「什器」って読める?意味わかる?
見かけたことがある単語なのに、なんとなく適当に読んでいて実は正しい読み方を知らない漢字って世の中にたくさんありますよね。
たとえばバッグでよく見る「帆布」。
カレンダーで見かける「赤口」や「友引」。
お中元を買ったときなどにつけるか聞かれる「熨斗」などなど。
今日はアルバイトの求人情報誌やら、仕事の上で何かと目にするこちらの漢字を出題。
「什器」って、読めますか?
デジタル大辞泉(小学館)によると意味はこちら。
「日常使用する器具・家具類。什物 (じゅうぶつ) 。什具。」
これだけ見ると非常にざっくりとしており「日常する器具ってつまりどこからどこまで……?」と思うかと思いますが、現在では一般的にお店での陳列棚などを指して使われることが多い言葉です。
(たとえばこんな感じ。)
こういった陳列棚全般を「店舗什器」と呼ぶことが多いです。
さて、この「什器」。「什」という漢字に見覚えがないので一瞬よくわからなくなるものの、読み方は案外シンプルです。
そう、正解は……コチラ!
「じゅうき」です。
「什」はただにんべんがついただけで、読み方は私たちが読み慣れた「じゅう」。
ちなみに「什」は大辞泉によると以下の3つの意味を持っています。
「1. 軍や隣組の組織で、十人一組の単位。
2. ふだん用いる器物。
3. 一〇編でひとまとまりの詩歌。詩編。」
他ふたつは「十」に関わるものですが、「什器」にまつわる「什」のみ突然意味が違っています。改めて言葉って不思議なもの……。
CanCam.jpの漢字クイズは毎朝6時の更新です。明日もお楽しみに!