「ねずみ」じゃないよ!音で聞けばおなじみの「舅」読める?
生まれてからずっと日本語を使っていても、読めそうで読めない漢字というのはまだまだたくさんあるものです。音で聞けば誰もが知っている言葉なのに、漢字で書くと読めなくなってしまう言葉もありますよね。
たとえば、帰宅後の習慣にしている人も多い「嗽」とか。
睡眠不足だとついやってしまう「欠伸」や「転寝」とか。
ある食べ物を指す「御強」や「無花果」などなど。
そんな、読めそうで読めない日本語クイズ。本日のお題はこちらです。
「舅」。たった一文字のシンプルなこの日本語。なんと読むのか、あなたには分かりますか?
字の形からなんとなく「ネズミ」と読んだ方。……残念ながら不正解! ネズミは「鼠」という漢字で、似ているけどちょっと違います。
では、なんと読むのが正解なのでしょう? ヒントとして、言葉の意味を調べてみました。小学館デジタル大辞泉によると、「舅」の意味は次のとおりです。
「夫または妻の父」
結婚相手の父親、つまり義理のお父さんのことを指す日本語なのですね。お義父さんのことを別の言葉でなんと呼ぶかを考えれば、正解が見えてきます。
さて、もうお分かりでしょうか? では正解を見てみましょう、こちらです!
「舅」の読み方は、「しゅうと」でした。
ちなみに結婚相手の母親を指す「姑(しゅうとめ)」という字も、同じく「しゅうと」と読む場合があります。
デジタル大辞泉によると、「舅」や「姑」は本人以外と会話するときに使う言葉です。本人に直接呼びかける場合にはふさわしくない言葉ですので、結婚相手のお父さん・お母さんに呼びかけるときは、くれぐれも「おしゅうとさん」なんて言わないよう気をつけましょう!
日本語クイズは毎朝6時に更新中です♪ 明日もぜひ遊びに来てくださいね。
(豊島オリカ)