元気になる秘訣はたった4つだけ。落ち込んでるときのリカバリー法

【元気になる秘訣はたった4つだけ。落ち込んでるときのリカバリー法】


女性

 

仕事の失敗や人間関係のトラブルで気分が落ち込んでしまったとき、あなたはどのようにリカバリーしますか?
もしかしたら、問題の解決のために頭を働かせることに注力しすぎて、そもそも自分の気持ちを持ち直すことに意識が向いていない人もいるかもしれません。そこで今回は、落ち込んだ気持ちのリカバリー法を心理学的な観点から考えていきます。

 

■あれこれ考えるのを一時停止させる

落ちこんだときに最初にやるべきは、思考を停止させることです。これが一番難しいのですが、だからこそ一番心に留めおいてほしいアクションです。落ち込んだ状態であれこれ考えても、何も建設的な発想は浮かんできません。それどころか、自分がいかにダメな人間なのかということばかりに目がいってしまいます。その状態が続くと、心理学においては、アパシー(無気力)状態になってしまいます。リカバリーのためには、まず考えることをやめましょう。

 

■好きなものだけを見て、好きなことだけをする

落ちこんでいる状態は、自分の心がエネルギー不足になっている状態だと例えられます。そんなときに必要なのは、自分自身を喜ばせて心に活気を満ちさせることです。そのために必要なのは、好きなものだけを見て、好きなことだけをするのに尽きます。人間は、心理的にネガティブになると認知の歪みが生じて、マイナスなことだけを選択的に抽出してしまうとされます。それを修正するためには、自分の好きなものだけで自分を固めることが大切です。そうしてリカバリーの土台を作りましょう。

 

■自分の味方や仲間になってくれる人とだけ関わる

落ちこむ原因の8割は、人間関係からやってくるとされます。そのため、落ち込んだ原因となった人と関りを持ち続けたり、自分に厳しい人と接していると、いつまでもメンタルが回復しません。そのため、関わる人間関係も精査しましょう。完全にリカバリーするまでは、自分の味方や仲間といった、自分をうんと甘やかしてくれる人とだけ関わるようにしましょう。自分が許された存在であるという心理状態をつくることで、自然と心の自浄作用が働き、立ち直っていけるはずです。

 

■まったく違う土地や環境へと旅してみる

もしも、それでもいつまでも心が晴れないと感じるのなら、今の場所から離れてまったく違う土地や環境へと旅行してみましょう。アメリカの心理学者ウェグナーのシロクマ実験によると、人間の心理には思い出したくないことや失敗など考えたくないことを思えば思うほど、そのことで頭がいっぱいになってしまう傾向があるようです。これを心理学では、皮肉過程理論と言います。その状態から脱却するのに一番簡単かつ効果的な方法は、自分の周囲をガラリと変えること、つまり旅行なのです。そうすることで、さまざまな気づきも得られるはず。

 

落ちこんだ時に大切なのは、無理して元気になろうとしないことです。頑張り屋の人ほど、何とか立ち直ろうと自分を鼓舞して、逆に無気力になってしまう傾向があるようです。心理学において、鬱はよく心の風邪だと表現されますが、心が弱っているときは休めてあげるに限ります。そこに檄を飛ばすと余計に悪化してしまいます。自分の心に素直になることが非常に大事なことなのです。

(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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