彼氏とケンカしたときの仲直りのポイント
ケンカすること自体は悪いことではありません。互いをよりよく理解するきっかけとして活かすことができるはずです。だからこそ、仲直りに失敗するとかなりのネガティブな影響があるかもしれません。
そこで今回は、「彼氏とケンカしたときの仲直りのポイント」についてご紹介いたします。
■彼と打ち解けたいなら“50センチの距離”に入り込むべし
距離感は人間関係において非常に重要な要素です。ケンカをすると、お互いの距離がかなり離れてしまいますよね。心理学者のR・K・ケーゲルは、男女の距離感が相手に与える影響を研究しました。その結果、50cmよりも離れると、恋人の距離でなくなり、50センチよりも近づくと恋人の距離になるとされたのです。
ケンカが長続きすると、この50cmの距離がどんどん離れていってしまいます。そのため、仲直りするためには、まず50cmの距離に入るようにしましょう。そうすれば、関係修復も早いでしょう。
■彼の欲求を満たす“感情操作の戦術”とは
ケンカした場合、関係維持のためにはパートナーが何を望んでいるのかを的確に見抜き、その欲求にこたえるように努力することが一番です。そのための方法として、“感情操作の戦術”が挙げられます。
心理学者の斎藤勇氏の著書によると、この戦術は3つに分類され、愛情の深さを切々と伝える「当たって砕けろタクティクス」、相手の好みに合わせて同情心を買う「譲歩タクティクス」、他の異性にあてつけてパートナーを嫉妬させる「嫉妬誘発タクティクス」があるとされます。どれもあまりに多用し過ぎると、逆効果になる恐れもありそうですが、多少取り入れる分には仲直りのスパイスになると言えます。
■相手の心に響く“同調行動”を上手く使って
付き合っているふたりは、同じような考え方や行動パターンを持つ傾向があります。そして、それが上手くいかないときにケンカになるのです。
このように、お互いが相手に合わせる行為を“同調行動”と言い、上手くいっているカップルはこれがちゃんと作用しています。心理学者アッシュによると、相手と自分の考えが一致すると、人は“主観的妥当性”を認めることができ、居心地のいい関係だと感じるとされます。そのため、信頼関係を形成し、彼と自分の共通項を探し出すことがケンカの解決には大切なのです。
■自分から妥協することが問題解決の近道になる
ケンカにおいて「どうでもいいこと」はたくさんあります。そして、どうでもいいことにこだわっていると、問題解決に至らないことも多々あります。アメリカのキャロリン・シャンツ博士の調査によると、言い争いの77%が相手に譲ることで解決できるという結果でした。
データを参照すると、ケンカをした場合は相手に譲ってあげた方が何事も上手くまとまると考えられます。仮に自分は間違っていないと思っても、妥協をした方が仲直りの近道だと言えます。
ちなみに、相手に反論することで言い争いが収まるのは41%、話し合いで解決できる確率は34%という結果が出ています。
もしも相手に関心が無ければ、そもそもケンカにもなりません。でも、ケンカをした後は、なるべく時間をおかずすぐに仲直りすることが大切。いつまでも意地を張っていると、せっかく楽しくできるはずだった時間も台無しになってしまいますからね。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。
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