運気が下がり、体も心も調子を崩しがち……とされている「厄年」。
2017年の本厄は、女性は1957年・1981年・1985年・1999年生まれ。男性は1957年、1976年、1993年生まれの方々です。
「厄年」になると、何かある前に厄払いをしておこう、と神社に行く人も多いですよね。
ところでこの「厄年」や「厄払い」、なんと犬にもあるって、知っていますか?
千葉県にある、「犬の厄払い」や「愛玩動物慰霊祭」など、ペットにまつわるさまざまなことを手掛けるお寺、能蔵院さんにお話をうかがいました。
【犬の厄年や厄払いについて、聞いてみました】
Q.犬の厄年って、何歳ですか?
A.ワンちゃんには、良くないことが起きやすい、年回りが悪い年齢があります。これはお医者さんのデータをもとに統計をとった年齢で、7歳、10歳、13歳と言われています。
ワンちゃんにとっての7歳は、小型犬・中型犬で人間の44歳、大型犬で54歳に相当し、シニア期のはじまり。人間同様、改めて健康面に注意していく必要があります。
Q.犬の厄払いは、どういうときに行くといいですか?
A.上記の厄年には「厄払い祈願」を、それ以外の年齢のときに気になることがあったら「健康祈願」を紹介しています。
「厄払い祈願」は、仏さまをワンちゃんの身体に宿すことを「厄払い」とし、ワンちゃんが困ったときに、仏さまが良い方向になるように救ってくださるよう、お祈りをします。
「健康祈願」は、ワンちゃんの身体の中の悪い気を外に出し、良い気に満ちるようにお祈りをします。
Q.ちなみに犬の厄払いって、どのように行われるのですか?
A.まずは絵馬に願いごとを書き入れたのち、僧侶による祈願がはじまります。ワンちゃんのことを仏さまに知ってもらい、願いごとを伝えます。そして家族みんなで仏さまの力を授かり、ワンちゃん用のお守りを授かります。祈願が終わりましたら、最後に絵馬を願い絵馬かけに結びます。
こんな感じです。
とのこと。個人的な話で恐縮ですが、確かにうちの犬もそのくらいの年のときに調子を崩したような……。
シニア期に入ったワンちゃんをしっかりケアして健康面に気を配り、気になるならペットを扱う神社やお寺で厄払いをしてあげるとよさそうです。
「最近、なんだかうちの犬の調子が悪い……」という方、是非「犬の厄払い」も検討してみてくださいね。(後藤香織)
青龍山 能蔵院 ホームページ http://www.seiryuzan.com/
ワンちゃん健康・厄除け祈願詳細はコチラ→ https://aikento.jimdo.com/
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