2人だけの大切な結婚記念日。どうやって記念日を決めてる?
6月といえばジューンブライドですよね。6月に結婚式を挙げると生涯幸せな結婚生活を送れるともいわれますが、結婚するにあたり大切にしたいものの一つが「結婚記念日」。そんな夫婦にとって特別な日を既婚者はどのような基準で決めたのでしょうか?ネクストレベルが20歳~55歳の既婚男女285人に対して行った、結婚記念日の決め方についての調査を元にチェックしていきましょう。
既婚者の23.9%の人が「いつ入籍すればよいか悩んだ」と回答!
結婚記念日(婚姻届を提出する日)をいつにするかについては「あまり悩まなかった」「まったく悩まなかった」という人は76.1%という結果に。反対に「少し悩んだ」「けっこう悩んだ」と答えた人は23.9%になりました。
誕生日や交際を始めた日など、2人にとって意味のある日が希望の時期に重なっていないとタイミングに決め手がなく、どうやって決めたら良いかと悩んでしまうのかもしれませんね。
【結婚の準備】「3ヶ月〜6ヶ月前から」が最多に。中には「当日に結婚を決意!」という人も!
婚姻届を提出する日を決めたのは、1ヶ月〜6ヶ月前という回答が多く、合計59.9%と、約6割に及びました。その中でも最も多いのが「3ヶ月〜6ヶ月前」で30.5%に。「当日〜3週間前」の間に決めた人は22.9%で、届けを出す直前に結婚を決意した人も意外と多いそう。
中でも少し驚きなのが、「今日、結婚しよう!」と思い立って当日届けを提出したカップルが10.9%もいる点!当日すぐに提出できたということは、事前に準備しておいたのかもしれませんね。
婚姻届をいつ出すかの相談相手、パートナー以外では“義理の父母”が最多に。
婚姻届をいつ提出するか相談した相手は、当事者同士である「パートナー」が最多で46%に。パートナー以外では「パートナーの母」「パートナーの父」があわせて5.7%でパートナー以外では最多の相談相手でした。これから義理の父母となるパートナーの両親への相談は、今後の関係を良好にしたいという意識の表れかもしれませんね。
結婚記念日を「どちらかの誕生日」はやめた方がいいかも?
人から結婚記念日に「やめたほうが良い」と言われた日で、最も多かったのは意外にも「どちらかの誕生日」(4.2%)に「クリスマス」(3.5%)や「バレンタインデー」(3.2%)など、イベントの日を避けるようにアドバイスされた人もいるようです。
クリスマスやバレンタインのイベントのシーズンは街も華やかで、結婚記念日にピッタリなように思えますが、なぜ結婚記念日に不向きなのでしょうか??
やめたほうが良いと言われた理由
【どちらかの誕生日】
・お祝いごとが被るのはイヤだと、夫に言われました。(岡山県/32歳女性)
・万が一別れたときに、結婚記念日が誕生日だとイヤな思いをすると両親に言われました。(岐阜県/37歳女性)
・どちらかの誕生日にすると、結婚記念日と誕生日を一緒に祝わないといけなくなるよと言われました。(京都府/39歳男性)
【クリスマス・バレンタインデー】
・誕生日やクリスマスなどと同じ日にすると、結婚記念日の大切さが薄れそうと言われたので。(広島県/34歳女性)
・「一般的なイベントの日と重なると、お祝いをしたくても予約が取れないことが多いよ」と友人に聞いたから。(香川県/38歳女性)
【良い夫婦になれそうな日】
・ありきたり過ぎて人と被るのは面白くない、というのが夫の意見でした。(東京都/34歳女性)
・“良い夫婦”のフレーズが、逆にストレスに感じるようになる危険があるから。(沖縄県/42歳男性)
「やめたほうが良い」という理由で多かったのは、誕生日やイベントの日は結婚記念日とお祝いが重なってしまうので避けたほうが良いという意見でした。
【結論】結婚記念日は、“縁起”や“ふたりの特別な日”を理由に決める人が多い
結婚記念日を決めるのに大安などの縁起が良いとされる日や、「付き合い始めた日」(14%)や、「ふたりだけの記念日」「ふたりが出会った日」など、ふたりにとっての特別な日を選んだという人が比較的多い結果でした。
ただ、最も多かったのが「その他」という回答。「その他」と回答した人たちは一体どのような理由で結婚記念日を決めたのでしょうか?
