いらないこだわり、もう捨てませんか?彼氏ができる人・できない人の違いはコレ

「そろそろ彼氏が欲しい…けど、まず何をしていいかわからない」というあなた。コロナ禍の今、なかなか新規の出会いがなく困ってはいませんか?
友達と気軽に飲み会もしづらいし、新しい趣味の場にも行きづらい。自然と新しい出会いが減っていき、にっちもさっちもいかない…。

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そこで試しに一度トライしてみてほしいのが、日常生活の中でなかなか出会うことができない人にたくさん出会える存在「マッチングアプリ」。もはやかなり定着してきており、アプリで彼ができたという人も身の回りにかなりたくさんいます。一方で、そこそこ長い間アプリを使っているのに全然彼ができない、会ってもうまくいかない…という方も多いもの。

そんな「マッチングアプリで彼ができる人・できない人の違い」について、これまでに200以上のマッチングアプリやサイトを利用し、150人以上に会ってきたマッチングアプリ情報総合メディア「マッチングアプリなび」で編集長を務める、いわばマッチングアプリのプロ・柏木りさこさんにうかがいました。

.Q.どのくらいマッチングしてみるべきですか?

A.できるだけ多く。10人くらいには会ってみてほしいです。

今は状況によっては難しいことも多いですが、目安としてはアプリを始めた最初の1か月で10人くらい会ってみることをおすすめします。もちろん、アプリで最初に会った人とお付き合いするケースも結構あるにはありますが、ユーザーさんのお話を聞いていると、アプリきっかけで結婚まで進んだ方は、たいてい10人くらいにはお会いしている人が多いですね。
それに、多くの人を見ることで、自分が本当に大事にしたいことも定まってきます。

Q.理想と現実の妥協点はどうすべきでしょうか?

A.「理想に全部当てはまる人以外NG」はやめましょう。

正直「理想に全部当てはまらない人以外、会わない」だと、一生会えません。
もちろん理想はある程度あっていいですが、理想とは違う部分が3つあっても、他に4ついい点があれば問題ない…ということも、実際いくらでもあります。
他のポイントはだいたいいいのに「でも、おごってくれないからナシ」と1点がNGだからと切ってしまうのはもったいない。「おごってくれたらポイントが上がる」くらいにしておいて「おごってくれない人は絶対NG」にはしないほうがいいと思います。

Q.彼ができる人・できない人、何が違いますか?

A.「加算」で人を見られるかどうか。かっこつけないでいられるかどうか。

(1)加算で人をみられるかどうか

先ほどの内容と重なりますが、選ぶ基準となる、本当に譲れない条件だけは持っていたほうがいいです。ただ、こだわりが多すぎて固まってしまっているとなかなか出会えません。
最低限の譲れない条件だけ満たしている上で、どんどん「趣味が合いそう」「会話が楽しい」「おごってくれた」など加算で「いいな」と思える人は、いちばん彼ができやすいです。
特にこれはマッチングアプリあるあるなんですが、ありとあらゆる男性から「いいね」が来て、ありえないくらいモテます(笑)。そこで勘違いが発生してしまって、ひとつでも条件が合わなければまた次がいるからイヤだとお高くとまって切り続けていると、人を減点方式で見てしまうクセがつきます。一度こうなってしまうと、なかなか彼ができづらいです。

(2)かっこつけてしまうと、彼ができづらい

女性からアプローチするなんて恥ずかしいとか、頑張ってる風に見せたくないとか、そうやってかっこつけていると、本当に大事なときに上手く気持ちを伝えられなくなってしまいます。でも、マッチングアプリは積極的でいて問題ない場所なので、自分から動いたほうがいいです。「恋愛にガツガツしてると思われたくない」とつい考えてしまいますが、そもそもマッチングアプリに登録している時点で、ガツガツしているくらいのほうがニーズに合います。自分から「いいね」を押して動いていけると、徐々に変わってくると思います。

アプリに抵抗があると、つい初心者アピールをしたり、おしとやかな女性を演じてしまったりしますが、それよりは「しっかり相手探してます」のほうが話が早いので、男性がアプローチするハードルも下がります。それに、不慣れ感を出すと「慣れてないなら落とせそう」と、実は体目的の男性が寄ってくる可能性も上がります。

かといって「体目当ての人お断り」「業者お断り」などのネガティブなワードをプロフィールに使うとあまり印象がよくないので、書くとしたら「真剣に探しています」くらいに、ポジティブに表現しましょう。

Q.プロフィールって何を書けばいいんでしょうか?

A.リアルなデートをイメージできる、休日の過ごし方

「趣味が合う人がいい」とよく聞きますが、実は「趣味」は難しい項目です。たとえば1年に1回登山する人も「登山が趣味」と書いたりしますが、それってある意味特別なイベントというか、普段の日常とはかけ離れていることですよね。
実際にお付き合いを始めるとなると、休日に頻繁に会うと思います。そうなると「趣味がマッチしているか」より「休日や夜の過ごし方がマッチしているか」を重視して探したほうがいいお付き合いができる確率が上がります。

そのため「休日はこう過ごすことが多いです」「この間行ったここが良かったです」「最近こんなこと始めました」くらいの、実際にデートのイメージが湧きやすいことを書いてあげるといいと思います。無難なところならどこのカフェが良かったとか、NetflixやAmazon primeで何が面白かったとか、そういうことでいいんです。

さらに人より抜きん出て印象付けるなら「超流行りのものじゃないもの」や、女性が書くなら「男性が見るような漫画や映画」のことが書いてあると、相手もツッコミやすいし、話が合いそうと思うはずです。
こういったことは、男性側が聞き上手ならうまく引き出してくれますが、誰もがそれをできるわけではないので、女性側ができるだけ話が盛り上がるようなヒントを多く書いて、トスを上げてあげるといいと思います。

 

基本の考えを身につけたところで、知りたいのは「会ってはいけない男の見抜き方」。
アプリにいる男性だってだいたいは普通の人だとわかっているけれど、やっぱり「既婚者がいた」「マルチに遭遇した」というネガティブな話を聞くと少し怯えてしまうもの。
「写真を載せてないけどこれって詐欺?」「既婚者男のあるあるって何?」など、気になる疑問をぶつけていきます。お楽しみに。

構成/後藤香織