こんな人は孤立する!友達にいやな思いをさせないためのポイント
あなたの周りで孤立している人はいますか? 確かに仲間外れをしたり孤立化させるのは問題ですが、もしかしたら、ハブられる側にも何らかの原因があるのかも……。そうならないためにも、人間関係におけるトラブルを回避するために、押さえておくべきことをチェックしておきたいもの。そこで今回は、友達にいやな思いをさせないためのポイントをご紹介いたします。
■失敗しそうでも言い訳をしないこと
人は失敗をすると、多かれ少なかれプライドが傷つくもの。だから言い訳をしてしまうわけですが、実は心理学的に見ると、事前に言い訳をしたり先に謝罪するのは、対人関係においてはマイナスなのです。これを心理学ではセルフ・ハンディキャッピングと言います。言い訳するという行為は、その後の失敗で自分の評価が傷つかないように、事前に予防する心理的防衛システムの働きとも言えます。しかし、初期段階からこのようにネガティブなことを言うのは、やる気のなさや努力の出し惜しみという印象を周囲に与え、自分に不利な状況、つまり孤立化を生む原因にもなりかねないのです。
■他人と自分を比べるような話をしないこと
何を選んでいいのか分からないときというのは、自分の選択が正しいかどうか何かと比較したくなりますよね。これは人間関係においても同様で、同じような集団の中で自分がどの位置にいるか比較して、正確に評価したくなる欲求が芽生えてしまうとされます。これを社会的比較理論と言います。人は常に誰かと比べなければ、安心できないという心理があるのかもしれません。しかし、それを周囲の人たちの前でやってしまうと、確実に孤立化してしまいます。相手もあなたと同じように、自分の優位性を確認したいからです。心で思っていたとしても、口に出すことは避けたほうが無難でしょう。
■第一印象で悪印象を持たれないようにすること
第一印象は、人間関係を左右します。友人との関係にとどまらず、仕事においても相手に好印象を与えることは非常に重要です。しかも実は、第一印象はその場限りでなく、のちのちまであなたの評価やイメージに大きな影響を与えます。これを心理学においては初頭効果と言います。そのため、初対面の相手と接するのが苦手だとしても、なるべく自分をよく見せる努力をすることは大切なのです。それを怠ると、この人はこういう性格なんだとレッテルを貼られ、場合によっては孤立化してしまう恐れも……。
■自分の身体的なしぐさやポーズに気をつけること
無くて七癖とはよく言われますが、場合によってはそれが相手に不快感を与える可能性もあります。特に身体的なしぐさやポーズは、自分では意識していなくても相手にさまざまな印象を与えてしまうのです。特に、腕組みをするのは相手を拒絶するというポージングになります。これを心理学では、クローズドポジションと言います。他にも、貧乏ゆすりなどもこれに当たります。自分では意図せず相手に不快な思いをさせ、結果的に孤立化してしまうなんて寂しいこと。自分のしぐさには気をつけましょう。
人間社会の中で生きていくには、ある程度の図太さも必要な要素。図太さとは、精神的な強さと言い換えることもできます。周囲の意見に左右されず自分の想いを貫ける強さは、なかなか持つことができませんよね。でも、場合によってはそれが和を乱す場合もあります。あまりに自分勝手な生き方をしていると、孤立してしまう恐れも。適度に協調性を持ちつつも、自分の意見を通す姿勢が理想的なのかもしれません。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。
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