【提出できる最短の日に】
・早く結婚したかったので、親に結婚の挨拶をした日にしました。日にちに特別な理由はなく、たまたまその日になりました。(埼玉県/26歳女性)
・授かり婚で、仕事の都合上その日しか婚姻届の提出に行けなかったから。今思えば妻に相談もせず自分の都合で決めてしまい、申し訳なく思っています。(埼玉県/34歳男性)
・ふたりで婚姻届を出しに行ける最短の日だったから。せっかくなので、ふたりで提出したかったため。(島根県/36歳女性)
【手続きの都合で】
・パートナーが7月末付けで仕事を退職するので、役所関係や退職後の手続きがスムーズに行えるようにということで、翌日の8月1日にしました。(長崎県/34歳男性)
・勤務先で結婚祝いの受け取り申請を、結婚の1ヶ月前までにする必要があったから。1月11日に申請したので、ちょうど1ヶ月後に届けを出しました。(大阪府/34歳女性)
【新しい記念日を作りたくて】
・既にある記念日ではなく新しい記念日を作るのも良いと考え、同居を始めた最初の日曜日に決めました。(兵庫県/35歳男性)
・自分と妻の誕生日の間がちょうど8ヶ月空いているので、自分の誕生日の4ヶ月後を結婚記念日にし、特別な日が4ヶ月おきに来るようにしました。(愛知県/31歳男性)
【語呂合わせや意味のある数字にちなんで】
・付き合った記念日が2月9日だったので、その逆の9月2日にしてみました。(神奈川県/35歳女性)
・夫が好きな野球選手の背番号が55だったので、5月5日になりました。(兵庫県/40歳女性)
・名字が「ごとう」なので、5月10日にしました。(兵庫県/38歳女性)
手続きや最短の日などスケジュールの都合で決めた人もいれば、語呂合わせや新しい記念日などインスピレーションで決めた人も。結婚記念日の決め方にもカップルの個性が表れていますね。一緒にふたりだけの記念日を考えてみるのも楽しいかもしれません♡
【参考】回答者の結婚記念日で多かったのは、11月22日
ちなみに、今回調査した285人に結婚記念日を聞いたところ、11月22日に結婚した人が最も多く、16人に。その他は、8月8日(7人)や12月24日(6人)が比較的多く、3月3日、5月1日、6月1日、7月7日、12月25日が5人ずつという結果でした。
11月は結婚式シーズンということもあり、11月22日の「いい夫婦の日」は結婚記念日として最も人気があるようです。他にはキリが良い朔日(1日)にしたり、覚えやすいゾロ目の日やロマンチックなクリスマスを選んだりする人が多いよう。
結婚記念日を“その日”にして「良くなかった」ことは?
あとになって、「この日は結婚記念日にはあまり良くなかった……」と思った出来事についても、聞いてみました。これから結婚する人は、参考にしたいですね。
【いつだったか忘れる】
・これといって思い入れもなく決めてしまったため、自分でも忘れそうになることがあります。(北海道/21歳女性)
・結婚式を挙げた日と1ヶ月違いなので、たまにどちらの日が結婚記念日だったのかわからなくなるときがあります。(大阪府/34歳女性)
・自分の誕生日にしたのですが、誕生日のイメージが強すぎて、いつも結婚記念日だということを忘れてしまいます。(栃木県/30歳女性)
【同じ結婚記念日の人が多い】
・いい夫婦の日なので、同じ日が記念日という人が多すぎる。(広島県/35歳女性)
・同じ日に記念日の人がかなり多くいるようで、人気のあるお店の予約が取れない。(沖縄県/24歳女性)
【ゆっくり祝えない】
・12月24日だと子供のイベントの日になってしまい、結婚記念日を祝う余裕がなくなりました。(東京都/31歳女性)
・元旦ならばお互いに仕事が休みのため、確実に一緒に過ごせると思ったが、店も閉まっているところが多く、出かけられないのが残念。(岐阜県/32歳女性)
・1月9日は夫の誕生日で覚えやすいのですが、正月明けで仕事が忙しく、お互いのスケジュールを合わせてお祝いするのに苦労します。(神奈川県/45歳女性)
【休みが取れない】
・盆休み前で仕事が忙しいときが多くて、なかなか休みを取ったりゆっくりできないのが悩みです。(東京都/47歳男性)
・平日に当たってしまい休みにならないことも多く、当日は何もできないことが多い。(東京都/47歳女性)
【予算がキツい】
・バレンタインデーが近いので、プレゼントの時期が重なってしまいます。(福岡県/32歳男性)
クリスマスプレゼントと結婚記念日のプレゼントを2つ用意しなければいけないこと。(北海道/28歳女性)・誕生日と結婚記念日、年に何度もお祝いするのはお金がかかるので、どちらかの誕生日にすれば良かったなと思います。(大阪府/31歳女性)
結婚前には想像していなかった理由で、「この日は結婚記念日に向いていなかった」と気づくケースが多いことがわかりますね。
記念日を忘れるのも困りますが、他のお祝い事と重ねるとプレゼント予算が厳しいという声も挙がりました。また、結婚記念日だけを特別な日として祝えないというジレンマもあるようです。日によっては「店の予約が取れない」ほど結婚記念日のカップルが多いという悩みも・・・
【結局はこれ!】結婚生活に「満足している」という夫婦が77.7%!
結婚記念日を決める際には「もし夫婦仲が悪くなったら」「もし離婚したら」など、うまくいかない場合を想定する人もいるようです。しかし、今回のアンケートでは「結婚生活に概ね満足・とても満足」している人は77.7%で、多くの夫婦が円満といえそうです。結婚記念日も大切ですが、それより大切なのは結婚生活のはず!どの日を結婚記念日にしたとしても、それが夫婦仲に影響することはなさそうですね。
結婚記念日は「2人のこだわり」を意識してきめるのが◎
既婚者285人の結婚記念日の決め方を見てきましたが、「縁起のいい日」や「2人だけの特別な日」を結婚記念日にしているカップルが多いことがわかりました。また「イベントと被らないほうがゆっくり祝いやすい」「誕生日はお祝い事がかぶってイヤ」など結婚してからわかることもあるようです。これから結婚記念日を決めるという人は、「結婚記念日の過ごし方」や「2人の大切な記念日になっているか」を考えて決めるといいかもしれませんね。(広川さき)