犬や猫の「肉球」、好きですか?
私は好きです。
まず形がかわいい。さわるとぷにぷにしているのもかわいい。目の前にすると枕草子の「いとをかし」のレベルでとにかく「かわいい」と連発してしまい、語彙がなくなる存在です。
そんな肉球ですが、もちろん「かわいいから」というだけで存在しているのではありません。いったい犬や猫にとってどんな役割を果たしているのか、人間とペットが楽しくハッピーに暮らすための情報サイト「PETomorrow」よりご紹介します♪
【肉球って、なんのために存在してるの?】
◆まずは肉球について知ろう
からだのほとんどの部分がふわふわの体毛に覆われている犬や猫にとって、肉球は皮ふが外界に接している稀な部分です。
年を重ねるにつれて肉球は固くなっていきますが、やっぱりさわるとぷにぷにふわふわ。これは、分厚い皮ふの下に分厚い脂肪があることによってこの感触になっています。そして、その皮ふと脂肪のさらに下に神経が通っているのですが、この皮ふ&脂肪は、他のからだの部位よりも約50倍の厚みがあると言われています。つまり肉球はかわいいだけでなく神経を守る役割を担っているのです!
犬は、真夏の熱いアスファルトや、冷たい氷の上を歩いても温度がからだに伝わりにくい動物といわれているのはこのため。ただ、神経に到達しないために犬自身が気づきにくいだけで、ヤケドや凍傷の可能性はあるので、地面の温度には飼い主さんたちが注意しましょう。
◆犬と猫の肉球の役割
そして、犬と猫の肉球の役割は微妙に異なること、ご存じですか?
・犬
犬の足の裏は、「野球のスパイク」と同じような役割を果たしています。
もともとは狩りをしていた犬の肉球は、獲物を上手に追いかけるために存在しています。具体的には、スタートダッシュを決めたり、突然のカーブを曲がり切ったりするためのもの。
たとえるならば、爪はスパイク、肉球はすべりどめ、といったイメージです。
・猫
一方猫の肉球は「クッション」の役割を果たしています。
抜き足差し足で移動する猫が音を立てないために存在していまし。
実際、肉球を断面図で見ると、犬は凹凸、猫は滑らかになっています。
「かわいい」だけじゃない肉球に関する豆知識、いかがでしたか? 意外と大事な部位だからこそ、さわるとちょっとイヤな顔をされがちなのかもしれません……。(後藤香織)
情報提供元:PETomorrow
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