注目は相手の顔の左半分!相手に好意があるかどうかを知る方法

相手に好意があるかどうかを知る方法

人の心の中をのぞいてみることができれば、これほど便利なことはありません。実際はできないからこそ、相手の気持ちがわからないことに思い悩み、自分に向けられた行動に一喜一憂してしまうもの。でももし、相手が自分に好意的かどうかを知ることができたとしたら……! そこで今回は、「相手に好意があるかどうかを知る方法」をご紹介いたします。

■食事に誘った直後のリアクションが全てを物語る

相手が自分に好意があるかどうかを知る、最も簡単な方法は「食事に誘ってみること」です。最近できたお店でも学生食堂や社内食堂でもどこでも構いません。軽くランチを誘ってみましょう。そして、誘った直後のリアクションを観察してみるのです。まさにコンマ1秒後の表情がどう変化するか目を凝らして注目してみて下さい。嬉しそうな表情をした困った顔だったか、そこにすべてが集約されています。なぜなら、それは脳内の扁桃体の本能的な判断なので理性でコントロールすることが不可能だからです。これは相手の表情が“快”か“不快”かにより、あなたへの好意を探る心理テクニックです。

■高価なアイテムを身に着けているかどうか

好きな人の前では、自分をよりよく見せようとする心理が働きやすいと言えます。その最たるものが、高価な持ち物を身につけるという傾向です。人間には何かひとつでも際立った特徴があると、その特徴をもとにして全体を評価するという“後光効果”という心理の働きがあります。あなたと同席する際に、わざわざ高価なアイテムを身に着けてくるのはわかりやすい好意サインと言えるでしょう。腕時計、服やアクセサリーの中にも高価なものとわかるものがあれば、脈アリと捉えることができるでしょう。ただしいつも見栄っ張りな相手だと、本意は分からないので要注意です。

■テーブルに対面した時の相手のフロントスペースに注目!

もしもあなたが一緒にテーブル席に対面で腰かけたとしたら、観察して欲しい部分があります。それは、彼のテーブルのフロント上がどのような状態になっているのかと言うことです。もしもグラスやカップなどがなくて、前面がスッキリしていたとすれば、相手はあなたに好意を持っていると言えます。行動心理学の観点では、一緒にテーブル席に腰かけていてテーブルの上に物がなく、前面が開放されているというのは、相手と会話をしたいという気持ちの表れ。相手と自分の間に余計なものが置いていないかどうかは、好意のバロメーターだと思って差し支えないのです。

■注目すべきは相手の顔の“左半分”

アメリカの心理学者ザッカイムによると、人の表情は左側に強調されているので、左側の顔に注目すれば、相手の感情が分かりやすいとされています。人は無意識のうちに顔全体を見ているので、本心を探りにくいところがありますが、相手のホンネを知りたいなら、会話のときに顔の左半分の表情に注目してみましょう。あなたに好意があるなら、自然とうれしそうな表情や、生き生きとした表情を感じ取ることができるはずです。

相手の気持ちを探る最も簡単な方法は、食事に誘ってみることです。なぜなら、上記“好意サイン”のすべてはお誘い~食事のシーンで観察することが可能だからです。そのため、どんなにシャイなあなたでも相手の気持ちを知りたいなら、まず勇気を出してランチに誘ってみることから始めてみて下さい。きっとたくさんの情報を得られるはずですから。人間関係は何と言っても“情報戦”なのです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。