好感度アップな心理テクニック「ミラーリング効果」って?

【好感度アップな心理テクニック「ミラーリング効果」って?】


女性

 

心理学においては「ミラーリング」という心理テクニックがあります。これは相手と同じ行動を鏡のように真似ることで、好感を持たせることができるというもの。
これを上手に活用すれば、さまざまな場面でプラスになることが少なくありません。そこで今回は、ミラーリングの効果が期待できるシチュエーションをシーン別にご紹介いたします。

 

■特に効果大なのは初対面の相手

ミラーリングを取り入れる上で、最も有効なシチュエーションは初対面の相手と会話をするときだと言えます。初対面の場合は、なかなか自分の心を開くことができず、相手もどこか緊張してしまうシーンが多いと言えます。そこで、相手のしぐさに注目して同じ行動をとるようにしてみましょう。そうすると相手の緊張がほぐれ、昔からの友人のように親しくなれるかも。一気に距離も近づくでしょう。

 

■苦手な相手にも効果的

どうして苦手な人っていますよね。そして、たいていは相手もあなたのことを苦手に感じているんじゃないでしょうか。そんな相手にもミラーリングは有効です。相手の動作を真似ることで、深層心理にシンパシーを感じさせることができます。打ち解けるきっかけが得られたら、これまで苦手だと思っていた相手にもいいところがあると気づけるはずです。

 

■緊張するビジネスシーンでは、会話がスムーズに

営業や商談、打ち合わせなど、緊張感の高まるシーンでは、肩に力が入り過ぎて空回ってしまうこともしばしば。
そんなときもミラーリングを実行してみましょう。
相手はあなたに対して関心を持ちやすくなり、スムーズに会話が進むように。特にお酒の席では非常に有効なテクニックでしょう。

 

■好きな人には

恋愛のシーンにおいては、ファーストインプレッションがとても大切になってきます。もしもお互いが対面できるというシーンまで持ち込むことができたとしたら、ミラーリングを取り入れない手はありません。
相手の動作をさり気なく真似してみましょう。きっとあなたのことが意識に残り、その後にも繋がるはず。印象に残る存在になれれば、恋愛のいいスタートダッシュになるでしょう。

 

ご紹介したように、ミラーリングはさまざまな場面で非常に有効なテクニックだと言えます。しかし、簡単そうに思われますが注意点もあります。それは過度に使ってしまうと、逆効果になってしまうという点です。
あまりにも過剰に真似し過ぎると、相手はバカにされていると感じてしまうという難点も……。
そのため、あくまでもさりげなく取り入れるのがポイントなのです。少しずつ試していって塩梅を探ってみましょう。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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