キスで口臭が気になった人は4割!口臭対策に有効な方法は?

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キスするときに口臭が気になる…という経験をしたことがある人もいると思います。食後のタイミングなどだと、「臭いと思われないかな」と不安で、キスに集中できないという人もいるかもしれませんね。今回はキスで口臭が気になった人の割合やそのタイミングを調査しました。また、口臭の原因や、日頃からできる口臭対策もご紹介します。

キスをするとき、口臭が気になったことはある?

まずは、キスをするとき相手の口臭が気になったことがあるか、20~30代女性200人に聞いてみました。

(アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査)

Q.キスをするとき、相手の口臭が気になったことはありますか?

ある…80人(40%)
ない…120人(60%)

気になったことがあるのは4割! 普段の会話くらいの距離では気にならなくても、キスだと気づいてしまうこともありますよね。口臭が気になるとキスが楽しめない可能性もあるのでお互いに気をつけたいですね。

キスの口臭が気になったタイミング

ではどのようなタイミングでのキスは、口臭が気になりやすいのでしょうか。相手の口臭が気になるタイミングについて20~30代の女性に聞いてみました。

1.普段からずっと

  • 「いつも臭い」(22歳・その他の職業)
  • 「ずっと臭う」(23歳・パート・アルバイト)

タイミングなどは関係なく、普段からずっと相手の臭いが気になるという意見がありました。なかなか指摘しづらいのもつらいところですね…。

2.朝起きてすぐ

  • 「寝起き」(回答多数)
  • 「お泊まりをした次の日の朝」(回答多数)
  • 「朝起きたて」(39歳・会社勤務)

寝る前にきちんと歯磨きをしていても、寝起きの息って臭いやすいですよね。口が乾燥していると臭いやすいため、寝る前に水を飲む習慣をつけるのも◎。

3.食事のあと

  • 「食事のあと」(回答多数)
  • 「ラーメンを食べた直後」(30歳・専業主婦)
  • 「ニンニク料理をたべた日」(25歳・会社勤務)

臭いの強い食事のあとも口臭が気になりやすいです。特にニンニクが入っているラーメンや焼き肉のあとは要注意!

4.お酒を飲んだあと

  • 「アルコールを飲んだあと」(28歳・その他の職業)

お酒のあとも口からお酒の臭いがしがち。お互いに飲んでいても、やはり少し気になってしまいますよね。

他には「疲れているとき」などに口臭が気になったという意見がありました。

キスするときは要注意!口臭の原因

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そもそも、どうして口臭が発生してしまうのでしょうか。まつおか歯科医院の副院長・松岡夏紀医師に聞いてみました。

1.雑菌の繁殖

まず、口臭の主な原因は雑菌の繁殖。口腔内には、いい菌と、反対に口臭の原因となる菌が共存しています。細菌や細菌の死骸をそのまま放置していると、いい菌と悪い菌のバランスが崩れ臭いが発生します。

2.食べかすが残っている

口臭の原因の多くは、歯磨きの磨き残しによるもの。食べたものが口の中に残っていると、その食べかすも口臭に直結。どうして食べかすが臭いの原因になるのかというと、これも上記で述べたように細菌が繁殖するため。食事後は歯磨きなど、できるだけケアする習慣をつけて!

3.口の乾き

「緊張時は口が乾いて口臭がキツくなる」ということを聞いたことがあるはず。一見、口の乾きは口臭に結びつきづらそうですが、口の乾きも口臭の原因のひとつ。というのも、唾液量が減ると口臭が発生しやすく、しかも乾燥する時季は肌も乾燥しているし体全体の水分量もグッと下がり、臭いもキツくなりやすい状態に。さらに一日の中では朝が特に乾燥しがちなので、部屋を保湿したりマスクをつけたり、肌同様に口の中もうるおすことが大事。

4.食事や飲み物によるもの

代表的なものといえばニンニクなど、食べ物の臭いが胃からやってくる場合も。また、コーヒーには口が乾く成分が入っており、独特な香りと口臭が混じって臭いやすいのです。さらに、一見臭いを消してリフレッシュしてくれそうなガムにも、口が乾く成分が入っているのでガムを吐き出した瞬間から口が乾きニオってくる、なんてことも。

5.舌の汚れ

舌の状態は健康状態を指し示す指標。白っぽい見た目の状態は、食べかすや細菌の死骸が舌にこびりついている証拠。何度も繰り返しますが、雑菌は口臭の原因です。舌が白っぽく汚れていたら、舌専用のブラシで優しくブラッシングして汚れをオフしましょう。

6.疲れや体調不良

実は、疲れが溜まっていたり体調を崩しているときに口臭がキツくなりやすい傾向が。体調を崩していたり、睡眠不足などの疲れが溜まっていたりすると免疫のバランスが崩れ、臭いの原因となる口腔内の悪い菌が優位になります。実は妊婦さんも歯周病になりやすく、その理由も同様。

7.歯周病などによる病的な理由

歯茎が腫れたり、血が出たり、自分の口臭同様に歯周病もかなり気づきにくいのが厄介。歯茎から血が出たり、歯がグラグラしたり、そのままにしておくと口臭がキツくなり、そのまま放置していると最終的に歯を抜かなければいけないという最悪の状況に。そうならないためにも検診はマスト!

8.加齢によるもの

年齢とともに生理的に大人になればなるほど口臭は臭いやすいのも事実。加齢臭があるように、口の中も30代以降臭いやすくなってきます。

口臭対策に効果的な5つのこと

最後に、日頃からできる口臭対策をご紹介。こちらも、まつおか歯科医院の副院長・松岡夏紀医師に聞いてみました。

1.舌のブラッシング

舌の汚れを落とすだけでも口臭はかなり改善できます。ただ、歯磨きのついでに歯ブラシでそのま舌ブラッシングするのは舌を傷つけてしまうのでNG。舌はかなりデリケートなので、やわらかいブラシや舌専用のアイテムを使ってやさしく汚れをオフするのが鉄則です。

2.サプリやタブレットを服用

口腔内の細菌のバランスを保ってくれる成分「ロイテリ菌」を配合したタブレットやサプリも登場。なめるだけで口臭を改善してくれるので楽にケアできるのもポイント。

3.月に1度の歯のクリーニング

歯石をそのままにしていると細菌のバランスが崩れて口臭の原因に。実際に落としきれなかった歯垢を歯石をクリアにしたことで、口臭がなくなったという声も。

4.唾液マッサージ

こめかみのやや下を気持ちいい程度にグッと押すと唾液の分泌を高めることができます。この「唾液マッサージ」を食事前に行うと、食事中の唾液の分泌が高まるので臭いづらくなります。

【まとめ】

キスで口臭が気になったことがある人は4割と、かなり多い結果となりました。今回は女性側の調査結果でしたが、相手も同じように感じている可能性もあります。キスで幻滅されないように、口臭対策に力を入れたいですね!