【女子禁制】男子トイレが青リンゴの香りで充満していたワケ
今回の記事は、CanCam.jp編集部内での何気ない会話の中、男子スタッフの口から出た言葉をきっかけにしたものです。
「高校の男子トイレや男子更衣室って青リンゴの香りで充満してるんですよ」
女子スタッフ一同は「何を言っているんだ……?」という感じでしたが、男子同士はある程度共感を覚える話題らしく、同世代の男性の友人・知人たちにも訊いてみたところ、「確かに」と同意する人がやはり一定数いました。
もちろんそうでないところもあるとは思いますが、理由にピンとくる男子は少なくないようです。
その理由がこれ。
ヘアワックスです。
こちらの「スパイス」シリーズをはじめとして、メンズのヘアワックスには青リンゴの香りのするものが非常にたくさんあるそう。
これを休み時間のトイレや体育の授業終わりの更衣室で使っている男子が多いので、青リンゴの香りが漂いがちだということらしいのです。
しかし、コンビニのお菓子コーナーを見回すと、イチゴ味やブドウ味、梅味なんかが大半を占めています。青リンゴ味のお菓子はそう多くなく、時期によっては1つもないことだって少なくない状況。
なのになぜ、ヘアワックスでだけ青リンゴの香りが主流と言っていいほど採用されているのでしょう?
科学的に「青リンゴの香料がワックスになじみやすい」とか、文化的に「そういう風習が昔からある」とか、何かこれといった事情があるのでしょうか?
■実際に訊いてみた
お話を伺ったのは「スパイス」シリーズを販売するアリミノの担当者の方。素朴すぎる疑問で恐縮しきりだったのですが、とても真摯に回答してくださいました!
アリミノ:アリミノのロングセラー商品にヘアスタイリング剤の「スパイス」シリーズがございます。
発売当時はおそらく業界初の香りで大変話題となりました。
実は青リンゴではなく、「ペアー(洋梨)ミント」の香りとして発売したワックスです。
どうしようあの、本当ごめんなさい、そもそも青リンゴじゃなかった……!
でも多くの人があれを「青リンゴの香り」と認識していて、そういう記述を何度も目にした記憶があるのですが……。
アリミノ:おそらく、美容師さんやエンドユーザーさまの口コミから「青リンゴのワックス」と呼ばれるようになったのかと思われます。黄緑や青色のパッケージが青リンゴを連想させたのかもしれません。
なるほど。それに、両方ともマニアックな部類のフルーツではありますが、洋梨よりは青リンゴのほうがまだ馴染みのあるもの。雰囲気でなんとなく「青リンゴだ」と誤解したまま広まった結果なのかもしれません。
■なんで洋梨にしたの?
「青リンゴじゃなかった」衝撃が落ち着いてきたところで気になり始めたのが、そもそもなぜ洋梨の香りを採用することになったのかということ。お話を伺ったところ、ちゃんと意図があったそうです。
アリミノ:それまで美容室(サロン)業界発のヘアワックスは無香料や微香料がほとんどで、デザインもシンプルなものが多い状況でした。
「スパイス」シリーズはそれらの点についてもこだわりたいという思いから、海外コスメからヒントを得て研究を重ね「ペアーミント」の香りに辿り着きました。
それ以降、他社製品でもフルーツ系の香りのスタイリング剤が増えたように感じております。
なるほど、元々はあまり香りをつけたワックスがなかった、そこにあえて香りをつけようとなったときに海外コスメからヒントを得てペアーミントが選ばれたと。海外なら日本より洋梨が身近なところもあるでしょうし、納得がいきます。
では最後にもう1つ。今なお主流な青リンゴもとい洋梨の香りですが、逆にお菓子ではよく見かけるイチゴやブドウの香りのするワックスを見かけないのは何か理由があるのでしょうか?
アリミノ:申し訳ございません……分かりません。
わからなかった。この点は追加で調査を続けることにしましょう。
ちなみに新商品のスパイスプレミアムシリーズでは、ペアーミントに加えリンゴ(青リンゴではない)の香りも配合してこれまでよりいっそうジューシィな香りがするそう。
サークルの部室で話すようなざっくばらんな質問でありながら、本当にご丁寧にお返事をくださったアリミノの担当の方、ありがとうございました!
【あわせて読みたい】
※本命彼女と遊びの彼女の違いって?大切にされるポイント&本命度診断テスト
※「彼氏と別れたい!」さりげないLINEでの伝え方から同棲解消テクまで体験談まとめ