仕事で結構聞くかも!「生憎」って読めますか?
世の中には、読めそうで読めない日本語が案外たくさんあるものです。たとえば、「御中」、「進捗」、「出納」、「押印」、「何卒」など、仕事でなにげなく使っている日本語の中にも、「そういえばこれ、なんて読むの?」と思ってしまう言葉はけっこう多いはず。
そんな読めそうで読めない日本語クイズのこのコーナー。本日のお題はコチラです。
「生憎」。
仕事で受け取ったメールの中に「生憎その日は不都合で……」なんて表現を見かけること、ときどきあります。いざというときのために読み方を学んでおきましょ♪
ちなみに、読み方は「しょうぞう」ではありません。「いきにくい」でもないですよ。
読めそうで読めない「生憎」という言葉。それでは正解を見てみましょう!
「生憎」の読み方は「あいにく」でした。
生憎の意味はコチラ。
(1) 期待や目的にそぐわないさま。都合の悪いさま。例:「生憎な空模様」「生憎ですが、もう売り切れました」
(2) 折あしく。ぐあい悪く。例:「彼を訊ねたが、生憎留守だった」
というもの。(小学館「デジタル大辞泉」より)
読者の中には、都合が悪いときに「あいにくその日は別の予定が……」と切り出したことのある方も、結構多いのではないでしょうか。あの「あいにく」は、「生憎」という漢字だったのですね。
仕事で使う言葉の中には、読めそうで読めない日本語がたくさん隠れています。ぜひ他の問題にもチャレンジしてみてくださいね。
(豊島オリカ)
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