「中る」読めたらスゴイ! 「なかる」は間違いですよ
知っている単語でも、漢字になると急に読めなくなるものってありますよね。読めそうなのに読めない、この現象に名前を付けたくなることも多いはず。
今回は、送り仮名が「る」シリーズです。たとえば「蔓延る」「迸る」「謙る」「肖る」「競る」などなど、みなさん読めましたか?
本日のお題はこちら。
「なかる」と読んでしまいがちなこの漢字。みなさん絶対に1度は使ったことのある言葉ですが、読めましたか?
「なか」に惑わされないことがポイントです!
ここからはヒントです。
「中る」という言葉、実は様々な用途で使うことができるんです。
例えば、宝くじが当選したとき。きっと「中った!」と喜ぶはずです。
また、ボールが友達の方に飛んでいくとき。「危ない中るよ!」と叫ぶのでは?
……そろそろ分かってきましたか? そう、日常でよく使うあの言葉です。正解発表です!
「あたる」。
みなさんご存知の「当たる」と書くほうが一般的によく使われています。
様々な意味があるということで、デジタル大辞泉(小学館)に掲載されている意味を改めて見ていきましょう。
1.物事や人が直面、接触する。
2.物事がその状態である。相当する。
3.物事がふさわしい状態になる。ねらいや希望などにあてはまる。
4.物事に探りを入れる。ようすを見る。確かめてみる。
5.受けとめる。担当する。
6.身体などにぐあいの悪い触れ方をする。
7.…するに及ばない。
8.何かを行う時・場合になる。
9.野球で、打者がよくヒットを打つ。
10.釣りで、釣り針のえさに魚が食いついた感触がある。
11.サッカーなどで、ゴールキーパーが敵のシュートをよく防ぐ。
12.ひげなどを、する。
なにげなく日々さまざまなことに使う「あたる」ですが、改めて列挙されるとこんなにも意味があるなんて知らなかった……!という方も多いのではないでしょうか。
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