彼女持ちを好きになったときの正解行動は?|彼氏なし歴4年の25歳こじらせライター・ルーシーの婚活日記vol.3

まさかの事実が発覚


好きな人との夜なわけですから、もちろん気持ちはGoToヘヴン!最高でございます!……そしてセッション終了後、シーツにくるまりながらくだらない会話を交わして、酔いも落ち着いてきた頃。なんでか分かりませんが、直観がビーンッ!と働いて、ある質問が浮かんでしまった私は聞いてみたのです。「ちなみに、彼女っていないですよね?」と。すると、Rさんは「別れそうな彼女がいるんだよね」とダイナマイト級のひと言をかましてきたのでした。

いやいや、バカ。彼女おるんかーい!っていうか、彼女いる人とヤッてしまった友人を前科者ばりに扱ったことのある私は、正直パニック。お母さんに小さいころから言われてきたことはただひとつ、「自分がされてイヤなことは、人にしてはいけません」。なのにあああああ、なんと。偉大な母の教えを破り、25歳の誕生日に他人様の彼氏と交わってしまったなんて。

私はどこの警察署に出頭すればいいの?そんな罪の呵責にさいなまれ、慌ててRさんの脱いだパンティーやらTシャツやらをスッと差し出し、「ヤバイ!私、明日朝早いんだった!もう帰りたいです!」と告げて、一緒に部屋を出ることに。お会計のシーンでは、「私、半分払いましょうか?」などと勢い余って提案。罪が償えるわけでもないのに。もちろんRさんは「いいよ」と断ってくれましたけど。もちろんショックでした……まさか彼女がいるなんて。でも心の中には“まあ、これだけ成功してて良い人で、彼女いないほうがおかしいか”とどこか冷静に捉えている自分もいました。

好きな気持ちは変わらない


翌朝、理解したことはひとつ。別にRさんが、彼女持ちだから好きになったわけではないのです。好きになったら、たまたま彼女持ちだっただけ。彼女がいる事実を知ったからと言って、前日までボルテージMAXだった恋心をリセットできるほど、乙女心は単純ではありません。そんなとき、正しい対処法は“その気持ちにそっと蓋をして、じっと待つこと”。そうです、テーマソングはAimerさんの『カタオモイ』。脳裏をよぎったフレーズは『鳴かぬなら、鳴くまで待とう、ホトトギス』。25歳を迎えた私は、この純度100%でクリアな恋心を、自分のなかで大切に育ててみようと決めたのでした。

ミッションリミットまで、残り307日。次回の連載では「その後のふたりの関係は…」をお届けします。To be continued……

【ルーシーPROFILE】今年のお正月、父親から「2021年12月31日までに入籍したら200万プレゼント」というミッションを与えられ、日々婚活に奮闘する25歳。フツー体型&顔面偏差値”中の下”♡ 父母兄全員が銀行員でありながら一人だけ突然変異。大学を中退後メディア系の会社を経てフリーランスのライターに。とにかく「書くこと」が好き!25歳の今だからこそ伝えたい、ライフイベントのアレコレを発信します。