9月16日、東京・スペースFS汐留にて、映画『函館珈琲』の試写会が開催され、キャストの黄川田将也さん、Azumiさん、片岡礼子さん、中島トニーさん、夏樹陽子さん、あがた森魚さん、監督の西尾孔志さんが登壇し、熱い“函館愛”を語りました。
函館港イルミナシオン映画祭<シナリオ大賞映画化プロジェクト>の第1弾作品『函館珈琲』は、オープンセットのような街・函館を舞台に、函館の街の中に佇む古い西洋風アパート翡翠館に集う若者たちの出会いと葛藤を見事に描いた作品。
主演の小説家・桧山英二役を演じた黄川田さんは、「皆さんが言われている、“函館は映画を撮る街だ”というのがよく分かりました」と話し、「自分がカメラ前に立った時にすーっと桧山になれて、こういうことを言っていたのかもしれない」と俳優だからこその思いを語り、「僕にとっては第2の故郷」とすっかり魅了されてしまったようです。
ヒロインのピンホール写真家の藤村佐和役の、元「Wyolica」のボーカルで映画初出演のAzumiは、「メロディ以外で言葉を発するのも、自分以外の人間になるのも初めて。本読みから緊張して心臓がバクバクしていたけれど、監督をはじめキャスト、スタッフの映画愛、熱にあふれた素晴らしい世界だった。全部を捨てて挑まないといけないと思った」と述懐。