社会というのは、いろいろなタイプの人間がいますよね。会社もまさしく同じ。気の合う人から苦手なタイプの人まで、さまざまな人がいると思います。働く環境や人は自分の好みで自由に選べるわけではないため、いろいろな人たちと上手くやっていく必要があります。
特に、上司との関係は働くうえでとっても大切ですよね。人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社の求人情報サイト「エンウィメンズワーク」では、「上司」をテーマにアンケートを行ない、女性480名の「困った上司」についての調査結果をご紹介します。
Q.これまでに「困った上司」のもとで働いたことはありますか?
「困った上司のもとで働いたことがあるか」と質問したところ、困った上司のもとで働いたことがある方は94%と、上司に恵まれなかったと感じている方が圧倒的に多いことが分かりました。どうしても扱いに困ってしまったり、仕事がやりずらいと感じてしまう上司もいるのかもしれませんね。では、いったいどんな上司に困っているのかも聞いてみました。
Q.困った上司のもとで働いたことがある方に伺います。 どのような点で「困った上司」だと感じましたか?(複数回答可)
<全体>
1位 人によって態度が違う 47%
2位 気分に浮き沈みがある 38%
3位 その時々で指示が変わる 33%
<20代>
1位 気分に浮き沈みがある 46%
2位 気分に浮き沈みがある 42%
3位 その時々で指示が変わる 36%
<30代>
1位 人によって態度が違う 48%
2位 気分に浮き沈みがある 36%
3位 その時々で指示が変わる 34%
<40代>
1位 人によって態度が違う 46%
2位 気分に浮き沈みがある 34%
3位 責任感がなく人のせいにする 33%
「困った上司」と感じるポイントのトップ3は「人によって態度が違う」(47%)「気分に浮き沈みがある」 (38%)「その時々で指示がかわる」(33%)と、人やタイミングによって変わりやすい態度が、部下の不信感をつのらせていることが分かりました。人によって態度が違う人、意外に多い気がします……。機嫌によって態度が変わるような感情的な人が上司だと結構キツいですよね。
年代別にみると、特に20代は「気分に浮き沈みがある」(46%)が第1位で突出して高く、40代は第3位に「責任感がなく人のせいにする」(33%)がランクインしていました。自分のミスを部下に押し付けるのはもちろんありえないですが、理想を言えば部下のミスをもかばってくれるくらい頼りがいのある上司でいてほしいものですよね。
Q.「困った上司」との関係を円滑にするために工夫したことは?
「仕事をきっちりとこなす」「挨拶をしっかりとする」「笑顔で対応する」の3つ。どんな人にも挨拶をしっかりとすると不思議と接しやすくなります。笑顔で対応すると、自分の気持ちが上がり、相手に親しみやすさを感じてもらいやすいです。(25歳)
仕事上うまくいかない上司となるべく外で飲みに行ったり、旅行に誘ったりして、その人を理解し、良い関係性を築くように心掛けた。(28歳)
その人の性質やクセを把握し、どうすれば納得してくれやすいかなどを分析して、お礼を忘れず、仕事がスムーズに運ぶように大事な案件は先輩と一緒に進めるなど、工夫した。(35歳)
つかず離れず距離を置きながら、実績を積み上げていくことを考えていました。(43歳)
意外にもみなさんポジティブに困った上司と上手く付き合いつつ、対策をしていることがわかりました。仕事を円滑に進むうえで、無視や拒絶はできないからこそ、前向きに上司と向き合う方が自分のためにもなりそうですよね、ほどよい距離を保つのが最善のようです。
どこにでも困った上司はいると思います。できる限りの解決策をうって、できるだけポジティブに向き合いたいものですね。(松本美保)
情報提供/エン・ジャパン株式会社
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