心構えが大事!日曜がブルーな人の心理状態と気持ちを晴れさせる方法

日曜がブルーな人の心理と気持ちを晴れさせる方法

“日曜日”と聞くと、楽しい一日を思い浮かべる人も少なくないのでは。しかし、そんな日曜日が憂うつで仕方ないという人も一定数います。そんな人の心理はどのようなものなのでしょう。そしてどうすれば楽しい日曜日を過ごせるのでしょう。そこで今回は、「日曜がブルーな人の心理と気持ちを晴れさせる方法」をご紹介いたします。

■ダラダラ過ごさず段取りや計画を朝立てる

日曜日の朝はその日一日を楽しく過ごせるかに大きく関わっています。たいてい日曜朝は、前日土曜日の夜更かしが原因で、朝遅くに起床することが多いと言えます。そして、何となくテレビやスマホなどを眺めていると、あっという間にお昼。そこから活動を始めると、実稼働時間は夜までの数時間しかありません。まさに「帯に短したすきに長し」といったこの時間を、結局だらだらと過ごしてしまうと罪悪感を覚えてしまう結果に。日曜日の朝こそ早起きをして、その日一日の段取りや計画を立てることを意識しましょう。それだけで日曜日をリフレッシュ休暇として活用できるはずです。

■感激や感動を発見する

平日は人と接触することが多いため、多かれ少なかれ感情が揺さぶられることが多いもの。もちろん中には、ポジティブなものだけでなくネガティブなものも少なくありません。でも、感情が動かされることで生きている実感を覚えるのは間違いありませんよね。しかし日曜日は独りで過ごすか、ごく親しい人や家族と過ごすことが多く、平日に比べあまり感情のアップダウンはないはず。それがブルーになるケースも考えられます。米国の実験によると「嬉しい」「悲しい」「つらい」など、感情に大きな動きがあったときほど、強く記憶に残っていると分かりました。人は刺激に慣れてしまうため、何もないとつまらないと感じてしまうのです。そのため。日曜日は感激や感動を積極的に見つけましょう。そうすれば日曜日が楽しい記憶として刻まれていくはずです。

■夜が近づくにつれて憂うつにならないよう対策を

日曜日は朝~昼こそ何となくのんびりできて楽しい時間ですが、昼から夕方になるにつれ何だかストレスやプレッシャーを感じる人も少なくないでしょう。これは明日から仕事や学校が始まるという事実が、時間とともに自分に迫ってきていると感じることによるとされます。人は時間に対するプレッシャーに対し、あまり強くできていないという論文結果もあるほど。まだやってきてもいない未来に思いを馳せてブルーになることは避け、今に没頭することを意識しましょう。その瞬間を楽しむことが、楽しい日曜日の在り方だと言えます。

■不完全燃焼のない過ごし方が大切

日曜日は楽しみたいけど次の日がある、という宙ぶらりんな一日であるとも言えます。この中途半端な休日が、ブルーになる原因。人は、中途半端なものに対して完全燃焼できなかったら、心残りが生まれるという心理があるのです。これをツァイガルニク効果と言います。自分の中で日曜日を完全燃焼しきらないと、心から楽しかった、満足したと思えないのです。だからこそ、日曜日は自分の限界を超えない程度に楽しみつくすことが真のリフレッシュにつながるのです。

 

あなたは「サザエさん症候群」というフレーズをご存知ですか? これは日曜日の夕方に、日本国内の多くの地域で放映されるテレビアニメ『サザエさん』を観ることを皮切りに、「翌日からまた通学や仕事をしなければならない」という現実に直面して憂うつになるという現象のことを指します。これが日曜日がブルーになってしまう原因の一端。このような心理状態を避け、ハツラツと過ごすためには日曜朝からの心構えが大切なのです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。