「辛党」は「辛いもの好き」ではない!間違えて使いがちな言葉3選
当たり前のように毎日使っている日本語、漢字の単体の意味やニュアンスでなんとなく理解していたけど実は間違った解釈をしていたなんてこと、実はたくさんあると思います。意味をきちんと理解して正しい言葉づかいを心掛けていきましょう。
♦「潮時」
「このレポート、そろそろ潮時だ!」といったように物事に対してのものさしとしてよく使うこの言葉。正しい意味しっかり理解できていますか? そこで質問です。下のふたつ、適切な意味はどちらでしょうか?
1.「諦めるべき時期」
2.「そのことを行うのにちょうど良い時期」
正解は……
2の「そのことを行うのにちょうど良い時期」です! あきらめの気持ちを表したものではなく、むしろ今が最適だということを指しています。
♦「うがった見方」
○○の見方という言葉はよく聞くけれども「うがった見方」とは一体どんな見方なのでしょうか。次のうち、正解はどれ??
1.「ひねくれた見方」
2.「本質を適切に捉えた見方」
正解は……
2の「本質を適切に捉えた見方」です。「うがった」は「穿つ」(うがつ)で「穴を掘る」という意味から「物事を深く掘り下げて本質を捉えた見方」を意味するのだそう。「うがった見方をしている」と言われれば、それは誉め言葉として受け止めましょう♪
♦辛党
漢字の並びからなんとなく意味を理解している人が特に多いこのワード。正解は以下ふたつのどっちにあたるでしょうか。
1.「お酒が好きな人」
2.「辛い食べ物が好きな人」
正解は……
1の「お酒が好きな人」にあたります!! 辛い党と漢字で書いて「辛党」となので「辛い物が好きな人」と認識してしまうもの無理がありませんよね。ではなぜ「辛党」と書いてお酒が好きな人を指すのでしょうか。これは、お酒の度数が高いほど味が辛くなることからきているそうです。なるほど、これには納得ですね。
いかがでしたか?
漢字の並びだけで言葉の意味を理解した気になってしまうことは危険です!! 言葉によっては間違えて反対の意味で捉えている人も多いので目上の方との会話では特に言葉選びに気をつけたいですね。また、友人に話のネタとしてこの雑学クイズをだしてみてもおもしろいと思います!!(金武弘花)