宛名に書く「御中」ってなんて読む?
社会人の必須ツールとも言えるメール。でもビジネスメールの世界には、普段見かけない独特な日本語が飛び交っているもの。困惑することもあるのではないでしょうか。
たとえば、「何卒」。相手に強く願う気持ちを表し、「どうかお願いします」という意味で使われるこの言葉、読み方は「なにそつ」ではありません。
もしくは、「畏まる(畏まりました)」。パソコンで打てば一発で漢字変換してくれるため自分が使う分には問題ありませんが、受け取る側になってしまうと「読み方がわからない!」と戸惑う方も多いはずです。
そんな絶対に知っているのにいまいち読めない日本語。本日のお題は、こちらです。
「御中」。
これは知ってる、就活で履歴書を送るときにさんざん使った!という方もいらっしゃいますよね。そう、この日本語は電子メールだけでなく郵便物や書類にもよく使われる、社会人の基本用語。使用経験がある方も多いでしょう。
でもこの「御中」、読み方が意外とくせものです。
あなたは正しく読めていますか? ちなみに「おんなか」でも「ごちゅう」でもありません。
では正解は?
「御中」の正しい読み方は、「おんちゅう」でした。
「御中」は、郵便物やメールを出すときに使う日本語。個人名ではなく官庁・会社・団体宛に送るとき、「様」や「殿」のかわりに宛名の下に書き添える言葉です(デジタル大辞泉より)。
もしも先輩や上司から「この荷物、A社おんちゅうで送っておいて」と頼まれたら、宛名には「個人名+様」を使わず「A社 御中」と書きましょう。
仕事にも役立つ日本語クイズは、毎朝6時に更新です。またチャレンジしてみてくださいね!(豊島オリカ)
★まだまだチャレンジしてみる? 漢字クイズ 記事一覧はコチラ
★「何卒」って正しく読める?仕事でよく見るコレ、読めないと超恥ずかしい!