積極的な性格になるための4つの心理テクニック

積極的な性格になるには「早口で喋る」のがポイント!?


女性

せっかくのチャンス到来なのに、思い切ったアクションをとることができない……そんな経験はありませんか? あまりガツガツし過ぎなのも問題ですが、引っ込み思案でいると損をしてしまうことも少なくありません。どうすればもっとポジティブでいられるのでしょう。そこで今回は、「積極的になるための心理テクニック」をご紹介いたします。

■早口で話すことで積極性が身につく

人とコミュニケーションをとるとき、あなたはゆっくり丁寧に話しますか? それとも早口で話すタイプですか?
南ジョージア大学のステファン・スミス博士は、1分間に180単語話すよりも220単語話したほうが相手に信頼されやすいというデータを発表しています。これは、言葉に熱意が入っていると感じられることがその原因だとされました。情熱的な姿勢が早口にさせるという結果が得られたのです。そこで、もしもあなたが積極的になりたいなら、なるべく早口で話すようにしてみましょう。きっと、あなたが熱意ある人だと周囲から認識され、あなた自身もだんだんと前向きになるはず。

 

■プラスの暗示をかけることで積極的な行動が伴う

アリゾナ州立大学のスーザン・ピーターソンは、学生たちにプラスの暗示をかける実験を行いました。プラスの暗示、例えばこの問題は簡単に解ける、といったものをかけた学生は高確率で正解を出したのに対し、マイナスの暗示、おそらく解けないと思うがやってみなさいという暗示をかけたグループの学生は、大半が解けなかったという結果になりました。そのため、失敗が多く自信を失っている人は、自分自身でマイナスの暗示をかけてしまっているのです。そこで、自分にプラスの暗示(「絶対できる!」など)をかければ、行動も積極的になり成果も出せるように。

 

■ピンチをチャンスと考えられるかの重要性

ミラノ大学のP・ケルニー博士の実験によると、危機感やピンチをあおるような内容のパンフレットを配った被験者のほうが、安心させる内容のパンフレットよりも反応が多かったという結果になりました。これを応用すると、ピンチの状態を解消するために積極的なアクションをとる傾向が強くなるため、なるべくピンチをチャンスと捉えるように心がけましょう。自然と積極的な姿勢で物事に接することができるようになるはず。

 

■数の多さを味方につければたやすくポジティブに

イスラエルのヘブライ大学の心理学者ヤコブ・スクルは、対象となる人に対して支援者の数が多い方が、適正、正直さ、チームワークのすべてにおいて、高く評価されたとのこと。これは数は力ということを証明する実験結果となりました。そのため、あなたが何かのミッションや仕事、商談に携わることがある場合は、味方やサンプルをたくさん用意するように心がけましょう。そうすることで、余裕があってモチベーションが高くなり、自ずと積極的になれるはずです。

 

人は手に入らなかったものほど、価値が高いように感じて未練や執着を抱いてしまう心理傾向があります。でも、それを招いてしまう原因は、実は自分自身の消極性によることもしばしば。どうせダメだったとしても、積極的に頑張ったほうが納得がいくというもの。結果を恐れずにアクションを起こすことは、人生を楽しむ上でとても大切なことなのです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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