結婚相手の選び方!既婚者が語る決め手やチェックすべき価値観

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何事もやってみないとわからない! と言えども、失敗したくないのが結婚相手選び。離婚は珍しいことではないけれど、できれば長く連れ添える相手を見つけたいものですよね。とは言っても、男性のどんなポイントを見極めて結婚相手を決めればよいのかは悩ましいところ。今回は結婚の決め手や結婚前にチェックすべき価値観、仲良し夫婦に学ぶルールなどをまとめました。

実際、結婚相手に運命って感じるの?

Q.結婚した相手の第一印象は?

何も思わなかった…49.6%
運命を感じた…27.8%
その他…22.6%


結婚した相手の第一印象について聞いたところ、「運命を感じた」のは27.8%にとどまり、なんと最も多かったのは「何も思わなかった(49.6%)」でした。「特に運命感じなかったけど、本当にこの人でいいのかな…」と迷っているあなた、朗報です。思っていない人のほうが多いんです。

逆に、第一印象はなんともなくても結婚するところまで繋がるのですから、「会った瞬間ドキっとしなかったからナシ!」と切り捨ててしまうと可能性を狭めてしまうことに。

情報提供元:縁結び大学

結婚の決め手は?

Q.結婚の決め手になったのは何ですか?

次に、既婚者に、結婚の決め手は何だったのかを聞いたところ、男女ともに「居心地の良さ」「価値観が似ている」「誠実さ」がTOP3にランクイン! この先ずっと一緒に生活していくと考えたら、やっぱり居心地の良さは重要ですよね。仕事から帰ってきて落ち着ける家庭があることは、モチベーションアップにも繋がるし、何よりも癒し効果大♡

また、金銭感覚やライフプラン、食の好みなどをはじめとした様々な価値観が似ていると、一緒に過ごす中でストレスが溜まりにくいはず。全てにおいて価値観が一致するということは難しいけれど、「これだけは譲れない」と思う価値観においてズレが少ないことを結婚前に確認しておくと、夫婦間の摩擦が起きにくいので安心です。

情報提供元/株式会社アイベック

結婚相手選びに年収は関係する?

Q.相手の年収は気になりますか?

【男性】
とても気になる…10.6%
少し気になる…45.9%
あまり気にならない…33.4%
全く気にならない…10.1%

【女性】
とても気になる…56.8%
少し気になる…37.9%
あまり気にならない…3.5%
全く気にならない…1.8%

「気になる」と答えたのは、男性の5割以上と女性の9割以上。やはり結婚を考えると収入が気になるという人は多いようです。

情報提供元/株式会社オミカレ

関東と関西で結婚相手の選び方は変わる?

Q.【エリア別】結婚相手に求める条件は何ですか?

結婚相手に求める条件について、関東と関西の女性たちに聞いてみたところ、 1位が関東では「優しさ・誠実さ(58.8%)」、関西では「経済力・収入(62.8%)」で、関西のほうが若干ですが金銭面を重視する傾向がありました。また関東ではランク外の「ユーモアがある(29.6%)」が関西では9位にランクイン。ユーモアを求めるのは地域性なのかもしれません。

情報提供元/auじぶん銀行

経験者が語る「夫選びで最も大事な条件」とは?

続いて、マッチングアプリ大学が結婚経験のある30代女性178名に調査した結果から、「夫選びで最も大事な条件」をご紹介。既婚者・離婚経験者それぞれに分けて見ていきましょう

■既婚者

  • 「結婚前は経済力や容姿や肩書きなどばかり見ていたが、旦那さんに出会ってから経済力や見た目も大事だけど自分を大切にしてくれる、真心がある温かさが必要なんだと思った。今も毎日感謝しています」(36歳・30歳で結婚)
  • 「常にドキドキする恋愛対象の人がいいと思っていましたが、自分をさらけ出して落ち着ける人が一番です。結婚前の自分はイケメンを探していたので、“容姿ではなく結婚対象タイプで選ぶんだよ”と伝えたいです」(39歳・33歳で結婚)
  • 「いくら良い人でも、お金は大切だと思いました。貯蓄がなく、収入も低ければ子育ては難しいです。産まれる前に出産、育児に必要な買い物もあるし、産まれてからも、必要なものがたくさんでてきます」(30歳・23歳で結婚)

