「デートしたらピンと来なくてもとりあえず3回会え」説って、結局本当ですか?

なかなか普段の生活で出会いがない人でも、比較的気軽に出会いのきっかけを作ることができる「マッチングアプリ」。多くの人とメッセージをやりとりしたり実際に会ってみる中で、1回めからピンとくる人に出会うことはそうそう多くないもの。
でも、世の中ではよく「1回でピンと来なくても、とりあえず3回は会ってみるべき」という説がささやかれています。
ただ、人と会う機会はそこまで増やしたくない今のご時世、実際どうするべきか悩むもの。

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そこで本日は、これまでに200以上のマッチングアプリやサイトを利用し、150人以上に会ってきた、マッチングアプリ情報総合メディア「マッチングアプリなび」で編集長を務める、柏木りさこさんにうかがいました。

Q.1回デートした人と、もう1回会うべきか悩みます。

A.シンプルに「会いたければ会う」で良し。

最初に会うときも2回めに会うときもそうですが「何か心がモヤッとする」なら、やめたほうがいいです。
もし仮に自分が求めている条件が全部そろっていたとしても「あんまり会いたくないな」と思う相手なら、会わなくていいです。
これまでの人生を思い返してみてください。第一印象が50だった人が、もう1回会ったら80になったということは、ほとんどないはずです。
初回のデートで2時間話して「話し足りなかったな、もっと知りたいな」とならない限り、もう1回会っても時間の無駄に終わってしまうことが多いです。惰性で会えるには会えますが、間違いなく疲れます。

実際、婚活をしている人に話を聞くと、やはり「2回くらいは頑張って会う」という方が多いですが、気が乗らないのに頑張って2回めのデートに行ったパターンで結婚したという話はほぼ聞きません。だいたい皆さん、不思議なくらい、最初からビビッと来た人と結婚しています。気が乗らないのに何度も会うことは精神的労力の無駄遣いだと思うので、他のアプリを試したり、他の男性に会うことに時間を使ったほうが効率的です。

何より「自分に自信がない女性に、自信を持たせてくれる男性」と一緒にいるのが、いちばん幸せになれます。我慢して会うのはやめたほうがいいです。最初のほうだけは自分が何にモヤッとするか知っておく意味も含めて、多少失敗しそうでも経験として会ってみてもいいと思います。「生理的に無理ではなく、会うかどうか少し悩む」くらいのレベルの相手なら、1〜2回は失敗したほうが、自分の中に基準や軸ができやすいです。ただしそれ以降は、基本的には「モヤッとするならやめる」でいいです。

あとはマッチングアプリの場合は最初からひとりに絞りすぎないのもポイントです。常に3〜4人くらい候補がいる感じで同時並行するほうが、余裕が出て、リスクヘッジにもなります。

ここまで全5回にわたり「コロナ禍、マッチングアプリで彼ができた経験談」「そもそもアプリって怖くないですか? の基本」「アプリで彼ができる人・できない人の違い」「会ってはいけない男の見抜き方」「3回会うべきかどうか問題」について取り上げてきました。なんとなく怖そう、変な人しかいなさそう…というイメージが先行していても、そこに登録している人の多くは、本当に普通の男性たち。
マッチングアプリが気になるけれどなかなか手を出せなかった…というあなた。これをきっかけにふと始めてみたら、もしかしたらそのワンタップから素敵な恋が始まるかもしれませんよ♡

 

取材協力/マッチングアプリなび 構成/後藤香織