付き合う前、相手との距離の縮め方にどうしたらよいのか悩む人は多いと思います。なかでも一番距離感が顕著にわかるのは「敬語」か「タメ語」かという点なのではないでしょうか。
今回は20代から30代の男性100名に対して行った「付き合う前、タメ語か敬語かどちらが好ましいか」というアンケート調査を基に、男性の本音をご紹介します。これからの会話の参考に是非してみてくださいね。
Q.付き合う前、敬語とタメ語どっちが好き?
「付き合うまではずっと敬語がいい」11%
「基本は敬語で、たまにタメ語になるのがいい」10%
「半々くらい」23%
「基本はタメ語で、たまに敬語が混ざるくらいがいい」10%
「最初は敬語で、合う回数を重ねるうちにタメ語になるのがいい」16%
「タメ語がいい。敬語は好きじゃない」20%
「特にこだわりなし」10%
付き合う前にタメ語か敬語のどちらが良いか調査を行ったところ「付き合うまではずっと敬語」「基本敬語でたまにタメ語」というように敬語寄りの人が21%、「半々くらい」の人が23%、「基本タメ語でたまに敬語」「最初敬語で徐々にタメ語」「タメ語がいい」というようにタメ語寄りの人が46%、「特にこだわりがない」人が10%という結果になりました。比較的票が割れる形になりましたが、タメ語のほうが好きな人が多いようです。それぞれの意見の人々にその理由を聞いてみました。
それぞれの理由を聞いてみた
◆「付き合うまではずっと敬語」の理由
「これまでそうだったから・なれているから」(回答多数)
「敬語に礼儀を感じるから」(21歳・福岡県)
「常識を弁えてるかが大事」(26歳・茨城県)
「信頼感が高まる」(29歳・大阪府)
「新鮮感が好きだから」(36歳・兵庫県)
「馴れ馴れしくしないため」(22歳・東京都)
敬語はタメ語に比べて相手との距離を感じるかもしれませんが、マナーや礼儀として欠かせないものですよね。付き合う前となると、まだ関係を構築している最中ですので親しみやすさよりもマナーを重視するのかもしれませんね。
◆「基本敬語、たまにタメ語」の理由
「あまり堅苦しくないから」(回答多数)
「憧れ」(38歳・兵庫県)
「相手の人柄がにじみ出ている」(20歳・徳島県)
「基本は敬語のほうがいいから」(27歳・広島県)
「その人との関係性にもよるが、付き合う前からあまり馴れ馴れしい子は好きになれない」(39歳・東京都)
「付き合うまでお互い本性は出さないと思う。付き合ってから本当の距離を埋めていきたい」(34歳・三重県)
やはり付き合う前は親しみやすさよりもある程度距離感を保ちたい人が多いようです。そんななかで、何気ない瞬間にタメ語が出ると相手の素の部分が垣間見えて嬉しく思う人もいるようです。
◆「半々くらい」の理由
「ほどよい距離感・あまり馴れ馴れしいのは好ましくない」(回答多数)
「徐々に親しくなれれば良い」(35歳・愛知県)
「距離感が縮めるために、少しはタメ口も必要だと思うため」(31歳・兵庫県)
「真面目な場面では敬語で、そうでない場合はタメ語として、使い分けたいから」(22歳・愛媛県)
敬語は距離感を保ち、タメ語は親しみやすさがありますよね。この両方をバランスよく使っていくことでお互いが心地よいと思う距離感を保ったまま親しくなれるのかもしれませんね。
◆「基本タメ語、たまに敬語」の理由
「親近感があるから」(22歳・長野県)
「馴れ馴れしいのが好きじゃないから」(29歳・神奈川県)
「敬語は付き合ってる気が薄れる」(33歳・神奈川県)
「親しい間柄でも礼儀を忘れないでほしいから」(31歳・福岡県)
「ため口もうれしいけど敬語も使えて欲しいから」(36歳・鹿児島県)
やはり付き合うためには親しくなることが欠かせませんよね。とはいえいくら親しいとはいえどやはりマナーも大切。状況などによってはしっかりと敬語も使えてほしいと相手に望む人もいるようです。
◆「最初は敬語、会う回数を重ねるうちにタメ語」の理由
「うれしい」(37歳・大阪府)
「距離を感じるため」(23歳・東京都)
「段階を踏みたいため」(26歳・東京都)
「親密になる過程がわかるから」(27歳・東京都)
「仲良くなった感じがするから」(20歳・千葉県)
「いきなりタメ口は無理」(39歳・滋賀県)
「はじめは、互いに遠慮する方が、長続きしそう」(39歳・愛知県)
初対面でタメ語を使われると、急に馴れ馴れしいと不快に感じる人も少なくありません。まずはしっかりとマナーとして敬語で接しながら距離を縮めていき、相手と打ち解けたタイミングでタメ語に切り替えるのが無難なのかも。
◆「タメ語」の理由
「親しみを感じる・フレンドリーだから」(回答多数)
「自分が敬語で話したくない・敬語が苦手」(回答多数)
「気軽に話しやすい・打ち解けやすいから」(回答多数)
「人の素を引き出せるのがタメ語であると思う。許せる範囲なら全然構わない」(24歳・島根県)
友人関係や恋愛関係ではやはり相手とお互いに素で親しみたいですよね。そうなると付き合う前から敬語を望む人も多くなってくるのかもしれませんね。また、敬語自体が苦手という人も一定数いるようです。
人それぞれ好みやどのように相手と距離を縮めていきたいかという考えの違いから敬語派とタメ語派に分かれているようです。タメ語のほうが好まれる傾向にはありますが、いきなりタメ語というのは相手に馴れ馴れしいという印象を与えるケースが多いのでまずは敬語でスタートするのが無難なのかもしれません。(山口彩楓)