テディベア作家の相澤幸太郎役は、ドイツ育ちで同じく初めての映画出演の中島さん。連続テレビ小説『マッサン』でエマの婚約者マイク役で出演していますが、2年前に本作の台本をもらった感想は「漢字が読めない!」と困ったそうです。この日も劇中に出てくるテディベアとともに登場しましたが「職人のかたに習いました。これも手作りです。ぬいぐるみじゃなくって“友人”です」と撮影中も手に持たないシーンでも頑なに拒んだエピソードが披露しました。
若い出演者が多い中、物語の重要なキーマン、ミステリアスな翡翠館の主人を演じる夏樹さんは「若いキャストを見守るお姉さん」とにっこり。本読むだけでは難しかった役でしたが「函館の空気で入ることができた」そうです。また普段は食べないラーメンを「3杯も食べました。すごくおいしい」と函館の思い出を語りました。
監督は「ストレートな青春映画ですが、自分が何にこだわっていたのか、頑なに抵抗し、自分のわだかまりは譲らない、30代40代の自意識や頑固さを感じてほしい。それが題名の「珈琲」に通じるのかも」と語りました。
映画『函館珈琲』は、9月24日より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
公式サイト: http://www.hakodatecoffee.com/
WomanInsightでは、主演の黄川田さんとヒロインのAzumiさんに笑いいっぱいのインタビューを行いました。後日お届けいたします。(平山正子)
【あわせて読みたい】
※「君の名は。」の新海誠監督によるあの名作を東京国立博物館で野外上映!