太陽を少しでも浴びてしまう限り、紫外線を100%防ぐことはできません。まして、日中、太陽の下で過ごした日なんて、もう大変! それでもできるだけ白肌をキープしたい、紫外線によるシミ・しばかすを防ぎたい人は、日焼けした日の“即効ケア”が、その後の美肌に効果を発揮します。
『美的』8月号「パーツ別全身まるごと『紫外線ケア』MAP」では、美容家の小林ひろ美さん、美容皮膚科・形成外科医の草野貴子さん、モデル・渡辺知夏子さんによる、「日焼けしたその日にしたい即効ケア」を紹介しています。
<夕方のケア>
●冷やしコットン&スプーンで肌を冷やす!
[小林さん発]日中に受けた肌ダメージは、即、冷やすが鉄則! オフィスの冷蔵庫で氷水を含ませたコットンをラップにくるんでおいたものを頬にのせたり、冷凍庫で冷やした“氷スプーン”を当てて、ほてった箇所をクールダウンさせましょう。
●抗酸化作用の高い赤い食材を食べる
[渡辺さん発]肌を冷やすと同時にインナーケアも。ビタミンC豊富なアセロラドリンクやトマトジュースを即、摂取! 焼いたトマトやパプリカは吸収率がアップするそう。ラズベリーも有効です。
<夜の入浴時ケア>
●ワセリンを塗ってシャワーを浴びる
[小林さん発]日焼けした部分が赤くなり、シャワーが当たるとイタイ!というときは、お湯の温度や水圧を下げるほか、油膜で守るのも効果的。ワセリンなどのバームを塗って保湿しながらバリアすれば少しはラクになります。
●カテキンたっぷりの紅茶風呂に入る
[渡辺さん発]日焼け後のアフターケアにとっておきのメニューがこちら。紅茶のパック3~5個をぬるま湯に入れて入浴すると、カテキン効果でほてりが鎮まるとか。紅茶風呂、日焼けした日にぜひお試しを。
<湯上がり時のケア>
●冷蔵庫で冷やしたシートマスクを使う
[草野先生発]入浴後は、すぐに冷やして潤すことが重要。冷蔵庫で冷やしたシートマスクで炎症を抑え、その後はたっぷり保湿を。一気に代謝を上げてメラニンをためこまないのが大切です。
●フードをかぶり即席スチームケア
[小林さん発]ドライヤーで髪を乾かした後、頭皮用エッセンスや洗い流さないトリートメントをつけて、パーカーのフードをかぶって寝てみましょう。フードの中の保湿効果で、ダメージを受けた頭皮や髪が翌朝は元気に!
また、「美は一日にしてならず」という言葉通り、毎日の積み重ねが大事。「日々の積み重ねが功を奏すじっくりケア」2つもあわせてご紹介しましょう。
●ヨーグルトパックで肌の透明感アップ!
[渡辺さん発]毛穴の掃除や美白効果のほか、肌代謝を活性化する役割があるヨーグルト。小麦粉を混ぜて適度な固さにし、週1~2回続けると白肌効果抜群だそう。
●インナーケアとしてビタミンCを補給!
[小林さん・草野先生発]ビタミンCを飲むときは、肌代謝を上げるビタミンAとBも一緒に飲むと効果的。またビタミンCは水溶性なので、一気に服用せず小分けに摂取するのが◎。1日1,000mg以上を目安に。
こうしてみると、夏の美容は、特に、外と内、両方からケアすることでより効果的のようです。アフターケアはもちろん、紫外線を浴びる前に、日焼け止めをこまめに塗り直す、鏡では見えにくい部分(首の後ろなど)&細かい部分(耳や足の甲など)までしっかり塗ることもお忘れなく!(さとうのりこ)
モデル/CanCam新世代モデル・タチバナサエリ
(『美的』2014年8月号)
【あわせて読みたい】
※Oggiが選ぶ2014上半期「時短コスメ」大賞(1)朝の時短部門
※オフィスでモテる女はたった3つのアイテムで「日中保湿」をしていた!
※【村越ありさ連載3】日本vs.アメリカ モテる化粧はこんなに違う!