■離婚経験者

  • 「自分の発言に責任を持って行動できる人、意外と少ないです。いざという時、きちんと妻の味方をしてくれる人。それを見極めなさい、と結婚前の自分に教えたいです」(37歳・25歳で結婚)
  • 「優しいと単なる優柔不断の見極めは大事だと思いました。また、ある程度お互いが自分の意見を言えて相手の言う事を理解することができる人が大事だと思います。 結婚前の自分に教えるなら“本当の優しさを見極めて”と言いたいです」(39歳・19歳で結婚)
  • 「長く一緒にいたり、子どもが生まれたりして環境が変わってしまうと、お互いに考えや価値観が変わってしまうのだと思いました。 もっとお互いに思いあえる人や、尊敬しあえる人なら良かったのだろうなと思います」(30歳・23歳で結婚)

全体を通して一番多かったのは「自分のことを大切にしてくれる人」という意見で、「実家の親と意見が違ったときに自分の味方になってくれるかどうか」や、「暴力を振るわない」、「浮気をしない」、「生活に必要なお金を渡してくれる」など、行動が伴っているかも見極めるべきというコメントも多数寄せられました。

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結婚相手にチェックすべき価値観

続いて、20〜30代の既婚女性100名に聞いた「結婚前に絶対チェックすべき価値観」をご紹介。結婚してから見えてきた「合っていたほうがいい価値観」とはなんでしょうか。

1.金銭感覚

  • 「結局お金が大事」「お金で苦労したくない」「ふたりのお金だから」(回答多数)
  • 「離婚の原因になるから」(26歳・専門職)

・何にお金をかけるか

  • 「無駄遣いの考え方」「食費や日用品費、水光熱費、家賃の感覚」(回答多数)
  • 「浪費家だと困るから」(29歳・専業主婦)
  • 「おこづかいの金額でもめることが多々あるため」(35歳・派遣社員)

・貯金・節約の考え方

  • 「子どものための貯蓄など意見が合わない」(回答多数)
  • 「節約の価値感。水出しっぱなし電気つけぱなしなど」(32歳・会社員)
  • 「生活費、趣味、貯金などのお金に関すること。お金の使い方、貯め方が合わないとお互いストレスを感じるから」(27歳・専業主婦)

・金額の高い・安いの感覚

  • 「物の金額の高い安いの価値感」(25歳・専業主婦)
  • 「スーパーに行った時に、その値段が適正かどうかが分からないと面倒なことが多いから」(34歳・専業主婦)

結婚すると家のお財布がひとつになることも多いです。何にどのくらいお金を使うのか、どのくらいの物を高いと思うのかなど、合っていないとストレスがたまりそう。

2.食の好み

  • 「毎日の料理を考えるのが面倒」「気にして食事がストレスになる」(回答多数)
  • 「好きなもの食べたい」(28歳・専業主婦)
  • 「食生活が違いすぎるのも大変」(29歳・専業主婦)
  • 「家でのおかずの品数。もっと欲しいとかストレスでしかない」(38歳・会社員)
  • 「食の好み。国産のじゃないとダメ、食品添加物NGなど」(32歳・会社員)

食事は毎日するものだからこそ、合っていないときのストレスが半端ないという意見が多数ありました。品数や味付け、食材へのこだわりなど、チェックしておかなければならないポイントは多そうです。

3.清潔感の程度

  • 「清潔程度をどこまでストレスなく許容できるか」(回答多数)
  • 「掃除の頻度、バスタオルを洗う頻度」(32歳・会社員)
  • 「清潔感については掃除など家でのケンカにつながりやすい」(31歳・専門職)

清潔感に関しても個人差がかなりあります。どのくらいで汚いと感じるのかが似ていないと、ケンカの原因になってしまうようです。

4.将来設計

  • 「子どもについて。結婚してからだと遅い」「子どもや結婚式は人生の大事な決断」(回答多数)
  • 「将来設計、先のことをよく考えているか」(34歳・専業主婦)
  • 「子どもにどれだけ愛情をかけられるか。子どもへの愛情がなくて離婚したから」(27歳・専門職)

将来子どもを望んでいるのか、望んでいるならいつ頃なのかなども話し合っておいたほうが良いでしょう。

5.家族との付き合い方

  • 「家族との付き合い方」(回答多数)
  • 「親の老後について」(33歳・専業主婦)
  • 「家族の理想像。どんな家族になりたいかイメージがあるほうがより高めあえる」(38歳・専門職)
  • 「親戚付き合いの考え方。自分側の親戚付き合いが多いので、それを面倒くさがらないでくれるのはありがたいので」(38歳・パート)

結婚とはふたりだけでするものではなく、家と家が関わることです。そのため、親の老後のお世話や同居の可能性、どのくらいの頻度で会いに行くのかなどもチェックしておきたいですね。

