職場で、学校で「正直したくない」プライベートな話題は?
仕事の休憩時間や学校の放課後におしゃべりをする時間って息抜きになりますよね。仕事や授業では分からなかった一面が見られて親しみを感じることもしばしば。一方で、「え、そんなにプライベートなことまで聞く!?」というくらい深い質問をされて戸惑った方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、10代~50代の女性を対象に「プライベートな話を聞かれて嫌だった経験」についてアンケート調査を実施! その結果をご紹介します。
「プライベートな話を聞かれるのに抵抗がある」人は5割
まずは、「職場で同僚や上司からプライベートな話を聞かれることに抵抗があるかどうか」について質問。その結果、「ある」と答えたのが51%、「ない」と答えたのが49%で、ほぼ半分ずつという結果になりました。
どこまで聞いて良いのかは、完全にその人によるといっても良さそう。相手がどっちのタイプかは、反応や会話の内容を見ながら見極める必要がありそうですね。
「こんなことを聞かれて嫌だった」体験 5選
お次は、実際に「こんなことを聞かれて嫌だった」と感じた体験についてお話を聞かせてもらいました。特に多かったものから順にご紹介します。
■恋愛
「彼氏いるのか?どんな人?どこで出会ったの?なんの仕事してるの?…など。聞かれた以上答えないわけにもいかないけど言いたくなかった」(26歳・契約社員)
「何で彼氏がいないのか、結婚してないのは何故か聞かれた」(25歳・フリーター)
「恋人の話を振られる」(21歳・公務員)
「結婚しないの?と呆れられたこと」(56歳・パート)
恋愛って生活の中でも特にプライベートな部分ですよね。彼氏について根ほり深ほり聞かれるのは怖いし、「なんでそんなに知りたいの…?」と純粋に怖くなってしまいそう。また、なぜ結婚をしないのか聞かれて嫌だったという声が多く寄せられました。結婚をするかや交際をするかは個人の問題なんだからほっといて!と言いたくなりますよね。
■休日の過ごし方について聞かれる
「休みの日はどうしてるの?とか聞かれるのは嫌だ」(47歳・専業主婦)
「土日はなにしてたの?や休みを取るために理由を事細かに説明しなければならないのは嫌です。プライベートは仕事に関係のないことなので、詳細を説明する義務はないと感じます」(25歳・会社員)
「『日曜日●●(地名)のショッピングセンターにいたよね?』と言われたのは偶然だとしても怖かった 」(26歳・無職)
「有給使ったときにどこ行ったのか聞かれた」(27歳・会社員)
相手からしたらただの興味本位かもしれませんが、休日の過ごし方を話すのに抵抗を感じる人も多いようです。場合によっては生活スタイルがわかってしまう場合もあるので、気をつけたいところ。また、「有給の使い方」について聞かれたという方も複数いらっしゃいました。ちなみに、本来有給の申請に理由は必要ないそうです。
■家族のこと
「家族の事」(回答多数)
「若くして結婚、出産し、3人とも自分の子なのに『子ども大きいから連れ子だと思った』と言われたこと」(32歳・公務員)
家族のことについて聞かれると、正直困ってしまうという方も多いのではないでしょうか。両親やパートナー、子どものプライバシーがあるため、細かいことはなるべく話したくないと考えている方も多いようです。また、自分の家族についてあれこれ言われるのも嫌ですよね。普段の会話の流れで余計なことを言っていないか、心当たりのある方は注意をしたほうがよさそう。
■性的なことについて
「エッチ関連の話を振られるのは嫌だ」(29歳・会社員)
「エッチ関係の話を聞いてくる」(29歳・主婦)
「前回に男性との行いがあったのはいつか?と、飲み会の時に聞かれた」(26歳・主婦)
これは完全にセクハラですね。親しい友達が相手でも話していいかどうか躊躇する話題なのに、同僚や上司に聞かれたらとてつもない嫌悪感を感じそう。一般的にセクハラというと男性から女性に対してするイメージがあるかもしれませんが、女性から男性にする場合はもちろんのこと、同性間でもセクハラは成立するため、発言には十分気を配る必要がありそうです。
■生活について聞かれる
「生活ぶりについて聞かれること」(55歳・会社員)
「個人情報」(54歳・その他)
「家で何してるの?とか、趣味に関することは一番困る」(36歳・フリーター)
「誰と住んでいるのか聞かれる」(47歳・専業主婦)
「プライバシーって知ってます?」と言いたくなるぐらい、細かいことまで聞いてくる人も。ちなみに私は、職場ではありませんが、地元を歩いていた時に「あなたどこの方? 家はどこ?」と聞かれたことが何度かあります(怖すぎます)。趣味に関する話題も、話の種として歓迎する人がいる一方で嫌だと感じる人がいることも事実。「あまり聞かれたくなさそうだな…」と感じたらそっと話題を取り下げることも必要になってきそうです。
ついつい盛り上がって聞いてしまいそうな質問も、人によっては不快に感じることも。仲を深めることも大切ですが、相手との距離感を考えた上で反応を見ながら話題を振っていくと良さそうです。(平田真碧)
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