よく見かける日本語なのにじつは読み方を知らないことって、結構ありますよね。
たとえば、スポーツで見かける「惜敗」や「定石」。
街で見かける「定礎」や「帆布」。
ビジネスメールで見かける「何卒」や「生憎」……など、読めそうで意外と読めない日本語があなたにもあるのでは?
そんな「読めそうで読めない日本語クイズ」。本日のお題はこちらです。
「甚平」。夏が近づくと衣料品売り場に登場し、お祭りの場などでも見かける機会が増えるこの日本語ですが、あなたはちゃんと読めますか?
「甚平」が指しているのはリラックスした雰囲気の和装の衣服。男性が着ることが多く、主に部屋着として使われています。
夏祭りのときなど、浴衣と並んで外で見かけることも多いですよね。
さて、もう分かりましたね? では正解を見てみましょう。
「甚平」の読み方は……そう、「じんべい」です!
「甚平(じんべい)」は、「甚兵衛(じんべえ)」や「じんべ」とも呼ばれています。
ひざ丈で袖口が広いので、風を通しやすく涼しいのが特徴です。布地にも、麻や木綿など涼しさを感じやすい素材が使われていますよね。
そんなふうに、今ではすっかり夏の風物詩となった感のある甚平ですが、もともとは綿の入った衣服で、防寒着として使われていました。(出典:小学館デジタル大辞泉)
意外なことに、甚平は昔、冬に着るものだったんですね。
日本語クイズは毎朝6時ごろ更新です。明日も遊びに来てくださいね♪
(豊島オリカ)