老化を防げ!アンチエイジング専門医が語る、夏ダメージ肌を回復する方法

9月も後半戦となり、涼しい日が増えてきて暑さもひと段落……。

油断していると、あっという間に冬がやってくるんですよ。

「いやいや~まだでしょ~」と思いませんでした? 3か月経ったら12月ですよ。ところで3か月前って何月ですか。6月ですよ。6月なんて先週くらいの出来事じゃないですか?
ほら、一瞬なんですよ。冬って!!

さて、春~夏の強い紫外線を浴び続けたこの季節は、ダメージを受けたお肌をいたわりたい季節です。

(c)Shutterstock
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何もケアをせずに、ぼんやりと「乾燥」の季節、冬を迎えてしまうと、老化が早まる一因になってしまいます。そんなお疲れモードのお肌をリカバリーする方法を、アンチエイジング専門医の日比野佐和子先生にうかがいました。
「毎日のスキンケア」に加えて取り入れたいケアを、早速チェックしていきましょう!

 

【1】トマトのリコピンでサビを防ぐ。

トマトジュース
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体をサビさせる「酸化」は。老化を促進する大きな原因です。
これを防ぐ抗酸化作用のある食材といえば「緑黄色野菜」ですが、なかでもトマトはその代表例。トマトに含まれる「リコピン」は高い抗酸化作用があることで知られているため、積極的に摂りましょう。特に、トマトジュースや缶詰のトマトにはリコピンが豊富に含まれているのでおすすめ!

また、リコピンは油を使った加熱調理で吸収率がアップします。そのため、同じく抗酸化作用が期待される「オリーブオイル」を使った「トマトソース」は、抗酸化作用がある食材を掛け合わせているため理想!

 

【2】たんぱく質を豊富にとる

TKG

卵、肉、魚、大豆製品……。体の細胞の原料となるたんぱく質は意識して積極的にとりましょう。「サラダとパン」「パスタ」など、意識しないと女性の食事は「たんぱく質不足」になりがちです。
特に、卵の白身の部分はダイエットにも良いとされています。忙しい朝に、どちらもたんぱく質を豊富に含む「納豆卵かけごはん」を食べると、たんぱく質がとれるほか、食物繊維と納豆菌をとることもでき、腸内環境の改善にも役立ちます!

 

【3】美のミネラル「シリカ」を含む食材を!

じゃがいもとアスパラ
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最近日比野先生が注目している栄養素は、「シリカ」。美のミネラルとも呼ばれており、コラーゲンの生成を助け肌の再生力を高めたり、デトックス効果や抗酸化作用、腸内環境を改善する働きがあったり……と、かなり要注目の栄養素です。
シリカを多く含む食品は、ひえ・あわ・玄米などの穀類、じゃがいも、アスパラガス、海藻類などです。ただ、吸収効率を考えると、最近話題の「フィジーウォーター」など、シリカを豊富に含む水を飲むのがベストとのこと。

FIJI

 

【4】リンパの流れを良くするストレッチを!

保湿などの基本的な肌ケアも重要ですが、肌リカバリーのためには、血流やリンパの流れを良くし、代謝を上げることも重要です。
おすすめのストレッチは、お風呂あがりなどに、片手を挙げ、脇をちょっと押さえながら上半身をゆっくり左右にひねること。これだけでリンパの流れがスムーズになり、顔のむくみが取れやすくなります。

 

「食べるもの」と「マッサージ」は思っているより肌のリカバリーにかなり重要な項目。夏の肌ダメージは早いうちにリカバリーして、つるんときれいな肌で秋を迎えていきましょう♪(後藤香織)

 

お話をうかがったのは…

日比野佐和子先生01
日比野佐和子先生
R サイエンスクリニック広尾 院長
医学博士 内科・皮膚科・眼科医
アンチエイジングドクター
日本テレビ『スッキリ!!』、テレビ朝日『林修の今でしょ!講座』、女性誌など数々のメディアでも活躍中

 

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