6.生活リズム

  • 「休日の過ごし方。インドアとアウトドアが違うときつい」(29歳・専業主婦)
  • 「ひとり時間のとり方。つねに他人が居るのはある意味ストレスだから」(36歳・専門職)
  • 「休みの日の過ごし方、家事分担。確認しないとケンカになるから」(27歳・専業主婦)

何時に寝て何時に起きるのか、休みの日はどうやって過ごすのが好きかなども重要です。どちらかが相手の生活リズムに無理に合わせないとならない場合、どこかでムリが生じます。

7.異性との距離感

  • 「浮気のライン。離婚の原因になるから」(26歳・専門職)
  • 「束縛。何時に帰ってくる、誰と会うなど」(32歳・会社員)
  • 「異性との距離関係。浮気などを無駄に心配しないため」(34歳・専業主婦)

浮気は離婚原因の上位にあがる問題。どこからが浮気と判断するのかは人によるため、事前に「○○をしたら浮気だと思う」と話し合っておきましょう。

8.家事への考え方

  • 「家事の出来具合。できるはそれぞれ違うからどれくらいできるのか直接確認する」(22歳・専業主婦)
  • 「自炊の頻度、家事分担など。生活基盤の意識で何かずれがあると大きな歪みにつながると考えているから」(27歳・会社員)
  • 「家事へのやる気、分担への意欲経済感覚。夫の家政婦になる訳ではないので、家事や自分のことをどれだけやってくれるかが大事」(28歳・公務員)

夫婦共働きの場合、家事はどのくらい分担するのか話し合っておくことも重要です。同じように仕事をしているのに、どちらか一方ばかりが家事をしていたら不満もたまります。

9.趣味に対する考え方

  • 「趣味に対する考え方」(33歳・専業主婦)
  • 「趣味に対してどれだけお金を使うか」(28歳・専門職)

趣味は人生を豊かにするために必要ですよね。結婚したからという理由で趣味を禁止されたり、趣味にかける時間・お金を制限されることはかなりの苦痛です。

10.コミュニケーションスキル

  • 「コミュニケーションスキル高いか。楽しく過ごせる基礎ポイント」(37歳・農林漁業)
  • 「人とのコミュニケーションの取り方。自分が一番気になる大事な価値観だから」(30歳・専業主婦)

結婚してからも仲良く過ごせるかどうかは、コミュニケーションがカギを握ります。愛情表現の方法や話し合いのスキルなど、相性がよくないとストレスを感じてしまうでしょう。

結婚生活が上手くいっている夫婦のルール

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最後に、仲良し夫婦にうまくいくためのルールを聞いてみました。

1.たまには夫婦水いらずで晩酌を!

  • 「子どもの前ではいつでも笑顔でいるために、娘の就寝後にたまに旦那とお酒を飲みながら日々の愚痴大会をします。子どもはすぐに幼稚園で“またママに怒られた”などと話してしまうから、育児でうまくいかないことがあってもその場では一旦のみ込む。代わりに夜、晩酌しながら私の育児話と夫の仕事話を交換し合うことで、日々の嫌なことは吹き飛ばします! 」(30歳・専業主婦)

2.ケンカは当日中に終わらせる

  • 「不機嫌な人がいる家に帰りたくない!だからケンカはその日中に解決して、次の日に持ち越しません」 (30歳・商社勤務)

3.何かあったらじゃんけん

  • 「彼がかなり楽観的なので、今日のゴミ捨てやデートの行き先など、何かとじゃんけんで決めがちです(笑)。自分が考えすぎる性格なのでバランスが取れてありがたい!」(30歳・建築会社勤務)

4.恥ずかしがらずに伝えること♡

  • 「相手に家事をしてもらったらお互い必ず、ありがとうと伝えます。“いってきます/いってらっしゃい”と“おやすみ”のキスも欠かしません」(29歳・専業主婦)

5.「ふたりだけの新しいルール」を更新し続ける

  • 「他人同士が一緒に住むことは想像以上に大変で、結婚当初は洗濯の畳み方ひとつとっても大ゲンカに。半年くらいはつらい結婚生活だったけれど、“うちの実家ではこうだった”は禁句にして、ふたりのルールを決めることで揉め事が一気に減りました! 今までの幸せの押し付け合いではなく、新しい幸せを見つけていくことが今では何よりの楽しみです」(29歳・不動産会社勤務)

【まとめ】

結婚の決め手や結婚前にチェックすべき価値観などをご紹介しました。価値観が合う相手を選ぶことも大切ですが、結婚した後にお互いを思いやれるかどうかも重要なようです。自分が幸せになれるパートナーを探してみてくださいね♡