夫婦で一緒に過ごす中で、相手の存在に感謝したり、一緒に過ごすことが出来る日々に感謝したり…そんな思いを伝えることが出来るのが「記念日」ですよね。日ごろなかなか照れくさくて伝えにくいからこそ、記念日は大切に過ごしたいと考える人も多いのではないでしょうか。
今回は大和ネクスト銀行が全国の20歳~69歳1,000名に行った調査を基に「夫婦の記念日に対する意識や過ごし方」をご紹介します。
大切にしたい「夫婦の記念日」…実際お祝いしてる?
■大切にしたい人が多かったのは…「パートナーの誕生日」「結婚記念日」
配偶者がいる人(518名)に、パートナーに関する記念日で、大切にしたいと思うものを聞いたところ、「配偶者の誕生日」が64.5%、「出会い記念日」が1.9%、「交際記念日」が3.5%、「プロポーズ記念日」が1.4%、「婚約記念日」が2.7%、「結婚記念日」が43.1%となりました。
比較すると、「配偶者の誕生日」がダントツで多く、次いで「結婚記念日」が多いようです。
男女別にみると、男性では「配偶者の誕生日」が66.2%と、女性の63.1%と比べて3.1ポイント高くなったのに対し、女性では「結婚記念日」が46.2%と、男性の39.0%と比べて7.2ポイント高くなりました。
■6割がパートナーの誕生日をお祝いしている
では、夫婦の記念日にお祝いをしている夫婦はどのくらいいるのでしょうか。夫婦の記念日のお祝いをしているか聞いたところ、お祝いをしている割合は、「配偶者の誕生日」では65.1%、「結婚記念日」では36.7%となりました。
婚姻期間別にみると、婚姻期間10年未満の夫婦では「配偶者の誕生日」が81.2%、「結婚記念日」が50.7%となり、婚姻期間30年以上の夫婦では「配偶者の誕生日」が53.4%、「結婚記念日」が27.4%となりました。
婚姻期間が浅いうちは記念日を重ねることができる喜びをお祝いとして表現したくなり、そうして記念日を重ねるうちに敢えて特別に祝わなくてもお互い感謝を伝えられるくらいの関係になっているのかもしれませんね。
■過半数の人が「お祝いを忘れることはありえない」と回答
配偶者がいる人(518名)に、配偶者の誕生日を失念することに対する意識や経験を聞きました。まず、配偶者の誕生日の日付を覚えている人の割合は、男性90.4%、女性96.9%となりました。お祝いする・しないに関わらず、9割の人が覚えているというのはなかなかすごいことですよね。
次に、お祝いを忘れることはあり得ないと思っている人の割合は、男性57.9%、女性50.3%となりました。こちらも過半数の人がありえないと回答し、パートナーの誕生日の重要性が伺えます。
一方で、実際にお祝いを忘れたことがある人はどのくらいいるのでしょうか。お祝いをうっかり忘れたことがある人の割合は、男性3.9%、女性9.3%となり、お祝いを忘れたことで大変な思いをしたことがある人の割合は、男性2.6%、女性0.7%となりました。
結婚記念日のお祝いや過ごし方
■婚姻期間が短いほど結婚記念日は「挙式日」よりも「入籍日」派が多い
自分たち夫婦の結婚記念日は、入籍日または挙式日のどちらだと考えているか聞いたところ、「入籍日」が45.6%、「挙式日」が39.4%、「入籍日と挙式日の両方」が13.7%、「その他」が1.4%となりました。
婚姻期間別にみると、婚姻期間が20年未満の夫婦では「入籍日」(10年未満82.6%、10年~20年未満62.5%)が多数派、婚姻期間が20年以上の夫婦では「挙式日」(20年~30年未満50.8%、30年以上71.9%)が多数派となりました。
■結婚記念日のプレゼントに期待する金額は?
結婚記念日に配偶者からもらうプレゼントに期待する金額を聞いたところ、男性では「0円」(32.5%)に最も多くの回答が集まったほか、「5,000円~10,000円未満」(19.7%)にも回答がみられ、平均は6,507円となりました。
他方、女性では「0円」(30.7%)に最も多くの回答が集まったほか、「3,000円~5,000円未満」(19.3%)や「5,000円~10,000円未満」(14.5%)にも回答がみられ、平均は10,283円となり、男性の平均(6,507円)と比べると3,776円高くなりました。
男女ともに「0円」の回答が多いことから、お祝いしてもらえるだけで十分に嬉しいと感じている人が多いことが分かりますね。
夫婦の記念日は誕生日や結婚記念日など祝うタイミングはそれぞれであっても、多くの人が大切にしたいと思い、実際にお祝いしているようです。特別高価なプレゼントなどなくとも、お祝いや感謝の気持ちを伝えるだけでも素敵な記念日として過ごすことができそうです。これを機に近い記念日に是非意識を向けてみてくださいね♡(山口彩楓)