【色彩心理学】取り入れると元気を出せるカラー
どんなにポジティブな人でも、元気がないときってありますよね。気力の問題か体力の問題か……。いずれにせよ可能なら元気を出したいもの。そんなときこそ色のパワーを取り入れて、ハツラツとした毎日を送りたいところ。そこで今回は、色彩心理学の観点から「元気を出せるカラー」をご紹介いたします。
■元気を出したいときこそ“ビタミンカラー”を
色は見る人の心にさまざまな影響を及ぼすとされます。そして、その色を身につけたり、配色したりすることによってその人自身の自己イメージも変わります。それこそが色彩心理学と言われるもの。もしもあなたが、暗い気分をリフレッシュしたいと思うなら、ビタミンカラー(赤・オレンジ・黄色)などをワンポイントで身につけてみましょう。これらのカラーは、可視光線の中で、最も暖かさを与えてくれる色味だとされます。これらを意識して身につけることで、自然と暗い気持ちが明るくなり元気が出てくるはずです。
■元気色を取り入れるには下着がベスト!
色を使って心や体の状態をより良くすることをカラーセラピーと言います。ある文献によると、このカラーセラピーは5000年も前から取り入れられていたことがわかっています。皮膚は「第二の目」とも言われており、皮膚からも色を感じ取っているのだそう。そのため、一番色の効果を取り入れるには下着に配色するのがベスト。色は周波数(電磁波)でもあるため、先に述べたビタミンカラーの下着を身につけることで、驚くほど元気になれるはずです。
■食欲不振や虚弱体質にはオレンジ色を
身体の健康と心の健康は非常に密接な関係があります。身体が万全でないと前向きになれませんし、ネガティブだと体調を悪くしてしまいますよね。特に、胃腸のはたらきが弱るなどして、食欲不振や虚弱体質のときなどは、元気をなくしてしまいます。そんなときこそ、ビタミンカラーの代表格・オレンジ色を取り入れてみましょう。部屋に配色するとやや目立ちすぎるので、ランチョンマットやカトラリーなどから始めると良いかもしれません。食事をする場の色彩環境を見直すことで、食欲増進され胃腸の消化の助けにもなってくれるでしょう。次第に健康を取り戻し元気になれるはず。オレンジがメインカラーのレストランなどに足を運ぶのも◎です。
■ここ一番で覇気を味方にして勝負強くなるためのカラーは○○!
実は、はるか昔の戦国時代に色彩を戦略に取り入れた武将がいました。その人こそ甲斐の武田信玄公。朱塗りした「赤備え」という部隊がそれに当たります。赤はビタミンカラーの中でも、興奮を呼び覚ますだけでなく進出色と呼ばれる目立つ色のため、覇気を高め勝負強さをもたらしてくれるのです。現代ではスポーツの世界においても、赤のユニフォームを着ているチームは気持ちが高揚し、士気が高まるため勝率が上がると言われています。もしもあなたが最近元気がないと感じるなら、思い切って赤をファッションに取り入れてみましょう。心の奥底で眠っている情熱に火がついて、ヤル気と元気が湧いてくるはずです。
色の効果の凄いところは、たとえ視覚で認識していないとしても、確かに感じ取ることができるという点にあります。目隠しをして色を感じることができるのかという心理実験において、赤などの暖色系の色に触れると温かさを感じ心拍数が増加し、青などの寒色系に触れると涼しさを感じ心拍数も沈静化したという結果もあるほど。つまり色は可視光線で感じるものではなく、色それぞれが持つ振動数で認識できるものだと結論づけられました。そんな色のパワーを上手く取り入れて、毎日元気よく暮らしたいものですよね。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。
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