどちらの相手にも失礼なので、すぐに決着をつけないといけませんね。
6位:相手との将来(結婚)が見通せないことへの不安
少数派でしたが、遠距離のままでは恋人との将来が見えず不安に思う人もいました。1年後、数年後、どんな生活をしていきたいのか、自分が希望するライフプランを恋人に共有し、同棲や結婚などへのタイミングを見極めることがポイント。先が見えにくい遠距離恋愛は、将来についての正直な考えをこまめに話し合うことが大事でしょう。
恋愛で悩んだときの解消法
続いて、彼氏のことを信じられないときにどう対処しているのか、女性たちに聞いてきました。
1.原因を考える
- 「原因を考えてやんわりと聞く」(28歳・その他)
- 「信じられなくなる原因を考える」(29歳・会社員)
2.話し合う
- 「話し合う」(回答多数)
- 「確認する」(回答多数)
3.ストレートに伝える
- 「信じられない行動について素直に伝える」(28歳・その他)
- 「我慢できないときは普通にキレる」(29歳・派遣社員)
4.ふたりのルールをつくる
- 「ルールをつくる」(21歳・学生)
- 「しないてほしいことをひとつだけ決める」(27歳・会社員)
5.距離を置く
- 「距離を置く」(回答多数)
- 「言うほどのことではないと思ったら、特に何も言わず溜め込む」(29歳・派遣社員)
- 「何も言わない」(22歳・会社員)
ストレートに伝える、話し合うという回答が目立ちました。今後もお付き合いしたいなら、しっかりと向き合うことが大切ですよね。
恋愛で悩まない!「失いたくない」という意識を活力にする方法
人にはいわゆる“火事場の馬鹿力”があるされていますが、いざというときにならないとそれを意識的に発揮できません。でも、“ある考え方”を持つと、自然に力を発揮することもできるといいます。最後に、損失回避性の法則の観点から「“失いたくない”という意識を活力にする方法」をご紹介します。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.幸・不幸は手に入れたり失ったりすることで感じる
人は何のために生きているのかというと、それは幸せになるためという答えが返ってくると思います。しかし、幸せと言ってもその中身はさまざまで、何が幸せなのかという定義は曖昧なものです。同じく、不幸というものも主観的なものなので、何をもって不幸とするかは人それぞれです。ただ、幸せや不幸は確かに誰もが感じ取ることができるものであるといえます。そして、その多くは手に入れたり失ったりすることと密接です。
2.失いたくないエネルギー>手に入れたいエネルギー
たとえば、働いてお金を手に入れたり、欲しかったバッグを購入するとき、人は幸福感を得ます。反面、恋人と別れたり、会社を解雇されると悲しいですよね。では、手に入れたいというエネルギーと失いたくないというエネルギーはどちらが強いのでしょうか。実は、人は失いたくないというエネルギーのほうが断然強いのです。これは行動心理学的にも証明されていることであり、「損失回避性の法則」といわれています。
3.得をするより損をしたくない“損失回避性の法則”
損失回避性とは「得をするより損をしたくない」という心理傾向のことです。実際に想像してみても、新しい幸せを得るために挑戦するよりも、今ある幸せを守りたいという気持ちのほうが強いと感じますよね。また、幸せを知ってしまうことで失うことへの恐れを抱いてしまう場合もあります。それほど、損をすることや失ってしまうというのは、人にとっては多大なストレスだといえるのです。
4.損を回避しようとするとき大きなエネルギーが生まれる
ただ、この心理傾向は大きなエネルギーを生むことにも繋がります。たとえば会社で上司から、「君の働きぶりでこれから昇給がある」と言われたとき、多くの人はワクワクしますよね。これはやってくる幸運を享受しようという受動的エネルギーだといえます。一方で、「君次第でこれから給与カットする」と言われたらどうでしょう。必死になってそれを回避しようとするはずです。これは自分の力で何とかしようという能動的エネルギーです。恐らくは、後者の方が損をしたくないという思いから、懸命に働き力を発揮しようとするはずです。
このように人の心を揺さぶり突き動かすのは、損失を避けようという能動的エネルギーです。もしも心配事が出てきたとしても、それはあなたにとって自力で回避する方向へと変換することで、大きな活力にもなり得るものなのです。ただし、結果が確定してしまうとどうしようもないため、その前段階で気づいてアクションを起こせるだけの時間的余裕は必要かもしれません。
【まとめ】
悩むということは相手をそれだけ大切に思っている証拠。悩んでいる最中は気持ちが落ち着かなくて辛いことも多いでしょうが、恋愛で悩んでいるのはあなただけではありません! 真剣に向き合いたい相手がいることに幸せを感じつつ、上手く気分転換して悩みと付き合っていけたら、前向きな気持ちになれそうですね。