LINEが返ってこない、態度が冷たい、口をきいてくれないなど、彼が怒っているサインを感じると、不安でいっぱいになりますよね。そこで今回は、彼氏を怒らせてしまった時にどのように対処すれば良いか、仲直りのための具体的なステップ、そしてふたりの関係をより深めるためのヒントを20~30代男性に調査! 徹底解説します。
彼氏を怒らせた…原因は?
まずは、彼女に対して怒ったことがある男性に、その原因を聞いてみました。
1.価値観の違い
- 「価値観の違い」(回答多数)
- 「お金の使い方」(回答多数)
- 「意見の不一致」(39歳・会社員)
2.裏切ること
- 「浮気や裏切り」(33歳・無職)
- 「約束破り」(28歳・パート)
3.雑な対応
- 「適当に返される。こっちの話を聞かずに自分ばっかりしゃべる」(25歳・パート)
- 「謝罪がない」(21歳・学生)
4.生活面
- 「部屋が汚い」(26歳・学生)
- 「家事をサボる」(29歳・会社員)
5.過度な束縛
- 「行動制限される」(29歳・公務員)
- 「自分の携帯を勝手に見られた」(38歳・会社員)
彼氏が怒っているときのサイン
続いて、怒っているときどんなサインを出すか、男性たちに聞いてみました。
1.口数が少なくなる
- 「しゃべらなくなる」(25歳・その他の職業)
- 「無視する」(37歳・その他の職業)
- 「無口になる」(23歳・派遣社員)
2.笑わない
- 「笑顔がない」(35歳・公務員)
- 「表情が暗い」(24歳・派遣社員)
3.冷たい態度
- 「少し冷たい態度になる」(20歳・学生)
- 「声のトーンが下がる」(21歳・学生)
4.彼女の優先順位が下がる
- 「趣味や友人を優先する」(23歳・無職)
- 「自分の時間を過ごす」(35歳・公務員)
わかりやすい怒りサインが並びました。普段たくさん話す彼の口数が減ったら要注意! 知らず知らずのうちに、何か怒らせてしまっているのかも。
どうしたらスムーズに仲直りできる?
続いて、怒っているときに彼女がどのように謝ったら解決すると思うか、男性たちに聞きました。
1.正直に謝る
- 「ごめんねと謝罪する」(25歳・会社員)
- 「言い訳をしない」(27歳・パート)
- 「誠実に謝る」(27歳・パート)
2.話し合う
- 「話し合いをする」(28歳・無職)
- 「相談し合える関係を作る」(27歳・会社員)
3.相手の気持ちを考える
- 「相手の気持ちにしっかりと寄りそう」(25歳・会社員)
- 「“ごめんね”の前に“~だったね”と相手の気持ちに寄り添う」(23歳・無職)
4.原因を理解する
- 「原因に対して次はどのように対処するのかを話し合って許す」(32歳・無職)
- 「何に対して怒っていたのかちゃんと理解する」(25歳・会社員)
とにかく素直に謝ること。これが一番です。あとは、ただ謝るだけではなく、怒らせてしまった原因を理解し今後どうするかまで話せると信頼度も上がりそう!
仲が深まる仲直りの仕方
最後に、「ケンカの後に仲直りするための心理テクニック」を、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.まずは関係修復のための要点をまとめる
仲直りの際には、どうしてもくどくどと言い訳や理由を言ってしまいがち。でも、実は逆効果だといえます。フローニンゲン大学のスぺイル博士は、長いよりも短いメッセージのほうが説明に力を発揮すると結論づけました。これはスピーチや演説などにも当てはまる現象で、支持される人ほど“メッセージが簡潔”です。そのため、相手と仲直りしようとする際は、グダグダにならないように要点をまとめてから伝えましょう。
2.直接会って感情を吐き出させる
もしもあなたが素直に謝るのが難しい場合は、相手に感情を吐き出させるように意識してみましょう。テキサス大学のジェームズ・ペネベーカー博士は、不満などのネガティブな“感情を吐き出させる”と、約49%の人はそれだけですっきりしてしまうという研究結果を発表しています。結果的に問題自体は何も解決していなくても、自分の意見・不満を吐き出すだけで、不満自体が和らぐ場合が多いのです。そのため、相手にとって何が嫌だったか、どこにムカついたのかなどをヒアリングしてみましょう。あなたはただ聞いているだけでOK。会話を終えたあと、相手はスッキリしているはずです。
3.相手にも罪悪感を持ってもらう
心理学者カニンガムは、相手の援助行動(助けたい、力になりたい、譲りたいというアクション)を引き出すには気持ちいい感情のときがいいと発見しました。しかし、その快感情とベクトルが正反対の“罪悪感”を抱いている状態でも援助行動に対して積極的になると結論づけました。ケンカの後は誰でも不愉快なものです。そして、そんな感情のときは、なかなか関係を修復するきっかけがつかめませんよね。そこで、相手に罪悪感をもってもらいましょう。やり方は簡単。傷ついた、悲しいといった言葉や表情を見せるだけ。そうすれば、「自分も悪かったんだ」と、相手に罪悪感を持たせることができ仲直りのきっかけをつかみやすくなるはずです。
4.どんなにケンカしても“信頼”関係は外さない
ケンカをした後に仲直りをする、そのために一番大切なことは何といっても「信頼」です。心理学には“予言の自己実現”という言葉があり、自分の思い込みが現実のものとなってしまう効果を指します。そのため「もうこの人とはやりなおせない」、「自分たちは相性が悪いんだ」と思い込むと、それが実際に現実のものとなり、仲直りどころか関係が破たんしてしまうことも考えられます。そのため、「ケンカはしたけど本当は相性いいんだ」と思えるくらい、相手(可能ならお互い)を信じる気持ちが大切なのです。
【まとめ】
もし彼を怒らせてしまったら仲直りの方法やその後の態度が大切。その後のふたりの関係性を大きく左右します。素直な意見をぶつけるケンカそのものは悪いことではないので、長くいい関係を築くためにも、ケンカのあとのフォローを大切にしてみてくださいね。